伐と凛 あと論 序章

漉

貴女は生きたことがあるでしょうか

貴女は何が伝えたいのでしょうか

漉とはなんでしょうか

真とはなんでしょうか

貴女と私は誰でしょうか

貴女はどんな人でしょうか

悲しみを背負った悲しい人ですか

悲しいですね

手毬(てまり)でもしましょうか

パンパンパ

楽しいですね

生きたかったです

死にたくはなかったです

殺されたくもなかったです

お母さんにお礼を言いたかったです

遺書でもかいてきたかったです

この物語は特に意味はありません

伐(き)と凛(りん)を題名とし 書いていきます

私は歩きました

特にすることがないからです

なにもしたくないし目的がないのは楽しくないので。

死を意識したこともあります

けど勇気も糞もありません

特にメリットもないですしね

腹が減ったのでコンビニで飯を買って食べました

私は涙が零れました

お母さんがいれば美味しいカレーが食えたのにと

お父さんがいれば寿司を食べに行ったのにと

妹がいれば喧嘩して食べられて

兄がいれば学校のことを話せ

弟がいれば一緒に遊べ

叔母や叔父がいればおこずかいをくれたのにと

この世界じゃ

な に も な い