たこす様の「だ〜れだ企画」当ててくださった方のご褒美作品
たこす様の「だ〜れだ企画」でよつ葉の作品
⑧Love Letter でした。
そして正解された方でご褒美作品として、なろう大学附属病院で、よつ葉から予防接種を受けても良いよ。と挙手してくださった方々に早速登場していただきました。
主催者のたこす様、正解者の茂木多弥さま、みわかず様、秋月忍さま、衣谷強さまの5名様の予防接種の模様をお楽しみください。
なろう大学附属病院でも、◯ロ○ワクチンの接種を行うようになり、今日はよつ葉が接種担当となりました。
「師長、普通医師が担当しませんか?」
「看護師でも接種はできるから、問診は医師が担当し接種は看護師が行うんだそうよ」
「医師が問診してその場で接種した方が効率良くないですか?」
「まっ、仕方ないわよ。病院の方針みたいだから」
「でも師長」
「あら、何かしら」
「私達の病棟、普段注射なんてしないじゃないですか。なんでウチから接種応援出すんですか?
「師長会議のくじ引きで大当たり引いちゃったの」
「えっ?くじで決めたんですか!?」
「そうよ。私ってくじ運ないわ」
「でも師長、引くだけ引いて当たっても自分が接種担当しないじゃないですか」
「なんでも若い子がチャレンジよ。経験だと思って頑張ってきなさい」
お気楽な師長に送り出され、接種会場となっている外来棟の特別ブースに行くことになった。
特別ブースに問診担当の医師、槙野医師がよつ葉に気づいて声をかけてきた。
「あれ?今日は、よつ葉ちゃんが担当なんだね」
「そうなんですよ!いきなりですよ。なんの前触れもなく突然」
「あの師長ならやりかねないな」
「普段、処置で注射なんてしないですもん。学生の頃の練習以来かも知れません」
「まぁ、不安なら生食で練習しておくかい、そこに暇そうにしている研修医に相手してもらおうか」
この会話を聞いていた研修医の先生が後退り、腕でバツを作り拒否を表している。誰も好き好んで練習相手にはなりたくない特に注射は。
「まぁ、手順はできてるから後は自信持って打って」
槙野医師にそう言われて、私に割り振られている接種者リストを確認した。診察券ID番号順に実施しようかな。と思い目の前に置かれたリストに目を落とす。
ID#003 たこす様
ID#004 茂木多弥さま
ID#005 みわかず様
ID#006 秋月 忍さま
ID#007 衣谷強さま
よつ葉の担当は5人かぁ。たこす様から順番にするとして、待合室で順番を待つ人をざっと見渡す。
「よつ葉ちゃん、そろそろ始めようか」
「もう時間ですか?」
「そうだね開始時間だね」
「頑張ります」
「いやいや、打つだけだから」
サラッと会話をし、よつ葉の準備具合を確認しているであろう槙野ドクター。さぁ、頑張ろうか!自分に喝を入れてカルテに目を通して、最初の方を呼ぶ。
「たこす様、診察室へお入りください」
待合室に声をかけて、本人確認をして診察室へ通す。そして槙野ドクターの問診を終えるのを待つ。
槙野ドクターの問診の結果、接種許可が出る。
「たこす様、こちらへどうぞ」
そう声をかけて私の前の椅子へ促すとたこす様が、槙野ドクターの問診を終えて接種への段階へ進むために移動をする。
「あれ?よつ葉ちゃんじゃん」
「見つかっちゃいましたね。担当させていただきますね」
「よつ葉ちゃん、なんか緊張してる?」
「えっ!? わかりますか」
そう本心が漏れてしまい、内心ヤバイと思いつつももう手遅れ。
「腕、引っ込めて良いかなぁ」
「えぇ〜」
「嘘嘘」
「実は学生の時に美羽ちゃんに注射して以来、注射処置なんてしてないなぁ」
「へえっ」
「たこす様は、よつ葉ちゃんの初めての注射処置患者様です。は・じ・め・てをお願いします」
「あっ!マジか!活動報告で宣伝しなくては!!」
「なんの報告ですか」
「よつ葉ちゃんの初めてをいただきました!って」
「誰も要りませんよそんな報告」
「いやいやそんなはずはない!」
何やら会話がおかしな方へ行きだしたので、接種しちゃおうと思い準備を始める。
「たこす様、利き腕じゃ無いほうの腕を出してください」
