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まだまだ歩くよ

「早く。置いていくよ?」


あ、良かった。なんか森みたいなところに入る前に止まってくれた

でもこんなに大勢でぞろぞろ来てよかったのかな?

流李さんはいいって言ってたけど…


「真赭、真鉄。ちゃんとそこにいてね」

「まっかせて」

「ちゃんといるから。行ってこい」


あ、また石像に戻った

あの人? たちは人間の姿になれないのかな?

まあ、なるかどうかはその人の好みだから何も言わないけどね

それにしても……、どこまで歩くんだろう…

まだ歩かなきゃいけないんだ…


「なぁ、姉やん。もう戻ってええ? 疲れた」

「うーん…。まあいいんじゃない?」

「よっしゃ。じゃあ戻る」


えー! このタイミングで?!

やだよ、歩くのー! ってそうだ、戻ったところで何も変わらないじゃん!

結局一緒なのか……


『あー、快適』

(快適も何もないでしょ?)

『気持ち的な問題や』


またそんな屁理屈言って……

…使い方合ってるかな?


「喉乾いた……」

「みとちん頑張れ。あとでね」

「もとの姿に戻った方が楽なんじゃ…。きょうくんどう思う?」

「つっつー、それ言っちゃお終いな気がするよ」


みんなも相当疲れてるみたいだなぁ

そりゃこんなに歩かされたら疲れもするよね

いいよなぁ…。弥生と優奈は元気だから

疲れてなさそう……


「…飽きた」

「でもゆーちゃん。第2のパパに会いにいくんでしょ?」

「そうだよ。ととさんに会いに行かなくちゃ」

「でも……」

「「疲れたね……」」


そうでもなかったみたい

ちゃんと疲れてたよ

いや、ちゃんと疲れてたってなに?

自分で言っといてなんだけど、なに?

というか、優奈にはお父さんが2人もいるのか。すごいなぁ…

私のとこは1人だよ…、ってこれが当たり前か


「着いたよ」

「お前らなんでここにいるんだ?」


え、あいちゃん?

なんであいちゃんがつーちゃんの家にいるの?

今日確か学校いなかったよね?


「先客って碧斗の事だったの……」

「沙羅もいたのか」


沙羅姉は呆れ顔だけど、あいちゃんは驚いた顔してる

あいちゃんよりも私たちの方がびっくりだよ

どうしてつーちゃんの家にいるのさ


「天宮、みんなが来てくれたぞ」

「なに……。どうしてみんなが……?」


玄関の扉からつーちゃんが顔出した

いつもと変わりないようでよかったよ

ってそんな事よりも


「つーちゃん…。どうして学校休んでるの?」

「ねぇ、雨音。この世界…、ううん。この関係には秘密があるって言ったら、どうする?」

「かんけい? って、あの関係?」

「そう」


一体なんの事? つーちゃんは何が言いたいの?

私、頭悪いからもうちょっとわかりやすく言ってほしいなぁ…


「天宮、それは言わなくていいだろう」

「つばめ、まだだめよ」


あいちゃんも沙羅姉も揃ってどうしたの?

何もわかんないし、頭からハテナマーク飛ばす事しかできないよ

せめてもうちょっとわかりやすく説明してよーー

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