第14話 ツインテールでツンとか!
※注※
今回はちょっと長い感じです。
前回までのあらすじは
ダンジョン説明回に、
猫まみれになる予感がした魔王城だったのでした。
農奴の朝は早い、今日も日の出る前から起きて
農作業に精をだし桑を振り上げては耕していた。
彼の名前はギヤア・チャンド 竜剣族の男
ギヤアのヤは一つ前のギより高く発音しなけらば
女の子の名前になってしまうので注意が必要だ。
竜剣族は腕の肘の少し上から剣のような突起のような角があるだけの種族だ、通常は青い肌が多いが彼は珍しく薄い緑色の肌をしている。
今年で98歳になる若者で四男だった事が、わざわいして兄たちに扱き使かわれる日々に嫌気を刺しながらも、それでいて何もできずに夢を追う事も諦め叶えられずにいる鬱憤を土弄りで誤魔化す毎日を繰り返し過ごしていた、そんないつもと同じ朝なのは変わらず、変わらない毎日のはずだった。
畑と道を分ける柵の向こう草を取り除いただけの土の道を土煙を作りながら進む一同がいた。
それに最初に気づいたのはギヤアの兄で次男のグラア。
ちょうど休憩中だったようで(いつもの様にサボり)
いち早く異変を感じとったようだ。
兄の見てろよっと指さす方に視線をやって初めて地響きが聞こえてくる。
隊列を組んだ騎士さまが2列になって、この田舎の田んぼ道を横切っている、そして風に任せて何かをばらまいているのが分かる。
家の前の道を通り過ぎて行く、赤い全身鎧の騎士隊は魔王軍の旗を掲げて人間界側の最前線に向かって前進していると、ギヤアは何故か確信するのだった。
畑のギヤアの近くに舞い落ちたビラを見つける
近づき兄達にバレないように自分の体で隠して、それを手に取る。
ちゃんと読むために桑を土に食い込ませる形で奥に刺し、チラシを両手で持って読む事にした。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
魔王軍からの急募
この度、魔王軍は転換期を迎えた
よって新しい兵士を募る事となった
応募要項は無し
学歴も種族も年齢も能力も等しく関係なし
同じ魔族として魔王軍にふさわしい誇りを胸に来られたし
今年は例年とは異なり魔王さまによる直々の元、審査される運びとなった
くれぐれも失礼のないように
期限はいつでも、この宣伝紙を見た時から
詳しくは魔王城まで。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
(チラシには何故か所々に猫の絵がデザインされているが、魔王軍のマークやサインがあるので本物だと分かる)
ギヤアは読み終わるとチラシを掴んでいた手は震え、チラシにシワを作っていた。
幼い頃に見た夢を思い出していた、魔王軍の花形である四天王になって最前線で活躍する幻想、
その熱が、思いが、再燃する
これが夢や幻なのはわかっている
しかし、もし、仮に魔王軍に入れるのなら、入れたなら何処に配属されても良い、今なら胸を張って言える魔王軍に入るとっ!
決意を固めたギヤアは騎士達の進んでいるのとは逆に身体を向けるとチラシをポケットにしまう、そして一歩を踏み出す
ふと一粒の涙を流している事に気がつき頬を掬う
それが嬉しい涙なのか悲しい涙なのか
自分では、わからなかった。
日はすっかり上り世界は朝を迎えていた。
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錬金作業は進み、知らない内に結構な数の武器武具が増えていってる。
イアとの同時運行とかするもんじゃ無いわ~
でも楽しくてハイになってたのは確かに、ですWhy!!
猫達はオレの上で寝てたり毛布の中で遊んでたりと近く要るのは相変わらずだが、降りたそうにしていたので降りたい子だけを下に下ろす事にした。
(注意としてあまり離れてはダメだという事と、一鳴きなんかをすればオレが(ホントはイアが)連れ戻す事を伝え済み)
今は不可視を解除した式神たちなんかと遊んでいる。
実にノビノビとしていて、楽しそうだ。
あれから召喚魔法とダンジョンモンスターの違いを検証する意味も兼ねて数体を新しく出しまくりました!(・ωく)テヘッ
召喚魔法の眷属で蝙蝠を50匹。
ダンジョンモンスターはライオンとフクロウを5体ずつ程。
動物縛りなのは、なんかいきなりザ・モンスターは、まだ勇気が足りたいし怖そうだから(ノдヽ)
コウモリは吸血鬼のイメージから
ライオンは猫たちの親として、フクロウもコウモリたちの親として召喚した。
(えっ?フクロウは違う?いや、だってほら、コウモリに似た他の動物分かんないし!それで結局、吸血鬼のイメージから一番近いのはフクロウかな~って思ってさ➰!!)
