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第52話 スーパーデリシャスウルトラ合体エンジェル探偵ハイパーゴッド用心棒ネコ賞金バンパイアハンター超めちゃうまチョコ下さいドラゴン魔王



前回までの勇そうは?

魔王城に着いたけど、魔王のペースに乗せられるユースケだった。


        【ユースケ視点】

今回はちょっとだけ長いです。

P.S.今回は勇者の異世界日記はお休みです。

理由としては直近の出来事のため、日記書くヒマがないからです。

2022年9月1日、少し修正しました。


「三上勇輔く~ん?」

自分の名前を呼ばれて動揺する。

それは勇輔の事が知られていると意味するからだ。

どこからだ?どこから漏れた?

魔族領では殺しはしてない、それどころか人の領域でも城を出る際以外では行っ(おこなっ)ていない。おかしい、俺の存在は何処(どこ)から漏れたんだ?

分からない。目の前の男・魔王が余計に恐く(おそろしく)見えてきた。


「どうした?

何で俺のこと、知ってんだ?って目だな~教えてほしい?

ん?ン?ん~??」

おちょくられているのは一目瞭然だとしても、顔と仕草が俺の怒りを再燃させる。

ニヤケ面に、右手で来いよっとチョイチョイと呼ぶようにジェスチャーをしてくる。

さっきまでの戦慄と震えが嘘みたいに怒りで消え失せる。

そして分かってきた。

この余裕ぶりは高い確率で人間側に王国ないしは俺が通ったルート内に内通者、スパイ・裏切り者がいるって事だ!!


「だっ、誰だ?!」


「んン?何が?」


「だから、魔王に与する裏切り者がいるんだろ!

それが誰かって訊いてんだよぉ!!」


「おお~察しがいいねd(^∀^)b

別に教えてもいいけど~~っせっかく戦う感じになってたんだから~!

戦って勝ったら教えてあげるよ(  ̄ー ̄)ノ」


「なっ?

………本当かよ?!嘘じゃね~だろうな?

っいいぜ?いいぜ!

やってやろうじゃね~かよ!最初から此方(こっち)は、そのすもりだったんだ!

魔王(おまえ)をぶっ殺してやる!死ぬ直前に言えんのか試してやるよ?!」


「わぉ!大きく出たね!?強気だ!!

おっと____まぁまぁ怒らない怒らない!

ん___えっ_____確かに___ふむふむ__よし!

いいよっ!オレはユースケ君を殺さないし、逆にユースケ君はオレを殺してもお咎めなし!

ムリなら一撃でもユースケ君が攻撃を当てれたら勝利って事で、褒美・賞品として嘘つかずに教えてあげちゃおう!!

これでどう?___ガチか__OKわかった__よかった!」

言われて周りを見て、怖い顔に睨まれていることに気づく。

会話が抜けたように進んでいくのを不思議に思いながら銅の剣を取り出して強く握る。

どうやら魔法で会話をしているという事が伺い知れる。


「そしたら勝者特典として、ここにいる他の皆もユースケ君には手を出さず帰るのも待ってるから気がね無く王国に情報を持って凱旋出来るね~~」

最初出てきた時の作ったような喋り方とは違い、先ほどからずっと素で喋っているのは分かっているが、何だが、子供の相手をしているみたいだ。

おちょくられているとか、バカにされてるとかは無いのではないかとさえ思えてきた。


「じゃっ、そんな感じで戦おうか!!

けふんけふん汝、覚悟は出来ているかな?哀れなる挑戦者よ!」

そう言いながら両手を顔の辺りの上に広げると、白いマントをバッと取って投げる。


「あ、あーーあぁっ」

そのお遊び、まだやるんだ一々(いちいち)やる気が削がれるんだよな。


「と~う!」

魔王が飛ぶと赤いカーペットが、凹ん(へこん)で床の大理石が露出する。

マジかよ?

ただ、普通にジャンプした風にしか見えなかったぞ!?


「こうなったらイグニッション・ボルト」

魔王がいるこの領に近づけば近づく程、少しの魔力で自分の力、以上の強力な技となっている。

疲れもしなければ、極少量の魔力で通常の技が必殺技のようになるので最初は戸惑ったが今では便利ですらある。

人が丸々入るくらいの大きさの炎の花火が4つから6つは咲き乱れる。

しかし魔王は空中で一回転してから水平に大の字のポーズですり抜けて避わしていく。


「ヽ( ・∀・)ノ┌┛魔王キッーークありゃ?

ヤベベべ!!」

そんなマヌケな声と共に、耳を咄嗟に塞ぎたくなる劈く(つんざく)音を響かせシャンデリアに衝突(ぶつか)り落ちていく。

少しの立ち込めない小さな煙が舞ったあと、そこにはシャンデリアとそのシャンデリアと床の隙間に目を回した魔王がいるのだった。


「へれ~へれ~ほれ~はれ~」

すると魔王に赤い髪のツインテールが階段を降りて近寄って行く。


「ちょっとシャンデリア!?

