第51話 どうだっけイア~(小声)
え~
お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、勇者編は基本的にシリアスな感じの重めの御話でございます。
反対に魔王編はヴァレンがスローライフを目指しているからなのかギャグっていうかギャグです。
なので、つまり?あの男が出てくるって事は?
まぁ~そういうことです。
では今回も張り切って行ってみよう!!!
前回までの勇そうは?
ユースケは日向生に負け、そして王国を去った。
【ユースケ視点】
2022年10月2日、ちょっと加筆と修正をしまうま。
10/15に、追加の加筆しました。
ユースケの異世界日記
夜の内は転移魔法は危険と判断した。
町から森の中に移動した時は樹冠に着地して死ぬかもと思ったのも束の間、もしも樹の中に転移していたらと考えて肝を冷やしたからだ。
降りる時に擦り傷だらけになって大変だった。
これからは転移後の位置も注意して、確認をしなければ!!
よし、明るくなるまで歩いて行こう。
追っ手は来ているのかは不明だ。
関所にもマントで顔を隠して通ってみたが手配なんかも特に無いようだ。
街で食事を取ったり、食料を買溜めする。
宿に泊まる。
資金が尽きそうだ。あれから2週間は経った、もう着くだろうか?
王国を出て人間の領域から魔族の領域までは1ヶ月程で辿り着いた。
昼間の内に距離を稼ぎ、なんとか魔界領に入る事に成功・到着する。
双方の砦は転位で飛び越えたので特に見て無いが、これは密入国になるのだろうか?
イメージしていたマグマが溢れていたり荒廃して木々が枯れ腐っていたりは全然してなかった。
魔界に入ってから何だが身体がおかしいような気がする。
魔力濃度が高いのか?魔法の威力が今までより強い。
変な気分だ。不思議な感覚が身体から抜けない。高揚してないのに、勝手に高揚しているような感覚がずっと続いている。
魔界に入って何日が過ぎただろうか?
かれこれ体感的には半年は、この鬱蒼とした森や広野の山を何度も登り降りした事だろう。
地図を見るに一際に大きい山から山脈が3方向に分かれているらしく、魔王城を目指すには最低でもその山脈を2つは越えなくてはならない。
魔力の心配もなく、何とか山脈を転位の魔法で過ぎてから数日、町と大きな城が見えてきた。
込み上げてくるモノと同時に空腹だっと安心感も一緒にお腹が合図する。
町を見下ろせる畑で、地球でいうところのカボチャに似た野菜を見つけた。
抱えるのがやっとな程の巨大なカボチャは美味しかった、久々の肉以外の食べ物だ。
もう少しで魔王城だ。体力と気持ちが回復次第に魔王に殴り込みだ!
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アイツ等から分かれて何れくらい経つのか俺には解らない。
恐らくだが1年は経過していないと信じたい。
俺は人の背丈にもある草木をかき分けてながら、ゆっくりと魔王のいる牙城に近づいて行く。
地図とも照り合わせて魔界の首都・魔都で魔王城のあるブラックコアなのは確認済みだ。
俺の存在はまだ魔王側から知られる訳にはいかない。
ので、派手な事は出来ない。
魔界領に入ってからは良く道中で魔物、所謂モンスターと遭遇する事が多くなった、そしてその度に討伐して食事にしてきた。
おかげでレベルは上がったので良いことずくめだった。
しかし魔界の魔族には手を出しなかった。少しでも倒してそこから未知のスキルや魔界のテクノロジーで俺の事が露見するか分からないからだ。
経験値欲しさに皆殺しなんてしたら隣の村もしくは町から連絡が無いっ!!なんて事になってそこからバレるかもしれない。
魔王の巣くう、この町に来るまでは本当に長かった。
大量に買った食料は早々に尽きて焦った事もあったが魔物の肉と魔法で出した水で、危機を脱した時はなんとかなったが本当に死ぬかと思った。
靴が壊れたりしたら、仕方ない魔族の町に顔を隠して入り、魔物を売ったお金で靴や必要な物を購入する。
人間だとバレたら、いきなり攻撃されるんじゃないかと思いながらの買い物は神経を使った。
そんな俺も現在は、頭からカボチャを被っている。カボチャ畑で2日前に見つけて頑張って中をくり貫いた物だ。
変装のためなのだが、それとボロボロの服を覆って隠すためでもある。
あと数分で目的の魔王討伐が出来ると思うと、今までの苦労が報われるんだと嬉しくなりすぎて歓喜の絶叫と雄叫びを上げたくなるのだが今はグッと堪える。(ここ数ヶ月の野生のような生活は俺の思考まで野生動物のそれに変えてしまったのだろうか?)