「はい、どうぞ」
そう言って腕を出してくれる。打ちやすいように半袖の服を着ていらっしゃった。アルコール綿花で消毒をすると、
「よつ葉ちゃん、看護師みたいだね」
「いやいや看護師ですからね」
人生初のワクチン接種。いや、打ち手。筋肉注射だから痛いんだよね。これを下手だからと勘違いしないでくれたら良いなぁと思う。活動報告で報告するよ〜と笑いながら話すたこす様の言葉はきっと本気だと思うから気を引き締めて頭の中で順序を確認する。
「それじゃあ、たこす様打ちますね」
「ついにこの時が来たか。よつ葉ちゃん」
「はい!」
「その笑顔で注射器持つ姿は、逞しいね」
「不安そうな顔してたら怖いでしょ?」
「よつ葉ちゃんが不安? いや、ないない」
たこす様は、よつ葉を最大限に評価してくださっている。期待を裏切るわけにはいかない。注射器を持つ手に力が入る。
「それじゃあ打ちますね」
実は心の中はドキドキ。消毒綿花で消毒をする。
「おお!」
「いやいや、まだ消毒だけですけど」
「知ってるよ。見てるから」
「そんなにガン見しなくても良いんですよ」
「見ておかないと活動報告で報告できないからね」
「えぇ〜、するんですか?」
「もちろん! みんな知りたがってると思うからね」
「恥ずかしいことは内緒にしてくださいね」
「よつ葉ちゃん、捏造はダメだよ」
「そこまで言ってないです」
「そうだったね」
軽い会話が余分な力を抜いてくれたような気がした。そしてよつ葉、看護師人生初の筋肉注射のその瞬間。
「いたぁぁぁぁぁぁぁ!!」
針を刺したその瞬間、聞こえてきたこの声。
「薬液入れますから痛いかもしれないです」
「よつ葉ちゃん!既に痛い!めっちゃ痛い」
「もうすぐ終わりますよ」
「ねぇねぇ、よつ葉ちゃん話聞いてる?」
「はい、終わりましたよ」
声をかけながら注射した箇所にシールを貼る。
「たこす様、お疲れ様でした」
「よつ葉ちゃん、注射器持つと人が変わるのね」
「えっ? そうですか?至って普通じゃないですか」
「普段は天使ちゃんなのに悪魔に見えたよ」
「嘘だぁ」
「いやいやいやいやマジで」
きっと待合室で待つ患者さんたちは、できたら帰りたいと思っているかも知れないと思う賑やかさだった。
「それではたこす様、待合室で20分ほど待機していてくださいね。槙野ドクターから診察を受けて帰宅許可を得てから帰ってくださいね」
「わかりました。活動報告にバッチリ報告しときます」
「可愛く書いておいてくださいね」
「よつ葉ちゃん真実を書かないと。捏造はダメだよ」
「捏造って」
「今夜をお楽しみに」
いやいや、そこはワクチン接種受けました。くらいで止めておこうよ。あくまでメインはワクチン接種であってほしいけど、この勢いを考えると、よつ葉だろうなぁ。
「さぁ、よつ葉ちゃん次の方呼んで」
「そうですね。すみません」
診察室の扉を開け見渡して
「お待たせしました。茂木さま。茂木多弥さま」
「はい、お願いします」
私をみて笑顔で答えてくださる茂木さま。槙野ドクターの問診を終えて、よつ葉の前へ進んでこられた。
「茂木さま、こんにちは」
「こんにちは。よろしくお願いします」
「いつもあたたかいお言葉かけありがとうございます。おかげで頑張れてます」
「それは良かったです」
茂木さまと少し会話を楽しんでいたら、待合室がやけに賑やかな気がする。槙野ドクターが扉を開けて確認する。
「たこす様、安静にしてくださいね。熱出ますよ」
槙野ドクターがたこす様に声をかける。それを見ていた私たちは微笑み合いリラックスムードが流れた。さすがたこす様。皆様の緊張を緩和させてあげているなんて。心の中で拍手を送る。でも、この事は活動報告で報告はしないだろうなぁと思う。コメントで報告してあげようとこっそり思っているよつ葉です。
「それでは消毒しますね」
「お願いします」
「少しチクッとしますよ」
「はい」
なんてスムーズに進んでいくワクチン接種。
「薬液入れていきますね」
「はぁい」
「終わりましたよ」
「騒ぐほど痛みは無かったですよ」
「ホントですか?ありがとうございます」
よつ葉ちゃん2人目で腕を上げたか?
