表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

時とこね 時の詩

私は、アイスクリーム

作者: 時 とこね


私はこたつに入る

ぽかぽかのこたつに入る

温めることが正しいことだと

私は誰かに教わったんだ


私はぽかぽかしている

真冬でもぽかぽかしている

始まりを信じて終わりを知らない

私は何も告げないでいる


私はそれでも優しくありたい

アイスクリームのように甘々でいたい

誰にも構わず甘えていたいと

私は望んでもいいだろうか


私が望まれているのは甘さなのか

私が必要とされているのは冷たさなのか

冷たくないアイスクリームなんて

どろどろに溶けたアイスクリームなんて


一体誰が求めているんだろう


私は答えを得られないまま

こたつの中で溶けてしまった

私に求められているものも知らずに

私は無くなってしまった


私は誰に必要とされているのか

私は何を必要とされているのか

私は温室でとろけてしまって

姿も形も何も無くなってしまった


そんな私でも愛されているのかな

私はドロドロに溶けたアイスは嫌いじゃない

必要でもない

そこにあればいい


側にあればいい

誰かに言われたい言葉

「好き」なんかよりも

よっぽど具体的で素敵な言葉


私はそれを愛と呼びたい

私はそんな愛を叫びたい

私は愛を叫んだ

側にあればいいんだよ!! って


ドロドロに溶けたアイスに

ぽかぽかのこたつの中から

君はそのまんまでいいんだよって

私の側にいればいいんだよって


そろそろ暑くなってきた

ひょっこりとこたつから顔を出す

ガタガタと天板が揺れて

頭の上にドロドロに溶けたアイスが……


アイスクリーム……






こんばんは。

くだらない事ばっかり考えて笑う時 とこねと申します。


I screame.


がネタバレです。

私は、私は、叫ぶ。

こたつで起きた悲劇です。


ではでは。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