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プロローグ

プロローグ

小さい頃初めて見た「お嫁さん」というのは、幼稚園の先生だった。

そこにいたのは、いつもエプロンを着ている先生じゃなくて

真っ白なお姫様みたいなティアラを乗せて、ドレスを着て、綺麗にお化粧をして、

ちょっと赤らめて照れくさそうに笑う仕種。

それは、一人の「幸せ」な女の人だった。

今思うと、あれがそうなんじゃないかって思う。

「幸せ」ってこういうことを言うんだって。

 幼心に、体がムズムズして、何かを叫びだしてしまいたくなるような衝動に駆られたのを覚えている。

 それがあまりにも居心地が良くて、私は近所で「お嫁さん」を聞くたびに駆けつけていくようになったんだ。

 ウェディングドレスを眺めるだけじゃ物足りない、もっと、何かがほしい。

 

 うん、そうだ。きっとあれがそうだったんだ。あれがきっかけだった。

 それ以来私は、誰かの幸せの依存症になってしまったんだと思う。 



         


 

はじめまして、佐久本楽ともうします。

この小説は私の実体験が混じったお話です。なので結構リアルな話が出てくるのではないでしょうか(^^;結婚をお考えの方にも参考になったらと思います。

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