第20話 つまり宇宙人という事だな!!?
前回までのあらすじは
タケルは勇者としての幕を少しだけ切った気がした。
本日5回目の更新です。
イアの異世界クリニック
ヴァレンは自分が創りだしたシステム『I.A.』とステータス等を全て統合させたため、同時に召喚された勇者達とはステータス・システムとは一線を画してしまった異質な存在と成り果てしまっている。
更にそこにダンジョン・システムも追加されたため尚、質が悪くなっている。
例を上げれば、思考と直結に繋がっているため指で操作しなければならないスキルやアイテムの出し入れが考えるだけでスムーズに出来る。
視界の拡張や建物内の赤外線スキャンでの無踏破マッピング。
初期からスキルや魔法一覧などが解放されている(しかし苦手な項目は解放されていない模様)などの離れ技がある。
これらを実現可能にしたのは神との取引で記憶を代償に膨大な能力を得たためである。
特に魔力量はズバ向けて高くしていた事や種族も関係して出来た荒業であるといえるだろう。
✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕
なんとか危機は脱したぜっっと!!!
赤髪3姉妹は鼓膜が破れるのではないかっ?と思うほどの奇声の声を揚げると思い思いにネコ達の元へと急ぐ。
オレは、というとその様子をドン引きしながら眺め、身体中を撫でくり回されている犠牲者を哀れに思うのであった。
はっ、俺が原因だった!ゴメンよ~~~!!!
あとでたっぷり遊んであげるし、ご飯も御高いのを賜る所存です。
そんな中チビはオレを見つけると嬉しそうに走ってくると体をよじ登るのに真剣のそのものだ。
彼女達が落ち着きを取り戻しオレの方に向き直る頃に、やっといつもの定位置、つまりオレの頭の上にたどり着いたようで。
ペシペシっとオレの頭を叩くと自分の毛繕いをし始める。なんだ?このヤロウ!!痛いな!カワイイな!
エマはたくさんのネコを抱え、身体中にネコを乗せて咳を1つして恥ずかしいのを誤魔化している。
ララーシャさんはカーペットに横たわっているライオンと一緒になって横になり首やお腹を撫でている。
いわずもがな彼女も沢山のネコを身体中に乗せている。
三女のソフィアちゃんだったかな?はソファーに座って猫を膝に抱えて笑顔を溢しては横のソファーで寛いでいる猫の背中を触りたそうにしては躊躇して左手を海の波のように動かしている。
オレの頭の上で今はオレを毛繕い、し始めたチビをちょっと、くすぐったいな~と感じながら、オレは三姉妹から気まずく視線を反らしながら言葉にする。
「え~~と、あ~~っっ、弁明をと言うか、さっきの続きをさせて頂きます。」
するとエマは気恥ずかしいのか、小走りにオレに近づいて来てオレを抱えると向きをみんなの方に変えて大テーブルの椅子に座る。
椅子の上、(正確にはエマ様の太股の上だけど)からなので、ちょっと見下ろす形になってしまった、怒られないかな?大丈夫?
「うむ。聞かせてくれ!
約束だからな!!きっちり頼むぞ!!」
あっ、はい!
胸で顔は見えなかったけど一様は頷いとこっと!
「まず、わたくしめが勇者であると言う件ですが、わたくしは此処とは違う世界から召喚されて来たのでその際になんか勇者になってました~って感じでございます、です。」
三女のソフィアちゃんが、ピクッ!と反応した気がしたがララーシャさんの言葉に気を取られて、そっちに首を動かす。
「要領得ないわねっ!フワッとし過ぎなのよ!!ハッキリ言いなさいよ!ハッキリね!!」
首だけをこっちに向けて寝ころがった常体で睨まれる。
おぉぉぉお!!怖い((゜□゜;))
早く簡潔に述べなくてはっ!!!
「え~と、気がついたら変な所に居て、変なのに別の世界に飛ばすって言われて能力授けるよっ~ってなって勇者になって、魔王になりたいって言ってそれで記憶が失くして、今ここです。」
前右肢を挙げてカッコよく決める!!
