第55話 勇者を忘れんなよッ!
前回までの勇そうは?
ユースケは記憶を沈め、最後の四天王になった。
そして心の内に隠していたはずの日記を覗き見した不届き者がいた。
それから、お知らせするのが遅くなりましたが外伝のプリ秘めが本編と統合されました。
1章の42話に無理矢理ぶん投げたので、それ以降の話数が繰り上がったり!
連続投稿チャレンジに水を刺してしまう!等の蛮行をしてしまいました。
後から読んだ人は訳分からない状況になってないでしょうか?
本当に申し訳ない事をしたと反省してもりもりしてます。
でも分かって、それで一番被害を被ったのが作者だという事をっっ!!
一様めちゃくちゃ遅いですけど、ここで謝っときますm(;∇;)m ごぺんなさい
……………………………失礼しました新章スタートです。
【タケルの視点に戻りました】
2022年11/18、ちょっと加筆しました。
タケルの異世界日記
行方をくらませた三上勇輔の懸命な捜索は空しくも打ち切られてしまう。
最初は王国人達も尽力していたが2週間経っても手掛かりさえも見つからず、捜索目的が彼等は勇者では有るが騎士・兵士殺しから発端ためなのか僕と違って熱加減や方向性に違いがあるのが分かったのは最近の事だった。
そのため僕たち共、協力は無く最初の軽い事情聴取だけで終わってしまい、勇輔くんに関しては全く情報網に引っ掛からないからなのか早々に捜索の手は終息していき、今では国内だけの手配書に留まっていた。
残された紙の通りに彼が魔界に向かったのなら今は術が無いからだ。
魔界との境界線には両者のバリケード、つまり砦がある。危険な戦争跡地で今も続いている場所だ。両国が睨みを効かせていて容易に関所を過ぎることは出来ないためだ。
それでも三上勇輔を許せない王国は探すのを止めないようで、僕は彼の安否を心配して周りが見えておらずリョウイチに殴って止められるまで他の皆を蔑ろにしてしまっていた事に気付かされたのが昨日のことだ。
分かっているんだ。
確かにっ、勇輔くんが居なくなったのは僕の責任だ!でもそれでも仲間がいない訳じゃない。
勇輔くんは必ずいつか連れ戻す。
そして今の仲間は今まで以上に大事にしなくちゃ成らない。もう誰も失わせない。誰も死なせない!
僕はそう、誓った。
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リョウイチは謂った。
居なくなったツラさも失ったイタみも分かる。でも俺やサキの事、それに他の勇者を忘れんなよッ!
後ろばっか見てないで前を見て俺達を導いてくれ!!
お前は俺達のリーダーだろ?
俺達にはお前がっタケルが必要なんだよ!!
お前にはそれが出来る力があるだろ!?
その言葉と拳で、欠けたピースを探して動き回っては他の事を忘れて幽鬼のようになっていた僕を正気へと取り戻してくれてから数日が過ぎていた。
相変わらず僕の心の隙間には勇輔くんが居なくなってしまった理由と今、何処で何をしているのが気になる自分がいるのは分かっているが、それをムリヤリ忘れるようにして今日も木剣を振るって鍛練に励んでいた。
「素振り止めィ!