その後の検証結果で分かった事。
○眷属召喚した個体とはお互いに意志疎通・会話が可能さらに視界の共有や身体に同化さえも出来る。
(また今、召喚しているのは全部が小さかったり特殊な種族ばかりのため今後の要検証が必要)
○ダンジョンモンスターは意志疎通は出来ても会話が出来ない、ダンジョン内であればコチラから位置の把握及び変動が可能。
(これも今は動物のみ,のため今後は会話の出来るモンスターなんかもいるかもしれない)
○共通する部分、エサ、ご飯などの食事は必要、魔力をあげても大丈夫だが心配なので普通の食事に変える事にした。
彼らの所有権はオレに有り、オレの事を仲間や親だと思ってる伏しがある。
名前を付けれる。
以上っ検証おわり!!!
つまり→今の魔王の間は猫にライオンが駆けて遊び寝転び、幽霊が飛び交い果てはコウモリにフクロウさえも、跋扈しては飛び回っているという、なんとも言えない状況になってしまったのでした。
そして今も尚、増え続ける魔法騎士なんかもいるので、なんともまぁカオスです(笑)
さてとっ、、一段落ついたし今度はオリジナリティの有る物でもっっ作ってみますかね~
オレの聖剣とは別の剣がいるな➰と考えていると、エマの声が聞こえて気がつく。
しかもオレの横に立っている!!!だっと、、。
「良かった、、ヴァレン殿!!」
f(^_^;)ふ~
腕には猫を抱えていて、頭にネズミ猫と豆猫、肩にもマル猫が乗っている、背中にはライオンがぶら下がっている。
驚き、毛布から顔を上に、見上げる。
続けてマメ猫なんかも真似して見上げる。
「ど、したの?」
「「にゃ、ににゃゃ~??」」
「か、可愛い、、では無く、おっほん!!!
部屋中が猫やコウモリに幽霊だらけだ!!!!!
最初どれがヴァレン殿なのかと探し回ったのだぞ!
それに怖かったのだ!(小声で言う)
上に居てくれてホントに良かったぁ~。」
汗を拭う仕草をする。
「あ、ああ!迷惑かけたね~!それね、あれは眷属召喚とかで出したんだよ!可愛いだろ?!」
「確かに可愛いがっっ!!」
周りの猫を見渡すエマ。
「ダメだった?」
エマの腕の中のデビルキャットが一鳴きする
「い、イヤっ、、だめではないが~、、、仕方ない!次からはワタシにも相談してくれっ!」
「わかった~それで?何しに来たの?」
っと、時間が分からず、画面の上を見る。
昼の12時42分だ、約束の1時か2時でも無いし、もうすこしダラダラしてたい。
「まずは、昼ご飯だ、それと朝も食べていないだろ?多く持ってきたぞ!」
「おっ~!ありがとう!!確かに、今お昼だって気づいたから食べたい!!」
言いながら受け取る。
昼だと気付いたのはホントだし、昼ご飯食べて無いのも本当!
だけど朝ご飯はダンジョンのカタログから食べ物出せたのでネコたちと食べたよ~とは言わないでおこう~っと♪
パクつきながら話の次を目で促す。
ネコたちにも分けつつ話を聞く。
「それから下にワタシの家族を待たせてある、ジャックもだ!」
「おど~ほれはばいだすしゃらくせばぁ!ナコざれどぱいぱいかな"?」
「?うむ、まずは食べ切るのが先だな。飲み物は水とミルクにワインがあるがどうする?」
「ビビグで!」
「ん、、、む。ミルクだな?」
少し考えた後、ウインドウを操作する動作をしてミルクを出すエマ。
「取れそうか?その手では何とも不安だっっ。」
それをしっかり受け取ると、ウインクして一気に飲む
、ありがとうっと言いながらネコ達にもあげつつ会話に戻る。
「オレ、ネコだけど大丈夫かな?」
「それに関しては問題ないぞ!何故だか、なってしまったと説明済みだ!魔王就任の事もな!」
「そうなのか~~っでも、まずは会わなきゃだよな。」
「そうだ!だから行こうか、っと、この子たちはどうすれば良いだろうか?」
「ほいほい➰おいでー」
言うとネコたちは一斉にオレに飛びかかってくる
痛い!!!
顔に思いっきり飛び乗ったの誰だ!?
