表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/18

第七話

-------------------------------------------------------------------------------


僕は病院というものが嫌いだ。

自分の行動が縛られるのが嫌というのもある。

それと一緒にホントご飯がまずいのである。

ネフローゼは腎臓の淡白をこしとる機能が弱まって起きる病気である。

何でなるのかは解明されてないが、どうやら食塩が原因の一つらしいのである。

なので一日の塩分制限が出て、糞まずい飯になるのだ。

しかも薬のせいで太っているのでカロリー制限付だ。

後、むくみも出ているので水分制限もかかる。

ひどいときは一日二百mlの制限をかけられたりする。

嫌なことを上げるときりはないが、そういう病気である。


そしてベット上安静。

動くこと全般を禁止される。

その部屋にはテレビもなく、ひたすら詞を書くしかなかった。

それと音楽もよく聴くことにした。

音感をつけるためだ。

病院の中だとうるさくてフォークギターは弾けないので、そんなことをするしかない。

しばらくそんな日が続いた。


ある日、ギターのお兄さんがまた入院してきた。

僕より年齢が高いので症状が僕より悪化することはほとんどない。

そのお兄さんが来て一週間ぐらいして面会することができた。

早く良くなって病院の外で一緒にギター弾こうねと約束した。


僕が外へ出てもいいというときの話しである。

お兄さんは僕が練習中の曲の中で大切な話を僕に聞かせた。

まずはギターで簡単に弾ける曲はそんなにないと言っていた。

コードが難しくて弾くのは困難だと言った。

なので曲を作るためには簡単なコードだけで曲を作る必要があると言った。

実際ほとんどの曲はその簡単な代理コードで弾けるという話を聞いた。

そのためにはキーを変えるカポタストが必要だと教えてくれた。

これさえあれば自分の好きなように声のキーの出る範囲を調整できることを知った。

そしてカポタストを僕にくれた。

自分は負い咲き短いとジョークらしきことを言っていた。

それから一週間後、そのお兄さんとはなぜか面会謝絶になった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