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第43話 外伝 ソフィアの場合


2022年の6月20日に載せた内容に加筆を加えたモノになります。


当時の連続投稿企画に差し込み・割り込む形に成ってしまい申し訳ありませんパート2!!

これが、あともう1回続きます。


本編の25話(ちゅう)に当たる出来事になります

プリンセス~姫~それぞれの秘め事シリーズ第2回


        【ソフィア視点】



ヴァレンが動画撮影をしているのを手伝いながら私は思い出していた。

ワタシの名前はソフィア・アイリィ・スカーレット

前世は園崎(そのざき) 麻里(まり)として生を受けたけど、登校中に気がついたら転生していた。

最初は戸惑ったけど、小説やアニメの世界に入ったみたいで嬉しくなって興奮したのを覚えている。

その時に雄叫びをあげて手足を動かしたら、赤ちゃんの私は隣にいた、私の三つ子の姉妹達を泣かしてしまったりした。

そんな訳で新しい世界・異世界に転生した私は成長するにつれて不満が出てきた。

それはステータスやスキルといった魔法が存在するというのに、何故か、やけにシビアでレベルや練習が必要だという事だ。

それ以外にも、この世界が私の知ってるゲームや、プレイした事のあるゲームなんかでは無かったりと頭を悩ませた。

普通こういうのって、やってるゲームやラノベなんかの世界に転生や召喚されるって勝手に思っていたけど、どうやら違うみたいだ。

別に悪役令嬢でもなければ攻略キャラ(イケメン・ヒーロー)がいる訳でもなかっし、知っている世界観に設定も出てこない。

その代わりにって言ったら変だけど、私たちは魔王の娘で、姉妹が他に二人居て寂しくなかったのは救いかもしれない。寂しい時も嬉しい時も何処でも(いつも)一緒にいて、温かい(みんな)に、両親と姉妹に囲まれながら沢山の想い出を共有し作っていく事が出来るのは凄い幸せなことだと実感する。

前世が一人っ子で早くに両親を亡くした私だから余計にそう感じたのかも知れない。



生活に不自由は無く、何か目的や使命があるなんて事も無いので自由に生きようと思ったけど、どうやら魔王である母と父の力を強く受け継いでしまった私は、その膨大な魔力を自分の許容を越えて内包しているみたいで身体()はその力に耐えられず、寝たきりになってしまった。

強大な魔力を常に外に出さなければ成らない程に弱かったみたいだ。


さっきまで姉妹と一緒に遊んでたと思ったら急に疲れて倒れてしまう私。

部屋(ベッド)で眠っていると心配して来てくれる、優しい姉妹達。

今日(じぶん)のおやつ、や、お水を持ってきてくれて私に差し出す姿には、ダルく辛いのも忘れて、つい前世の私が目を覚ましてキュンと悶えてしまう。


そんな幼少期は毎日が生きるのに必死で何時、死んでも、おかしくなかった程に私の状態は日に日に悪化していた。

それでも家族の協力のおかげもあってか私は魔力制御や発散方法を模索して行く事になる。

時には攻撃魔法を使って発散してみたりした、これだと使う場所を選ぶし毎回移動しなければならないから却下だ。

次に試したのは魔法道具に魔力を消費するという案。

これは何処でも出来て魔力も貯められるので、いざという時の保険にもなる。

でもこれも今一(いまいち)決め手に欠けていた、理由は魔力を貯めるには容量があり、そんなに複数の魔法道具を持って生活出来ないという点だった。


これ等を踏まえて長年の結果、今は魔力を有る程度貯める事が出来る大容量の魔法道具のペンダントを1つ、身に着けて(つけて)いながら私自身も魔力を自分を覆うようにゆっくりと放出して生活をしている。

そして攻撃魔法を使ったり、魔法道具を制作したりして体内にある魔力のコントロールも、今ではお手のものだ。

自由に自分の意思で移動が出来て楽しい、でもまだ不安が残るので城のだけという限定付きではあるが、城の中でなら何処へでも行けるのは嬉しい。

それでも時折、体調を壊してしまう事はあるため城から出られないけど平穏で良好な安定した日々を送っている。




そして現在、いきなり私の前に現れた(・・)ヴァレン(・・・・)は私と同じ、世界(ちきゅう)からやって来た、男の子だ。

どうやら私とは、この世界にやって来た経緯が違って神さまに召喚されたみたいで不思議な力を授かっていて、しかも記憶を失う代わりに更に力を貰ったと言う。

今は何故か猫の姿に変身していて自分でも元に戻れないらしいけど、歳は前世の私より少し下らしいとエマが言っていたから、なんだか弟みたいな感じだ。

そんな彼の出現(とうじょう)で今までは只、生きるために生きてきた私の人生が変わるような気がして成らない。

私以外の日本(故郷)からの召喚者たちに、ヴァレンのような強力な能力を持っている勇者たち。

そんな彼ら彼女らが、味方なのか敵なのかも分からないまま、この世界にいる。それは良い意味でも悪い意味でも私の胸を高鳴らせる。

勇者はたぶん、魔王城(ここ)に来るだろう!

目的は大魔王に成ったヴァレンの討伐と魔王の娘である私達三っ子の討伐。

もしかしたら、それ以上の酷い事をされるかも知れない。


けど、でも、分かっていること感心している事、自信を持って叫べる事だってある!

それはヴァレンが他の誰かになんて、そう簡単には負けない・死なないってことだ!!

ヴァレンが私に、、、、私達姉妹に新しい出会いと新しい世界(光景)を景色をっ!

扉の先の未来(きぼう)を魅せてくれると心から信じられて思えるからだ。


彼との出会いが巻き起こす、今まで閉じていた家族だけだった私の繋がりと世界が大きく開いていくのを感じていく。

ドアの暗い隙間から見える不安という名の恐怖はヴァレンという光が照らして掴み混んで私を少しビックリさせるだろうけど、その差し出された手は私も一緒に引っ張って何処(どこ)へでも連れて行くような、そんな予感を見せてくれた。



私は、もう鳥籠の中の雛じゃない!

ヴァレンという鍵が開けた(ふた)を今、私は1人飛び出る。

エマ・ララーシャ達と一緒に羽ばたける、そんな気がして止まない。

このワクワクは誰にも邪魔なんて、させない出来ないのだから。




少しでも面白いって感じたなら高評価・五つ星に良い値(*≧∀≦)人(≧∀≦*)♪

ブックマークに感想よろしくお願いします。

広告の下とか上にあるよ

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