「それでは待合室で待機してくださいね。最後槙野ドクターから診察を受けて帰宅許可でたら帰宅をお願いします」
「よつ葉ちゃんありがとう」
笑顔で茂木様を見送る。そして次の方を呼ぶ。
「お待たせしました。みわかず様」
待合時間も無駄にしない書籍作家様。きっと続編の構想を練られているのであろう。あっ、そうだ後でサインをもらおう。ロッカーからみわかず様の【贅沢三昧したいのです!】を取って来たい衝動に駆られるが、まさかここで席を立つわけにもいかず、諦めかけたが、良いことを思い付く。
そうだ!待機している時間がある! さぁ、頑張ろう。何故か気合を入れるよつ葉。
「みわかず様、こちらへどうぞ」
「よつ葉ちゃん、痛くしないでよ」
「頑張ります」
短めの会話をして、槙野ドクターの前へ案内する。
「身体で気になるところとか無いですか」
「特に無いです」
問診がスムーズに進み、ワクチン接種の許可が出される。そしてよつ葉の前へ案内されて進んで来られた。
「それでは接種しますね」
「よつ葉ちゃん」
「はい」
「看護師になったんだね。看護学生時代のあれこれ知ってるからさぁ。いやぁ、大きくなったね」
「恥ずかしい」
「ここで暴露しても良いならまず始めにどこから話そうか」
「暴露しなくて大丈夫です」
「えぇ〜、もったいない」
これ以上の会話はよくない方向へ向かいそうなので、体制を立て直さなければ。
「それでは消毒しますね」
「あれ? もう注射しちゃうの?」
「もちろん!」
「つまんないなぁ。あっ、そうだ!接種の記録を書こう!題して【よつ葉ちゃんからのワクチン接種】」
「いやいや、なんでそうなるの? 体験記として自身の体験談を書いた方が……」
「いやいや、こっちの方が読まれそうだもん」
さすが書籍作家様。先の見通しが素晴らしい。読者の心を鷲掴み! いやいや感心している場合ではない。
「利き手じゃない方の腕を出してくださいね」
「あっ強引に話題を切り替えたわね」
「消毒しますね」
「ちょっと聞いてる?」
「チクっとしますね」
「仕方ないわね」
こうしてみわかず様のワクチン接種は、無事終わりました。待機してるときにサインのおねだりも快く引き受けてもらえて喜んでいると、ひとこと残して待合室へと向かって行かれた。
「よつ葉ちゃん、活動報告楽しみにしててね」
「えっ?たこす様だけで十分です」
「遠慮しなくて良いのよ。ふふっ」
何やら嫌な予感がしないでもないけど、よつ葉の接種担当者はまだ順番を待っている方がいらっしゃるので、のんびりもしていられない。気持ちを切り替えて業務に戻る。
「秋月 忍さま、お待たせしました」
槙野ドクターの問診へと案内する。秋月様も問題なく接種となり、よつ葉の前へ
「よつ葉ちゃん、たこすさん、相当痛がってたわよ。そんなに痛いの?」
「えっ? 茂木さまもみわかず様も普通に受けていらっしゃいましたよ」
たこす様の接種は、普段は採血なら日常茶飯事だけど、ワクチン接種なんて初めてだったんだもん。と自分の中で言い訳をする。
「それもそうね」
「はい。そうそう【男女バディ祭】企画お疲れ様です」
「良かったら参加してみてね」