ฅ๑•̀.•́)✧キラーン
ララーシャさんバッン!!っと立ち上がり、ドカドカ歩きながらオレの元にくる。
オレをエマからぶん取るように抱えると立ったままオレを見つめて
「余計に訳、分からないでしょ!!!」
っと金切り声を荒げる。
正直に言ったのにな~
エマは容量をオーバーしたのか頭から湯気が出そうな勢いで目を回し、座ったままで上体をフラフラさせていた。
ソフィアちゃんは何処吹く風、まるで聞いていないかのように、さっきと変わらずに抱えたネコを撫でている。
ララーシャさんは口角をヒクヒクさせながら抱えているオレを睨らんでいる、この時、違和感を感じてオレは左右を見渡してしまう。
だか、何も分からず視線を戻すとララーシャの眼に魔力が集まっていたのだ。
「ダメよ。今日はもう。ダメ。」
それに反応して、ピクっと一瞬なると集まっていた魔力は離散されるララさん。
少しムスっとした顔をソフィアちゃんに向けている
声のする方をみるオレは、そこで初めてソフィアちゃんがしゃべったんだと理解する。
ほぉ~!!なんか雪みたいに冷たくて、スパッと一刀両断する感じのイメージがするな~。
「どんなイメージよっ!」
小声でツッコミ頂きました。
オレにツッコミを入れたせいで出鼻を挫かれつつララーシャさんソフィアちゃんに突っ掛かる。
「とにかく、ソフィアに言われる筋合いないわっ!別に良いでしょ!!」
「ダメ。」
「何様のつもりよっ!」
「我が儘言っても。ダメなモノはダメ。よ。」
「はぁ!?我が儘って何よっ!!!!
アタシが子供で、アンタがまるで母親みたいな言い方じゃない!!」
「うるさい。ネコが怯えて。るでしょ。静かに。」
この言葉で余計にヒートアップしそうになるララさん。
ララーシャさんはしゃべろうとして額をピクピクされて口を閉ざすと態とらしく、ゆっくり地団駄を踏む。
確かにオレも怯えてます。
怒り心頭でまくし立てるララーシャさん
と、冷静に避わしつつ譲らないソフィアちゃん。
二人の言い合い?口論?は過熱していってるので、オレなりにまとめてみると、話の流れ的にも、今までの経験的にも、おそらくだがララーシャさんは魔眼的なのを持っててそれで心を読み取ってた感じだ。
それで、オレの話が容量得ないので、必殺技的な奴を使おうとして~今、ソフィアちゃんに怒られてると、そういうわけだ。
「怒られてないわよっ!」
おっとオレが怒られちゃった!!(・ωく)
★
あれから12分経ちました。
まだ、続いてます。
画面上で確認してたので確かです。
時刻は午後4時6分でございます。
収集つかないな~これ➰
さっきからずっと、この状態です。
オレはララーシャさんの腕の中から逃れて、カーペットの上で女の子座りのままフリーズしているエマを再起動されるために他のネコたちと頑張って膝や足をトントンしたりペシペシと忙しかった。
オイ!そこっ!!テリーとデリー!!
背中をよじ登ってる、じゃないか!!遊ぶの止めなさい!!
こんな攻防はララーシャさん達を逆撫でしないように静かに行われていた。
そこに、コンッコンッ!!
オレが入ってきた方とは逆側にある木製のドアがノックされる。
ジャックさんがティーワゴンをひきながらリビングに入ってくる。
「少し遅いですが、ティータイム。紅茶とケーキやクッキー等はどうでしょうか?」
そう言い、デカいテーブルにティーカップやお菓子なんかを並べ始める、後ろに控えていたであろうメイドさんやバトラーさんも準備を手伝っている。
準備が整ったのか、オレの所にも良い匂いがしてくる。
クッキーにケーキなんかの甘い香りと紅茶の湯気が美味しさを届けてくれている訳だ、これは食べたくなる。
それはオレだけじゃないわけで、口ゲンカをララーシャ・ソフィア姉妹は、すっかり黙ると御高そうな椅子に座るために移動を開始している。
「あっ!オレも食べたい!!」
ぴょんぴょん跳ねるが届かない。
悔しい(ノ´Д`)ノ
くっ!この身体が恨めしい、、。
なんで元に戻らないんだ⤵️。
他のネコたちもオレの真似をしてチョンチョン跳ねている。
「はっ!ワタシはっ!」
気を取り戻したエマは立ち上がり、服やスカートを直しながらオレを見つける
「何をやっていたんだ!!」
思考停止してましたよ(‘∀‘ )
オレを、もうクセのように、いつものように抱え上げるエマさん。
「つまり、ヴァレン殿は宇宙人という事だなっ!!?」
いや、全然違う。
二人はぶっきらぼうな顔で睨み合いながらモサモサとクッキーやケーキを口に頬張っている。
オレはため息を吐き、今後の事を考える。
このあとは、そうだな~魔界全土に発表しないとだし、魔法騎士達に任せて召集してる件もあるし、忙しくなりそうだな~!なんて頭に過らせながら、次にこんなアットホームな雰囲気を味わえるのは随分先になるかな?と感慨に耽るのであった。
よかったら高評価・五つ星に良い値( ̄ー ̄)b
ブックマークに感想よろしくお願いします。
気軽にジャンジャンして大丈夫!
誰もが幸せになるシステムらしいです
なので気兼ねなくドンドン押してこう。