アンタとフォオが壊したのやっと買い替えたばっかりなんだからっ!

また壊したら許さないから!!」


「えっ?」

抜け出すためにシャンデリアを持ち上げて退()かそうとした魔王は、その手をそっと止める。


「これ以上はキズ付けないように出てきなさいよっ!!」


「そ、それは流石に無理じゃない?ララーシャちゃん(´ε`;)ゞ」


「ン!(*`Д´*)ちゃん付けしないで、(と・く)・に・イ・マ・わぁ!!」

凄まれて冷や汗を掻く魔王と、魔王を叱るあの女とはどんな関係なんだ?!


「ハッハイ!!ララーシャ様ーーー!

このスーパーデリシャスウルトラ合体エンジェル探偵ハイパーゴッド用心棒ネコ賞金バンパイアハンター超めちゃうまチョコ下さいドラゴン魔王なので壊さずにしますです」


「そう?じゃ、頑張ってね~」

後ろ手に振りながらツインテールは元の場所に階段を登っていく。

え?いやいや!ちょっとってかっ、かなり意味分からんかったぞ?

っと、いうか俺の戦いはどうなるんだよ?


「おっおい待てよ!!」


「こりゃ~俺が()るしかね~なッ!」

褐色に獣の耳をした男が短剣を捨てて大剣を2つ背から抜剣する。

俺が魔王城に入った時に壁に穴を開けて落ちてきた男だ。魔族だと思っていたが、どうやら獣人らしい。


「犬?違うな、狼の獣人か?

いきなり何の用だよ?」


「へっ~!

正確には獣人じゃ~ね~んだなコレがァ!

戦おうぜ?」

大剣をプリウス下ろして床に大穴を空ける。


「なんだと?どう言う意味だよ、わんちゃん?」

それに驚いて1歩後退りしてしまうが顔に出さずに挑発を続ける。


「ケっ、悪いが答えられねぇ~個人情報だぁ!立派な人間さまァ!?

さてと、じゃ殺ろうぜ、俺の主人は尻に敷かれてるんでな!

代わりに俺が相手してやるからさ!

ま~あッ、俺はあの人みて~~に甘くねぇぜ?手加減も時間もやらねぇ "5分" だ!」


「あぁ?」


「5分でテメェをあの世送りだってっ言ってんだよ?!」


「ふざんなぁ!犬風情が舐めた口聞いてンじゃね~よ!!」


「言ってろ!始めるぜぇ?」

それを合図にして俺達は同時に走りだしていた。


「蒼燃牙焼・橙炎限火」

「イグニッション・トルネード」







獣の魔族は二振りの平べったい装飾の豪華な大剣を片手ずつに俺と鍔迫り合い斬り交わすのを繰り広げていた。

右手の大剣は青い火を纏ったように燃え上がりビームソードのそれだ、左手の大剣はオレンジ色の火がヘビの頭ように動き回っては俺に噛み付こうとしてくる。

躱す(かわす)のが精一杯だ!

このままじゃ負けるっ、俺の剣は魔法(わざ)を発動する(たび)に溶けてしまう。

駄目になった剣を捨てて、隙を見て前転して場所を確保してから新しい剣、銅の剣を取り出す。

そして右手に聖剣を召喚する。


「《バーンセイバー・クロウ》

イグニッション・ブレイジング!オリャアーーーーーー!!」

天井まで届いた炎の渦は片手だけでは重たく、銅の剣を放り投げて両手で聖剣を操って獣魔族に目掛けて振り下ろす。


「っ!?おいおいおいおい何じゃこりゃ?

バカでけぇ~~じゃね~~~かよ!!くっ、弐刀・両蒼ノ(ほむら)

双大剣に同じ青い炎が纏い、交差させてブレイジングを受け止めているが体勢を崩して床のタイルが皹割れる。


「どした!えっ?辛そうだな?オラ死ねーーーーーー!」


「ぐっぬぬ。はぁはぁはぁはぁ、ふん!(ほざ)いてろーーーーー!

赤炎万剣!!」

顔・体中に力を入れて俺の攻撃を凌い(しのい)でいる。

無数の赤い炎で形作られた(つるぎ)が俺を目指して飛んでくる。


「負ける気がしねぇ~ぜ!《大爆炎刃》×4!!」

聖剣に4つの魔方陣が等間隔で並んで火力を増加させる。


「くっ、ぐはぁ??」

体に怠さ(だるさ)急にが襲い掛かって、驚いていると吐血して動揺する。


「何だ?どうなったんだよ!?何が起こってるんだ?」

たまらず膝をつく。


「お、おい大丈夫かよ?」

獣魔族の炎の攻撃は当たる前に煙のようになって消えると大剣を下げて心配げに近寄ってくる獣魔族の男。


(うるせ)ぇ~~!!冗談じゃねぇ~~!?

イグニッション・バースト

ぐあ!?

うわーーーー!!」

魔法を発動しようとして体が熱くなり、発動は失敗して爆発して俺は直撃して倒れてしまう。


「あっ!?おい??何なんだ?マジで大丈夫か?