5分の休憩、呼吸を整えて心臓を休ませろぉ
何度も言っているが勝手に訓練を続けるな‥‥‥‥いいなぁ?」
赤紫色の髪を風に揺らして鋭い視線を向けて最後に忠告をしているのは今日の僕達の担当でもある【ベリー・メタルカ】さんだ。
そう告げると彼女は城の方に早々と消えて行ってしまう。彼女の担当は大体いつもこんな感じだ。上司に僕達の様子を報告してるのも知れない。メタルカさんは生真面目で仕事熱心だ。
剣や戦いの事になると厳しく容赦がなくなる。
最初は冷たい印象で態度も素っ気なかったが、何時からか訓練にも誠実に真摯に僕達に教えてくれるようになった。
初対面の頃に比べたら態度も柔らかい気がする。
目付きや言葉使いがキツイのは変わらないけど、女の身で男が多く大変な仕事ばかりの王宮や騎士団の酷しい縦社会で出世するには必要な処世術なのかもれない。僕がとやかく言える事じゃない。
みんなの訓練で舞っていた土煙が静まりグラウンドの見晴らしが良くなってきて僕が気持ちも優しくなる、次に青空を見上げていると声が隣から掛けられる。
驚きつつも顔を向けると笑顔の【スタッグ・スミス】くんがいた。
彼は何時もどんな時でも笑顔を絶やさない、そんな彼の笑顔が陰りがちな事に気がつく。僕はスタッグくんにその理由を聞いてみる事にした。
すると金髪碧眼の顔はさっきよりも喜んでいるようだった。
彼と会話しながら思い出す。
あの事件があってから良い意味でも悪い意味でも交流関係は広まった。
勇者同士の輪は広がったが、良いことばかりでもない。
彼等をしっかり支えてリーダーとして導く事が出来るのかな、少しイヤかなり不安だ。
そして城内で働いている人達とも知り合い、仲好くやっている。
身の周りの世話をしてくれるメイドさんや厨房で料理を作っているシェフさん達だ。すれ違う際や、暇な時なんかは軽い挨拶だけに留まらず、話し込む程にはお互いの情報交換も兼ねた交流が続いている。
そして城の警護なんかをしてる騎士さん達とは例の事があってからギスギスするかとも思われたが、どうにか対勇者の構図にならずに済んだ。
特に最近だと、師匠と言うと本人が怒ってしまうので、おおっぴろげにはいわないが【マヤ・テオン】とその仲間達との出会いは大きいように思う。
まだ全員とは会えていないけど、おそらく彼と同じで取っ付き憎いように見えても本当は面倒見の良く心持ちの人なのだろうと予想している。
類は友を呼ぶというし、あながち間違ってもいないと確信していた、何故なら………。
マヤとは親友というよりも年の少し離れた悪い親戚のお兄さんって印象が出来上がってしまっていた。
いつも気怠げで適当にしているようで裏でフォローしていたりする。
彼の他に僕が個人で会っているのは2人。
サキに魔法を教えに派遣されて来た、シスターさんの1人が驚く事に彼のパーティーメンバーだったのは懐かしい話だ。
それが発覚した時のマヤの恥ずかしそうな照れたような顔は彼の印象を一番最初に変えた出来事だ。
そんな彼女の名前は【ロロウ・テオン】ロロウさんはマヤと同じ村の出身で幼馴染みで名前の下の部分は村の事らしく夫婦では無いらしく、こうゆう事はよくあるらしい。
勘違いした時の僕やサキの言葉に満更でも無い反応だったので2人のゴールは近いと思う。陰ながら応援しようとリョウイチとサキで話い合ったほどだ。
それともう1人は宮内にあるマジックアイテムを開発したりしている研究部門の責任者である【エリオット・コー】だ。
彼は27歳なのだが、最初に会った時はもっと年上に見えていた。聞けば何でもメンバーであるマヤを始めとした仲間達の後始末や国のお偉いさんの相手で毎回苦労が絶えず、老け顔になってしまったと笑っていた。
地雷そうなので、深くは突っ込まずにしておいた。
エリオットはマヤが英雄と発覚して城からの召喚の旅の時に赴いた村で出会い、意気投合して仲間になった仲のようで付き合いは10年を越えるらしい。
さらに二人がいるのだが、城には居らず王都で普段は冒険者をして生計を建てているという。
そんな彼らのリーダーであるマヤは巷では《 英雄男爵 》として有名で魔族との最前線でも活躍して武功を納めていて、そのパーティーメンバーが彼ら、《ブレイブ・バローネ》と呼ばれる由縁とか。
その理由は彼が本当に爵位として男爵の位を功績として授かっているからだ。
自分で名乗った訳では無いらしいが何時の間にか、そう呼ばれていたと頬を掻いていた。
考え事をしながら頷いていると話を佳境を迎えつつあった。
殆んど内容は聞いていなかったが、彼が納得したように微笑んでいるので、良心が痛んでしまうが内緒にしてこのまま話をしよう。
おそらく彼は僕に意見を求めているのでは無く、自分の不安部分を誰かに聞いてもらい、不安を消化したかったのだと思うからだ。
誰にでも心配事はある、その手助けにその相手に選ばれれたのならば僕が彼等のリーダーに、少しでもなった意味があるのかもしれない。
笑顔をホクホクさえながら去っていく彼を尻目に僕は立ち上がり深呼吸する。
今日も青空と太陽の光りが眩しい。
太陽が複数あったり地球と違いはあれど、この光景と晴れやかな気持ちは変わらず一緒だ。
歩き出して木剣を掴むと授業の再開を待つのだった。
眷族ーズの名前を募集してもいいんだよ!
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