「よつ葉、医療系くらいしか思いつかないんだもん」
「実写版ね」
「医師と看護師じゃあバディとは言わないですよね? 期限がまだあるので考えてみようかな」
「医療系で?」
「えぇ〜、忍さまぁ」
「あはは、ごめんごめん」
「痛くしますよ」
「いやぁ、それはやめて」
槙野ドクターが、
「楽しそうだね」
と声をかけてきたので、なろうで作家様してることバレたら恥ずかしいので笑ってごまかす。
「それでは消毒しますね」
「よつ葉ちゃん、強引に持っていったね。活動報告で書いて良い?」
「忍様まで意地悪言わないでください」
ワクチン接種を無事に終え、待合室で待機してもらう。最後の担当の方を終える前に既に疲労困憊なよつ葉。体力的にというより精神的に。今日のなろうにログインするのが躊躇われる。皆様、書く気満々の様子。さて、気分を新たに
「お待たせしました。衣谷強さま。どうぞ」
衣谷さまが槙野ドクターの問診を受ける。問題なくワクチン接種の許可が出される。
「はじめまして。よつ葉です。よろしくお願いします」
「こちらこそ。待合室で皆さん活動報告の原案考えてらっしゃいましたけど、何か楽しいことあったんですか?」
「えぇ!マジですか?」
「はい。みなさんそれは楽しそうに」
「何も変わったことないんですけどね。きっとワクチン接種してきました。の報告ですよきっと」
「いやいや違うと思うよ。夜を楽しみにしててごらん」
「そうします」
「それでは消毒しますね」
「もう注射する?」
「はい」
こうなったら、流れを変えるしかない。
「待機時間もありますし、早めに打っておいた方が良いかと思いまして」
もっともらしい答えに頬を緩ませてると
「別に急がないから良いんだけどね」
サラッと伝えてくださる衣谷強さま。
「鍛えてますか?筋肉凄いですね。少し痛いかもです」
「いつでもどうぞ」
人生初のワクチン接種のラストを飾るのは、衣谷強さま。消毒を終え注射器を持ち構える。
「痛っ!」
「すぐに終わりますからね」
「いやいやよつ葉ちゃん話聞いてる?」
「はい、終わりましたよ。今シール貼りますね」
「よつ葉ちゃん、痛かったよ」
「注射ですからね」
衣谷強さまも待合室で盛り上がる場所へと向かわれた。そして、たこす様が声をかけられた。
「どうでした?」
「痛かったです」
「ですよね!」
たこす様と意気投合して話に花が咲きはじめる。
ワクチン接種後の待機は、活動報告の原案に熱が入る。なろう作家様たち。
それでは、皆様への診察券です。
全科共通なので、無くさないでくださいね。
いつでも入院可能ですからね。
カルテID#003 たこす様
カルテID#004 茂木多弥さま
カルテID#005 みわかず様
カルテID#006 秋月 忍さま
カルテID#007 衣谷強さま
いつでもなろう大学附属病院へお越しくださいね。
よつ葉ちゃんが心よりお待ちしております。
D#003 たこす様
ID#004 茂木多弥さま
ID#005 みわかず様
ID#006 秋月 忍さま
ID#007 衣谷強さま
永久診察券ですので、いつでも受診可能です。
入院もできますよ。担当看護師が必ずよつ葉ですけどね。




