魔法の訓練(1)
ギリギリだった…
「…きて、お姉ちゃん、起きてお姉ちゃん!」「起きて…」
お姉ちゃん?私に妹はいないはずだ…きっと夢だ。よし、もうひと眠りしよう。
「う~起きない。…ひよこちゃんつっついちゃて」
「ピィー」
「わかったわかった、起きるって。」
仕方ないので体を起こす。ん?
「服、来たのか、」
「そうだよ、似合ってる?」
「似合ってる…?」
「ああ、にあっているぞ。…美空は?あとなんでお姉ちゃんなんだよ?」
「ねてるよ。あと、お姉ちゃんはお姉ちゃんでしょ?」「あなたは、お姉ちゃん。あっちは駄目姉…」
駄目だ、訳が分からない。まだ、やみきおねえさんや、闇木お姉ちゃんならわかるが、なぜ闇木が抜けるのかがわからない。まあ、昨日、「あまりに変な呼び名じゃない限りは別にいいぞ?」と言ってしまったからな。
「お姉ちゃん、お姉ちゃんあの鳥たちのお名前は?」
「ん?ああ、なまえか、えっと、順番に、神楽、アグニス、スパーク、フォレス、雪舟、そしてマヨードだ。」
「わかった。神楽、アグニス、スパーク、フォレス、雪舟、そしてマヨードだね!」
「美空を起こして来い。服を持ってけよ。私は朝飯作っとるからな。」
「わかったー」「わかった…」
今日の朝飯はごはんに、みそ汁。そして鮭のムニエルにしよう。そうと決まったらさっそく準備に取り掛かろう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
遅い。先にひなたちにえさを与えたのだが、まだこない。もう少し待つか?そう思ったとき
「おはよう…」
「あ、ああおはよう。」
髪がやけにぼさぼさだぞ大丈夫か?…まあ、深く聞かない方がいいだろう地雷は踏みたくないし。
「朝ごはんの準備は終わっているからさっさと席に座れ」
「「はーい」」「分かったわ…」
元気がないがいいか。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
朝食もおわり、一息つく。コーヒーがからだにしみる。
「ねえ、おねえちゃん。どうして、神竜狼種は人化ができるの?ほかの種族は特別な条件があるんでしょう?」
「ん?そのことについて真偽はわからんが、述べた物語があったと思うが?」
「そんな話聞いたことがないよ?」
「ああ、そういえばその話は人間の間ではもう忘れ去られてしまった物語だったな。」
「どういう物語なの?」
「さあ?同族から聞いた話ならあるが?」
「それでもいいから教えて…」
「OK,かんたんにまとめるとだな。昔、人間の男性を愛した同族は、神さもに頼んだ結果、人間になることができました。以上!」
「それだけ?」
「そう、それだけだ。」
「ありがちな話…」
「まあ、同族は記憶力はいいんだが、頭のほうがあまりよくないからな~」
「むー」
「ねえ、それがブーメランだっていうこときづいてる?」
「おっ!復活したか。服結構似合っているだろ?」
「話をずらしたわね…でもいいわ。そのかわりそら達に魔法を教えてあげて。」
「それぐらいなら別にいいぞ。暇だし。で、何の属性の魔法からやるんだ?」
「お姉ちゃんと同じ転移魔法!」
「無理だな。」
「うー。まあわかってたけどさ…」
分かってたら聞くなよ。あれ、才能が無いものの取得条件が、頭おかしいから。
「そもそも何属性があるのか教えて…」
「基本魔法属性は火、水、風、石、光、闇だな。ここから派生する派生魔法は、雷、氷、時空、炎、爆撃、植物、生活、暗黒、光熱だな。特殊魔法は、一部種族だけのものもあるが、基本的なのは、神聖、転移、召喚,精霊、創造だな。…何から覚えたい?」
「そらは光がいい!」「水…」
「分かった、それからはじめてみるか。」
「うん!」「頑張る…」
さてどうなることやら?
頭おかしい取得方法 いろんな方法がありますが、その一部分だけ
・1キロを10秒以内に走りるける。
・1キロジャンプしてから10秒以内にし地上に戻る