チビか!このやろう!お前にはミルクの刑だ!
さぁ!ミルクを存分に飲むがいい~~。
エマの背中にいたライオンはそこから退くと元々いるネコたちの所にやって来てタンッ!転がり面倒を見始める。
オレもいるんだけど!?
しっぽ体に挟まってるんですけど?地味に痛いですよ。
あ、父親っぽい事にしてる、こいつは:ナルドだな!
額の部分にハートマークがあって最初、メスかと勘違いしたもんだ~!!!!森。
名前の由来はレオナルドからレオを取っただけ、
ライオンだからレオって付けようとして既に猫にレオって付けててヤバッてなってレオの次の言葉を考えるとナルドになるので名前がナルドになった。(安定の安直♪(ラップ))
ナルドの身体からしっぽを取ると(最後はナルドが身体を浮かせて取り易くしてくれた、なら最初から踏むなよ)
「じゃ、行こうか!」
「カワイイ~(小声)イヤイヤなんでもないぞ!」
と、オレを抱え始める。
えっ!何で?
「ちょ、と~~。」
「む?どうした?さぁ行くぞ!」
ぎゅっ、と一層抱きしめられ力が増す。
「なんでも無い、:ナルド、スラッツたちを宜しくな!」
「ナル?スラ?」
「ライオンとかネコたちの名前だよ。」
「なるほど」
納得するとエマは言いながら玉座から何気なくスッっと飛び降りる。
*
空中の風を感じていると、金髪を風に受けて靡かせながら、
「言い忘れていたが家は三女なのだ!
母は居ない、強いて言えばワタシが母のようでは有るのだがな!フフン!!」
なんか自慢気だ!
「それでだ!次女は気が強くてなっ!
三女は大人しいンだか、無口だ、あまり長くは喋らないのだ。
長女はワタシだ!しっかり者だろう!!
注意して接してやってくれ、二人とも難しいお年頃なのだ!」
着地する、オレを下ろしてくれるのかな~と思ったが違ったらしい。
すると「ハァ?」
ライオンのお腹を撫でていた濃い赤い髪を左右で結んでいる女性がこっちに気付き猫を抱えてたっぽく、そのままやって来る。
って言うかお前もなのかよ!!
「聞こえてるんだけどっ!誰が母親みたいだって~?
しっかり者でも無いでしょ!!
アンタは私達の中でも一番のうっかり屋さんでしょうが!!」
「な、何?ヴァレン殿の前で恥ずかしめる気かぁ?」
それは知ってたけどね!
「あと!」
「まだあるのか~!?」
「何がっ難しいお年頃ですって?同い年でしょ!!!」
あっ!そうなんだ!双子は違うわこう言う時は何て言うんだっけ~
『三つ子又は三生児や品胎とも呼ばれます。』
「あ~三つ子!!」
思わず口に出してしまっていた。
「そうよっ!ってホントに喋るのね!」
「ニ~!!」
次女の抱えてるネコが鳴く
めっちゃプニプニされてる
イヤそうなんだけど!
会話してるのに手が動いて、ほっぺをつついてるのは、ちょっとホラーだな!
「とにかく姉ぶるのは止めなさいよねっ!」
抱えてたミニネコを床にゆっくりと身体を下げて降ろす赤髪の女性、言ってる事はキツいし目も怖いけどネコには優しいのかな?
「姉ぶるも何もワタシは姉だろうが!」
「ハイハイ!そうね!料理も出来ない姉でしょ!」
「それは言わない約束だろうがっ、ララ!!」
はい!ララちゃんね!
「だ、だったら、せめて私の前では姉ぶったり出来る女アピールしない事ね!」
何か謎に喋り出しを噛んでるララちゃん。
「何ッ?ララ、ワタシはそんなにアピールをしているだろうか?」
「そうねっ!バンバン送ってるわ、特に好きな男性の前ではね!」
そっぽを向いたまま喋るララちゃんと頭から湯気を出しそうな赤い顔のエマさん。
「べ、ぼ、ば、そんな事は無いはずだーーーーーがあ!」
アニメとかだと目がグルグルなる感じの慌てっぷりだ~。
表情豊かで、最初の出来る女感はどこに行ったのやら、って奴だわ~。
「ふん、分かりやすいのよ。」
見てられないな、それにエマさん痛いです、抱きしめる力が強まってますよ。
「あの、ちょっといいかなララちゃん?」
「何よ?話に入って来ないで欲しいんだけど、それにアタシまだパパを殺した事、許して無いから気安く話し掛けないでちょうだい!」(`Δ´)
その、お怒りはごもっともです。
「スミマセン。」
「あら?素直ね、だったら分かってるでしょうね?」
「えっ?何が、、、?」
「ララッ!!やはりワタシはバンバン送ってないと思うのだがっっ!!!」
「もう、なんなのよ!送ってるでしょ!ママの喋り方マネして!戦闘スタイルから武器まで全部が全部、一緒じゃないっっ!!!」
うわっお!エマはオレを放りだして走り去ってしまった。
「全っっく!!直ぐ泣くんだから。」
「えっとララちゃん言い過ぎだと思いますよ、、」
「何よ、いつもの事よ、ケンカでエマに負けたこと無いものっ!
