自己紹介
「出たか。」
ご主人様はそういってこちらをみたきた。が、そら達のところで視線がとまった。
「そこのちっこい2人こxtut「ちっこいのじゃなくてそらだもん!」「青木…」
あれは間違いなく二人とも不機嫌になっている、返答次第で運命が決まるやつだ。、
「ちっこいのといってごめんなさい、そら、青木」
「わかっくれたら謝罪はいらないよ(ニコニコ)」「うん(ニコニコ)」
うわぁ、口は笑っているが、目は笑っていない。次やったら殺すぞと言ってるみたいだ。
「そういえば何の用だったの?」
「ほら、そらと青木は髪がながいどろ?だから結んであげようと思って。」
「できれば可愛くしてほしいなー、」「うん…」
「できる限りはやってみるよ。」
そういってご主人様は妹たちの髪を結び始めた。妹たちが不機嫌になったときは
焦ったが何事もなくてよかった。
「ほら、おわったぞ。」
見てみると。そらはツインテールで、青木はボニーテールだ。確かに可愛いが、
「服と合ってない…」
服がボロボロなので洗ったおかげで奇麗になった髪とはあってくれない。
どうするんだろうと思っていると、
「明日には間に合うように服を作ってやるから安心しろ。」
へー、ご主人様は服まで作れるんだなー。と、感心していると。
「言っとくが、おまえにも作ってやるからな。」
「…え?」
「何を驚いているんだ?この家で一緒に過ごすのだから一人だけボロボロな服を
着るのはどうかと思うのだが。」
いわれてみて納得した。一人だけボロボロな服なままなのは確かにおかしいなと思いながら。
「そうだ、ご飯できてるが食べるか」
「ん?どういうがご飯?」
そういえばそんな時間だったなと思いながら聞いていると、
「今日の晩飯はシチューだ。」
「お肉は?」
「少しは入ってるぞ。」
「えー」
そらが見るからに不満そうである。まあ、育ち盛りなのもあるだろうが、
シチューだけじゃ物足りないだろう。
「パンもあるし、足りなかったらおかわりすればいいだろう?」
いや、そういう問題じゃないと思うが…しかし、
「そっか、おかわりすればいいんだ。」
いや、いいんかい、思わず言いそうになった。まあそらがそれでいいのなら、文句は言わないけど。
にしても、ご主人様は奴隷に対して優しすぎやしないか?普通、奴隷に対しておかわりなんてものはないのに。裏でもあるんじゃないだろうか?そう思ってしまう。
「おねえさん。早く席に座ってご飯にしようよ。」
まあご飯を食べてから考えても遅くはないか。
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やっと終わった。まさかおかわりを7回もされるだなんてふつう思わないし。まあいいか。皿洗いもおらったことだしやれることはさっさと済ませないと。
「ということで、お前、自己紹介をしろ。」
「どういうことなのかはわからないけど、まあいいわ。私の名前は美空。で、こっちのは、してっると思うけど私の妹で名前は、「そらだよ!」「青木…」…まあ、見てれば分かる泥うけど、性格は対照的ね。で、苗字は聖雲よ。質問はある?」
「何年前に攫われたんだ?」
「3年前ぐらいね。他には?」
「…失礼だが、年齢は?」
「本当に失礼ね。まあ、奴隷になることを受け入れたのだから別にいいけど。で、年齢ねそらは
「6歳だよ。」「青木は12…」うん。で、私は18ね。他に質問はあるかしら。」
「いや、ないな。じゃ、次は俺が自己紹介するわ。」
にしても3年前に攫われとは。よくバラバラにならなかったよな。普通なら1男も待たずに売られたり、死んだりするのに。まあ、このことはいったん置いといて、自己紹介しなきゃな。
「俺の名前は闇木。500年ぐらい前からこの森に棲んでいる。年齢は約600歳ぐらいで、種族は神竜狼種だ。あと、少しだけだが、吸血鬼のちも混じっている。何か質問はあるか。」
「はーい」
「ん、そら、」
「なんで男装をしているの?」
ぐっ、まさか男装を見破られたうえでその質問が来るとは思ってもいなかった。チラッと美空の方をみてみると。しまった。という感じになっている、だが、もう時すでに遅しろう。…なにか言い訳をせねば。
「いや、俺はおt「嘘はだめだよ?」えっと、じゃ、しゅm「それはそれで面白いけどさ、それも嘘だよね?」…審判の魔眼か。」
審判の魔眼。それは嘘を見破る魔眼だ。使ったときにわずかに光るので見ればわかる。まあ、普通はよく見てもわからないものだが。仕方ない。きちんと話すか。
「男装している理由は変装するためだな。これでいいか?」
「へんそーしなきゃいけないほど悪いことしたの?」
「ぐっ、そこを突かれると痛いな。まあ簡単に説明すると濡れ衣を着せられたので逃げるために男装しているな。これでいいか?」
あれ?返事がない。あれ?よくみると絶句しているようだ。どこか悪かっただろうか?まあ、質問がないのなら自己紹介は終わりにして。こいつらを寝かせるか。
「自己紹介は終わりでいいな?寝室は2階だからそこを使って今日はもう休んどけ、とくにそらと青木はな。あっ、美空は残っとくように。分かったか?」
「ご主人様、」
「どうしたそら?」
「ご主人様はずっと男のふりして生きてくの?」
「んー。難しいところだな。俺にかかっている罪が濡れ衣だと証明されれば一応戻るつもりだが。」
「…ご主人様のこと、」そらの好きなように呼んでいい?」「青木も好きなように呼んでいい?」
「あまりに変な呼び名じゃない限りは別にいいぞ?」
「本当?、じゃあ朝までに考えておく」「青木も考えておく…」
「あんまり遅くまで起きないようにしろよ?」
「うん!」「わかってる…」
そういって2人は階段をのぼって行った。
さて、次はやってみたかったことをやろうではないか。