なんて無駄な考えは切り替えて、俺は魔王城を目指して進む。
そして今、魔都の入り口に背を預けると意を決して中を覗き込む。
しかし俺の目の前に広がっていたのは誰もいない空虚な町だった。
静まりかえっていて人っ子一人、居らず気配も無ければ閑散としていて風だけが吹き抜けている。
しかし町の至るところに天幕が張り巡らせてあったり、飾りや真新しく最近舗装されたのかキレイな石畳には紙吹雪が散らかっている。
まるで、ついさっきまで御祭りでも行われていたような雰囲気だけが取り残されているみたいだ。
不思議に思いながらも俺は身を縮こませてカボチャを動かして隠れながら進んで行く。
緊張したまま1時間ほど経って、やっと魔王城まで辿り着く。町からの城へ入るにはデカい壁を越えて森を越えなくてはならない。
森は傾斜がキツい一本道を進み、緩やかになってくる頃には今度は道がデコボコしてくると来たもんだ。
いつ敵に出くわすかとヒヤヒヤしながらの1時間だったが、特にそんな事もなく無事に到着できて一息が漏れる。
森を抜けると、コレ又、新しそうな黒一色の鉄の橋と激しい水の流れの川が目に入ってくる。
遠目にも門は何故か開いているのが分かる。
橋を慎重に通って、深呼吸。
真っ黒な城の中に入ろうと決心するも入り口の近くに気球の付いたゴンドラ(船)が置いてあるのを見つける。
だが、やはりなのな人が全く見当たらない。
灯りも付いている様子は無く不気味さを助長さえしているかのようだ。
冷や汗と心で首を傾げつつも城の中へと忘れずに目指した。
入って直ぐのエントランスには二階に上げれる二つの分かれた大きい階段があった。
階段に差し掛かろうとした、その時だった。
突如、2階の扉と壁をぶち破って破片・瓦礫と一緒に1人の赤い髪をした男性が、俺の真横に落ちてくる。
穴の開いた壁からは銀髪に漆黒の衣装の男がひょっこり顔を出す。
起き上がった魔族は低い姿勢の状態で臨戦態勢を取ると口に剣を咥える。
視線を上に戻すと壁の穴から階段の通路に出てきた銀髪とその後ろには数人が控えているのが見える。
「ハッハッハッフッハッハッハッ!
この愚か者め~いがぁ~~成敗してくれるわーーぃ!!」
「申し訳ありません。旦那様!
どうかお許しを!!
(演技下手クソかよ、このやろう(小声))」
彼が現れたのを皮切りに他の部屋の扉や色んな所から大勢が堰を切ったように登場する。
その顔はマスクを被っていたり目元だけを隠していたり千差万別だが正体を悟らせぬようにしている事が伺える。
背丈も様々で子供程の物から高身長と、彼らが魔族やモンスターだということが窺える。
「とう!」
銀髪の男は2階の廊下や手摺を手を足ををピンッとしたポーズで飛び越えて着地すると赤い髪の正面へと歩きながら続きを口にする。。
「今さら許しを乞いても遅いわーーーーー(棒読み)
ここでへし折ってやろう、、ん?
んんん!?(わざとらしい二度見)
なんだ?そこのジャック・オ・ランタンみたいなのは~?」
自分に注目の的が向いて一気に汗が一瞬にして溢れ出す。
ここで聖剣を出して攻撃した隙に逃げるべきか。
いや、違うだろ、俺の目的は魔王を打倒することだ、っと悩んでいる内に話は次へと流れて行っていた。
「はい?わたくしを呼びましたでしょうか?」
「あ~いやいや、ジャックだけど今はそのジャックじゃ無くて~!!
別の、違うジャックなんだよ~あっちの世界でカボチャのお化けの名前がジャックなんだよ~
確か最もポピュラーだから~とかが理由だっけ?どうだっけイア~!?」(小声)
「は、話が逸れてますよ。魔王さま!(小声)
へばぁこらい!!」
パシィーンとビンタされる赤い髪の魔族。
えっ?なんで?
「え、ちょ?はぁ?
えぇ?なんでオレ今、殴られたんスかね?
予定と違うじゃね~かよ、コノヤロウ」(小声じゃない)
「ん?ゴメンゴメン、アドリブだよね~
つい手がでちゃった~
レッド、ゴメンね~」
(もうどっちも小声な訳がない)
「はぁ(*`Д´*)アドリブって??
