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お見舞いの日です

今日は珍しいお知らせです。

なんと…、美都が風邪を引きました。

ほんとに珍しいな

あの子も風邪を引くとかあるんだね

まあその所為かはわかんないけど、颯真がちょっと元気ない


「ひまだよー…」

「美都がいないとひまだー!!」


弥生と優奈はただ単に美都と遊びたいだけみたいだね

でもちょっと元気ないかな?

どうなんだろ?


「そんなに暇なら美都の様子見てきたら?」


お、沙羅姉

様子見に行くってどうゆう事?


「お見舞い、行きたくない?」

「「「行きたい!!」」」


弥生と優奈はわかるけど、颯真までハモるなんて…


「うーん、じゃあ颯真、美都の家わかるよね?」

「もっちろん!!」

「よし、だったら許可出してあげるからお見舞い行っておいで」

「生徒だけで?」

「何言ってんの、優奈。そんな訳ないじゃない」

「へ? じゃあ…」

「私と碧斗も行くの、クラブの一環よ」

「クラブ活動として行くって事?」

「そうそう、弥生偉いわねー」


あー、なるほど

そういう意味ね、なっとく

クラブの一環だから行くのおっけーなんだね


「じゃあ行こうよ、行こうよ!!」

「そだねー」

「みとの様子も心配だし、行くかー」


颯真はもう行く気満々だね

当たり前か、颯真も行きたいって言ってたんだもんね

きょーちゃんも智くんも行くみたいだし、他の人も行くみたいだね


「出発だー!!」

「イェーィ!!」


ほんとに優奈と弥生は元気だね

さっきまでのテンションはどこにいったの?


「ねぇ、そー、美都ちゃんの家ってどこにあるの?」

「えーとね、俺んちの近く」


颯真の家ってどこ?

家の近くって言われてもわかんないからっ


「あーいとー」

「どうした小鞠(チビ)

「布の家どこー?」

「ちょっと待ってまりこさま、俺今布じゃないからっ」

「綿田木の家は俺知らねぇぞ」

「うー…、そなのー?」

「待って、俺無視しないで? まりこさま俺ちょっと悲しいよ?」


あそこの3人は相変わらず元気というか漫才トリオというか…


「てか、まだ着かないの?」

「うん、あとちょっとかなー?」


えー、あとちょっとってどれくらい? あと何キロ?


「あ、着いたよ」


え、意外に早かったな

もうちょっとかかるかと思ってた


「なにこれ…」

「豪邸…?」


優奈と弥生の様子がなんかおかしいぞ?

豪邸って…


「でっか!! これ美都の家!?」

「すげー、金持ちー」


智くん少し呑気じゃないか?

普通もうちょいリアクションしない?


「こんにちわー、綿田木でーす」

《はーい、どうぞー》


いつの間にか颯真はインターホンを押して、お母さんらしき人が出た。

と、思ったらデカい門が勝手に開いた。

わーお、びっくりだよ


「ほら、みんな行くよー」


颯真は1人、驚き過ぎて固まってるみんなをほって、ずんずんと中に消えていった。


「「あ、待ってよー!!」」


最初に消えている颯真に気がついたのは優奈と弥生

その2人が追いかけた後をみんなでついていった。


「こっちだよ」


しばらく行くと、玄関の前に颯真が立っていた。

いや、門からここまで遠くね!?

え、これ普通なの? うそ?!


「いらっしゃい、颯真くん」

「どうも、こんにちわー」


玄関が開いて、女の人が出てきた。

颯真となんか仲良さそうだから美都のお母さんかな?


「みんな、この人がみとちんのお母さんで知華(ちか)さんですっ」

「今日は、美都の母です」

「「「「「「「こ、こんにちは…」」」」」」」


とりあえず、部員全員であいさつ

美都のお母さんだけあってお顔が綺麗で…


「こんにちは、お母さん。私は顧問の天龍寺です」

「同じく顧問の翡翠です」


その次に沙羅姉とあいちゃんがあいさつをした。


「いつも美都がお世話になってます」


なかなか律儀な方で…


「ばあや、お客様を美都の部屋に案内して」

「かしこまりました。奥様は…」

「仕事だから、しばらく部屋から出ないわ」

「かしこまりました」


知華さんに呼ばれて出てきたばあやという人に道を案内された。

そしてしばらく歩いたけど、なんかちょっと道を外れたら迷子になりそう…

それくらい家の中は広く、迷路みたいだった。


「こちらがお嬢様の部屋です」

城咲(しろざき)さん、いつもありがとうございます」


颯真に城咲と呼ばれた人は会釈をすると、もと来た道を帰っていった。


「ねぇ、颯真、あの人は?」

「えーとね、城咲さんっていってこの家で働いてる人だよ。さっきばあやって呼ばれてたでしょ?」

「あーうん、呼ばれてたね」


つめりメイドさんって事?

でもすごいなー、人を雇えるくらいお金があるって


―――コンコン


「みとちん、入るよー?」


ノックをして一言かけると颯真は普通に扉を開けて中に入った。


「あれ、そう…」

「みとちん大丈夫?」

「うん…、ってあれ? みんなもいる」

「お邪魔してまーす」

「美都大丈夫ー?」


優奈と弥生はいつも通りに戻ったけど、美都はちょっと顔色悪い。

ほんとにしんどそうだ。


「みとって金持ちだったんだな」

「もう…、知られたくなかったのに…」


智くん、今の発言は美都にとって嫌なものだったみたいだよ?


「そういえば、なんでみんなここにいるの?」

「「お見舞いだよー」」

「美都ちゃんの事が心配で…」

「つば、弥生、優奈…、ありがと…」


あれ? 美都地味に照れてる?


「みと顔赤いぞー?」

「うっせ、バカ」


智くん…、どうして君はKYなの?

そこはスルーしてあげようよ…


「あ、ねぇ、みとちゃん」

「ん? どうしたの、菜月」

「と、トイレ貸して…?」

「いいけど、場所わかる?」

「わかんない…」

「だよね…」


つっきーはトイレ行きたいんだ…

学校出る前に行っとけば良かったのに…


「じいや? お客さんをトイレに案内してあげて」


美都がベッドの横にある電話(らしきもの)をとって、どこかにかけると、


―――コンコン


ノックの音がした。


「失礼します」

「ほら、菜月行ってきな」

「みとちゃんありがとー」


そしてつっきーはおじいさんと部屋から出て行った。


「ねぇ、美都あの人は?」

「えーとね、執事っていうのかな? 召使いっていうのかな? とにかくそんな感じの人」


うん、いまいち理解できなかった

簡単に言えば、あの人もここで雇われてるって事かな?


「じゃあさ、あの人の名前は?」


お、弥生 いい事聞くね


「名前? えーと、隆岳(たかだけ)って名前だよ」


へー、そうなんだー

それにしても名前なんてよく覚えられるなー

他にもいっぱいいるんじゃないのかな?


「あとは1人メイドがいるだけだよ」

「ん? もしかして心読んだ?」

「読んでないよ、雨音がわかりやすいだけ」


またそれですか…

私どれだけわかりやすいの?

考えてる事だだ漏れ?

そんなのやだよ…


「そういえば、なつき帰って来れるかなー?」

「ねー、ちょっと心配」


あー、確かにねー

優奈と弥生の気持ちわかるかもー

つっきー、帰って来れるといいなぁ…



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