ああやって言い負けて逃げるまでがワンセットの光景なのよ、我が家ではねっ!
それと誰の許可を得てワタシをちゃん付けして呼んでるのよ?猫ちゃん!!!!」
えーー!注意されたから結構、気を使って丁寧にゆったのに~
「……………そうね。
許して欲しかったらワタシに撫でさせなさいよ。」
「ララーシャ様、そろそろ御時間でございます!」
いいタイミングで邪魔が入る。
最後まで聞き取れたけど無視しようっとジャックさんナイス(≧∇≦)b
「チッ!」
舌打ちした、舌打ちしたよ!嫌だわ、この子ったら怖いわ~
「ん?ジャックさん時間って?」
「朝方にヴァレン様が言われました、城内の魔王軍を集めるとの御命令でしたので、その御準備が整った次第でございます。」
あ、あ~それね、それか!すっかり忘れてたな~
「忘れてたわねっ!」
「時間も差し迫っておりますので、ソフィア様の紹介はのち程でよろしいでしょうか?」
言われてジャックの後ろの方を見ると、離れた所にエマとソフィアらしいショートカットの厚着っぽい女性が居てエマをヨシヨシしてる。
なる➰へそ!ホントに長女なのかな?
立場が逆転してないですか!ね➰!!
「おっほん!あぁ!大丈夫だ?」
ララがツッコミを入れてくる。
「語尾が上ずってるし疑問系よっ!大丈夫なの?
本当にコレが魔王とか、剰、大魔王なんだから冗談でも笑えないわねっ!」
こいつ、ツインテールでツンとか!絶対デレッとさせて''バッカじゃあないの!,,って言わせてやる。
「バッカじゃ無いの?、これで満足かしら?」
「えっ!どゆこと!!!」
混乱してると身体が宙に浮く感覚に襲われる。
「何よ?まずは玉座に戻るんでしょ?」
ララちゃ、さんだ、びっくりした。
又、抱えられる形に逆戻りです(///ω///)
まだ、ちょっと慣れないのが正直な感想です。
*
ララさんは助走も無しに飛び上がると素早くブワッブワッとしたかと思うと玉座にあっというまに着いていた。
?早い何故?
「それはコレよ」
両手で持ち上げられて肩の部分まで見える様になる。
背中からコウモリみたいな羽が生えてる、成る程!
さっきのブワブワって音は羽の抵抗音だったのか!
「そゆこと♪」
ん?やっぱり頭で考えてる事と普通に会話してない?
「そんな事よりネコとかしまわないとジャックが呼べないわよ?」
そうだった、ウインドウを操作して猫とライオンは玉座のオレの後ろに。
ライオンの3匹ほどは玉座の下でエマ達を守る意味合いも込めて少し前になる位置に。
コウモリは天井と玉座の天辺の笠木と言われる部分に
フクロウは玉座のひじ掛けの部分に。
それぞれを移動される。
それを確認すると、ジャックの合図を皮切りに正面の鉄の扉が複数開き!!!
そこからゾロゾロと普通の甲冑の兵士や巨体から2頭身なんかのバラエティーにとんでいる魔族や、執事にメイド等と云った小間使いから
豪華な服の役人っぽい人までが入って来て沢山の人々で溢れかえり始める。
一堂に集まった彼等はきちんと列を作って並らび、さっきまでガラーンとしていたこの魔王の間はビッチリと埋まっており、熱気さえ感じそうな程だ。
気を取りなおしてオレは。
「ジャックに任せていた御触れは聞いたかな?
‥‥‥‥諸君。」
さぁ!魔王ロールを本格始動させる時が来た!!
オレは今だにララーシャちゃんの腕の中にいる。
「ごふっっっ!」
えっ?
鼻地を出しているララーシャちゃんがそこにはいるのでした。
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