そっちがやりたいって始めた三文芝居でしょ~がっ!!」
「あ!三文芝居とか言っちゃうんだーーーーぶブぶーー(-ε- )
ヒド~イ!」
「どちらか。と言え。ば。大根。」
2階の廊下からもヤジの声がする。
「ガーン!もっと酷い、なじられ方をされた~」
「キゅウ?」
「ん?いやいや大丈夫だぞ!今はお前を呼んだ訳じゃないからな( ̄^ ̄)」
「ってもう早くも化けの皮剥がれてますよヴァレン様!」
「げっ!やべ!!」
「その至近距離で、その会話とも成ればバレてしまったのではないか?!ヴァレン!!」
2階の廊下から金髪の美女が大声で以て言う。
「あぁ~もうエマさん~~!!
それ言わなきゃ~まだ別人とか影武者の線とかの望みが有ったのに~」
「「「「「「いや無いだろ!!」」」」」」
思わず俺もツッコミに入ってしまった。
「総ツッコミ頂きました~てへペペロンチーノつって~♪
えへっ!」
「ふざけてんのかーーー!!
薄々感づいてはいたが、お前が魔王なんだな?!
散々、人をおちょくりやがって!!」
「凄い怒ってくる、正直メンドイ。
その感じのテンションに連いて行けて無いオレがいる~」
「そりゃそうでしょ?
あんたの気分に合わせてたら真面目なシリアス展開は一生来ねぇ~スよ」
「えーーー?そこまで言う?言っちゃう!?レッドくん退場~レッドカード!!レッドだけに~」
「だからオレはレットだっつってんでしょ!o( ゜Д゜)o」
「そのギャグは面白くないわね!!」
「そんな( ̄□ ̄;)!!ガガーン
んーーーまっ、いっかな~~。
ん、ん、しょ、よしっ!じゃさっそく殺ろうか!?」
軽くストレッチをして俺に向き直って両手でピョンピョンしてる魔王。
「これまた、脈略も思い切りも良くて早い事じゃな!
相手は呆けておるぞ?」
2階から投げ掛けられた言葉にハッとして前を向く。
すると既に、こちらの方にゆっくりとではあるが歩いて来ている魔王がいた。
「ここ数ヶ月の特訓編で成し遂げた成果を見せてやろう!!
ン?なぁ、それよりさぁ~その状態で戦うの?
侵入者くん、ジャック・オ・ランタンフォームだと息するのとか辛く無いの?」
そういって手が動いたと思ったら俺を覆っていた巨大なカボチャが斬られたように複数に割れて俺の姿が露になる。
「ぷっ!?
ぷくはっはっふっふっはっはっはっはっ!!」
俺を見て、大爆笑しながら笑い転げて床で回転しだす銀髪の魔王。
「巨大カボチャの中からカボチャ男が出てきたーーーーー!!」
尚、笑い続ける魔王に俺は自分の状態を確認する。
顔や身体が斬られていないか確かめながら、思い出す。もしものために顔サイズのカボチャを顔に被ってい事を。
そしてちょっと恥ずかしくなってくる。
「あ~~笑った!ぷくっフッあっダメだ!ブッはははははっ!ぐはぁ!
ちょ?え?そんな思いっきり蹴らなくても、ララは何処でも激しいな~」
「ちょっな、はあ?
なに!?なに、何をこんなとこで言ってんのよ?
もっ回ブッ飛ばすばわよ~(*`Д´)ノ」
「あ、ちょ板、板い痛い痛い、すね蹴るのやめて~」
「このこのこの~~」
(*`ω´*)
5分後
「ゴメンゴメンほんとゴメン!!
こっちは片付きました~っと、待った?
なんかホントごめんね~仕切り直しで~~す。
なんなら一旦休憩入る?それとも明日にする?!
オレ的にはソッチが良い!オススメ~!!」
なんなんだよ、何なんだよーーーーーーーーーーーー!!!
コイツらは、コイツは俺の出鼻挫きやがって!
俺のシリアスと決死の感じの奴を返しやがれーー!!
しかも何が腹立たしいってコイツが一番ふざけてるのが一番、腹っ立つんだよな!
おちゃらけた裏では真面目に考えてんのかと思ったらそんな事なさそうに手をプラプラさせて、なんか今も誰かと話してるし。
コイツが魔王とかマジありえねぇ~
こんなの倒しても全っ然ッ!!自慢になりそうにねぇ~~んだけど、まじ腹立つ!
本当にコイツが魔王なのかよ。
「ん?どした?
オレが言うのも何だけど、さっさとバト●しようぜ?お祭●騒ぎィ!三上 勇輔!!」
眷族ーズの名前を募集してます!活動報告or感想覧で大丈夫です。
いまだにゼロってどうゆう事??
忘れちゃいけないのが高評価・五つ星に良い値
(。-人-。)
ブックマークに感想の方も宜しく御願いします。
ポテンシャルにしか繋がらないのでまじオナシャス!!!




