オリキャラ ! ―少年少女と時空超越―
――――――――――また、繰り返すの ?
最初。
もう一度。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・んーーーー !あーーーーーーーー ! ! ! はぁ。
午前7時10分。
11月に入ったからなのかここ最近の朝は2ヶ月くらい前よりグッと冷え込んでいる。
寒い。布団から出たくない。
でも、早くしないと遅刻するのでため息をついてから起き上がる。
ボーッとするな・・・。眠い。寝ていたい。
睡眠不足なので多分普通のよく寝ている人よりは眠い。ていうか学校嫌だ。
そんなこんなで私の一日は始まる。――――――
人間はどうして、もっと人生を楽しまないのか。それはいつも思っていること。
特に日本人はキッチリカッチリ時間のまま行動していく・・・良い意味では真面目な国民性だと私は思う。でも、もう少しのんびり暮らしたって良いと思う。
私みたいにのんびり生きていたい人間にとって、この私の生きている小さな小さな、まるで箱の中のような世界は息苦しいのだ。
まぁ、そんなことを例え誰かに言ったとしても今のこの現状も変わるわけもないということは、いくら馬鹿でアホな私でもわかる諦めたお話。私は今日も淡々と日々日常を平然とやり過ごし、昨日の自分と変わらないように生きていくのだ。
だって、自分はどこぞの物語の中のかっこ良い、優しい、明るい主人公とかじゃあるまいし、きっと私は世界の中のほんの一部のただの人間にしかすぎない。
私は性格が悪い人間にしかすぎない。
私は自分のことが一番、他の誰よりも嫌いだった。
それはきっと、これからもそのままで何十年たった未来のお話でもそう。変わらない。
そんな私のお話。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「おはよ ! 愛。」
「あっ ! ! 汐理おはよー ! ! 」
私に片手をあげて挨拶してくれた目の前にいる彼女は私の友達の花宮 汐理という女の子。ピンクの髪に下に縛ったツインテールの長い髪が特徴的で眼は優しい赤 ? という感じでどっからどう見てもお人形さんみたい ! 私は普通にこの子は美少女という分類に入れられると思っている。
「今日の体育ヤダな...」
「ファイトー ! 私のクラスは確か体育なかったハズ...!」
「寒いし、眠いし、ヤダ ! ! 」
「頑張れー。」
私は彼女の話を聞きつつ空を見る。
うん ! ! 今日の空は輝いてる ! めっちゃ綺麗。雲一つ無い快晴。秋晴れは爽快で良いね !
私、市野 愛は笑顔で登校したのだった。
そんな私の何気無い日々。
いつもと変わらず時間は前に進む。
そんな日常はまぁ、あっさりと消えちゃいましたー。なんだけどね。
まぁ、いいや。もう少しだけこの世界にいよう。あとちょっとだけこの世界の地にいよう。
・・・まだ、なにも始まってないんだから。
虹紫です。
今回の少女が主人公なのです。では。