どなたです? その2
今回は早めにいけました……(汗)
「ところで、親父。チビが親父の事、パパって言ったのはなんでだ?」
まあ、そこ気になるよね……
私も気になるし
「何でも何も、小鞠は俺の娘だからだ。お前の腹違いの妹だぞ?」
「初耳なんだけど……?」
やっぱり兄妹なんだね
腹違いって事はお母さんが違うのかな?
だったら似てないのも納得なような……
「お前は知らなくて当たり前だ。お前を地上に堕とした後くらいに生まれた子なんだからな」
「あいとは、小鞠のお兄様なのー?」
おや、小鞠ったらまだつーちゃんに抱っこしてもらってるんだね
それにしても、小鞠があいちゃんの事にぃにって呼んでると違和感しかない……
「そう、なるんだろうけど…。違和感しかねぇ……。にぃにって呼ぶの止めろ」
「じゃー、あいとー。小鞠帰ったほうがいいのー? 帰りたくないよぉ」
「…帰らなくていいんじゃねぇの? どうせ親父の不注意でチビは下まで落ちてきたんだろうし」
不注意で小鞠はあんな事になってたのか…
かわいそうな小鞠…
「お父様、小鞠帰んない! お母様に言っといて!」
「あー…。魅毬に怒られる…」
魅毬っていうのは小鞠のお母さんかな?
名前似てるのはわざとなのかな?
そうかもしれないな
「まりこ様、帰んないの? せっかく迎えにきてくれたのに……」
「帰んない! お父様とお母様といてもつまんないもん!」
「そんな……、小鞠ー、パパ悲しいよー」
私もなんか小鞠のお父さんがかわいそうになってきたよ…
そこまで言わなくてもいいんじゃないかなぁ
「常盤さん、そろそろ帰った方がいいんじゃないですか? どうせ仕事ほったらかして来たんでしょうし」
「そうだよ。あの…、魅毬? とかいう奴に報告行かなきゃいけねぇんじゃねぇの?」
「うっ……。わかった。一旦帰る…」
仕事ほったらかして来たのか……
そんなに小鞠に会いたかったんだね
でも結局小鞠にはふられるし…
かわいそうに……
「んじゃあ、帰るわ。小鞠ー、いつでも帰って来ていいからなー?」
「お父様うざい」
「どこでそんな言葉覚えたの?! パパ、ショック!!」
賑やかな人だなぁ
一旦帰るって言ってたから、また来るのかな?
それにしても、小鞠がこんな反応するなんてびっくりだね
こんな小鞠初めて見たよ
あ、小鞠のお父さんと目が合った
「さよならです」
「……大変だね。頑張って」
「え?」
「親父、さっさと帰れよ」
大変だねって何がだろう?
なにか大変な事あったかな?
たしかにクラブのみんなのテンションについていくのは大変だけど……
(大変ってなんだろう……。ねぇ、緋人)
『…………』
(…緋人?)
『…あ、ごめん。ぼーっとしとった』
(大丈夫?)
『おぅ、大丈夫や』
変な緋人
まあ何が大変かは深く考えないでおこうっ
自分が大変だと思ってなかったら大変じゃないんだよっ
そうだよね? ね?