何が起こったんだ?狙撃か?」

獣魔族は手を差し伸べようとして周りを見渡すが誰かによる攻撃の痕跡は特に見当たらず頭を左右に動かしている。


「まさかとは思ったが、思いだしたぞ!!!

こやつ秘石(ひせき)を持っておらんのじゃないかの?」

腕を組んで階段をゆっくりと降りてくるキツネ耳の女性が何かを知っているようだ。

そこに金髪と黒髪の女性に助けられて、ようやくシャンデリアから出て来れ(これ)たらしい魔王が肩を回しながら聞き返す。


「うんしょっと、ひせき(・・・)?何ソレ?」


「" 神聖な秘宝(ディバイン・ナイト) "や" 神秘の石(ホーリー・ストーン) "と呼ばれるモノじゃな!

魔界は魔力溜まりが起こりやすい場所なんじゃ、そして魔族はこの土地に長年根付いておる。

結果、魔力は人の土地とは桁違いに強く高くなったのじゃ、つまりここは人には害しかない土地と化しておるのじゃよ!

じゃからここを欲っしておる人族は神の加護が施されておる神聖な秘宝・神秘の石を加工して装備せりゃ魔界では活動出来んのじゃ。それも期限付きじゃけどな!!」


「マジでか!?

それでか!?でも、この状況はマズイよな。

どうしたら助かる?___________んっ了解!急ぐぞっ!!

フォオっお前も、もっと早く言えよな!」


「スマンスマン!!

人間(お主ら)との生活は久しぶりすぎて、すっかり忘れておったわ

其方等(そちら)はどうなのじゃ?」


「碑石?秘石?なんだソレは初めて聞いたぞ?」


「何でよ?知ってなさいよ、最前線(せんそう)で人間と戦り(やり)合った事あるはずでしょうが!?」


「常。識では。無くて。も魔王。軍として。知って。ないと。大変。」


「ワタクシは存じておりましたし、幼き日に御教えしたはずなのですが。」


「そ、そんな~~~!!!」


「ジャックでさえ知ってんのかよ~

又このパターンだな、エマ!

さては子供の頃の座学、ちゃんと聞いてなかったんじゃないか!?」


「ギっギクリ!

座って本を読んだり、話をじっと聞いたりするのは苦手なんだ~~~!!」


「ハハハ~~昔から相変わらずに可愛いな~

オチも着いた事だし。

ん、さてとユースケ君!覚悟は出来てるかな?」

腕を頭の後ろに組んで歩いてくる魔王と黒焦げの俺。

今までの一部始終を半目で見聞きしていた俺に魔王は頭を掴むとそのまま持ち上げて俺を観察しては首を数度傾げながら見ては唸ると、もう1つの手を上げようとする。


俺は心底震える恐怖を隠して覚悟なんか最初から出来てる訳ないだろと言おうとして身体は、おろか口すら動かせない事に気付き、心中で毒づくしかなかった。






本人()は錯覚していたんだ。

最初、魔族領に入った時に感じた違和感は慌ただしい3ヶ月の間で身体に適応・順応したと思い込み、それを後押しするように体に不調は起きなかったからだ。

しかしそれは勘違いでしか無く答えは身体の限界として表に露になる。

床に落ちていた聖剣が勝手に浮かび上がり暴走を始める。

俺の聖剣やスキル(ユニークスキル)を使うためには魔力がいる。空気中に発生している魔力は勿論のこと、俺自身の魔力も必要なのだ。なのし今は聖剣が空気中の魔力を糧に吸収して活動を行っている。

その所為なのか俺の身体には更に負荷が襲ってくる。


暴発によるスキルの多発動と聖剣の稼働は俺をどうしようというのだろうか?

浮いていた俺の聖剣が突如、何処からか現れた水に包まれると俺の所に飛んでくる。


「Owaわ?なんだ?」

躱す(かわす)魔王と、俺の周囲を飛び廻り激流に包まれた聖剣。

それを俺に掴んで欲しいサインだと心中で頷き、了承する。

すると聖剣は動きをピタリっと止めて俺の手前にやって来る、そして俺は水のベールに包まれて目を閉ざした。

次の瞬間、目を開けると身体の倦怠期やキズは消えて俺は力強さを感じる。

その時、何故か俺は暖かい涙を一滴流した気がした。









「Waoう!マジかーーーー!?凄~~イ!!」

例の如く、魔王の子供染みた反応で現実に引き戻された俺は後ろを振り向いた。

そこで俺の目に映り込んで来たのは水そのものが姿を形取ったような精霊あるいは女神が啓現(けいげん)して俺を包み守っているのだった。












眷族ーズの名前を募集してるんだな!詳しくは活動報告なんかを呼んでちょ



決死の高評価・五つ星をお願いします

!!ヽ(゜д゜ヽ)(ノ゜д゜)ノ!!

ブックマークと感想の方も何卒っ何卒!!

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