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ルリタラアザミを咲かせた少女達

作者: 雪森 萌香

学校の先生と話していた時に気になったところの4箇所を、少女達に置き換えて書いてみました。

愛美(みなみ)〜おはよ今日も可愛いね!メイクもめっちゃ上手いし、顔面国宝級だよね!」

「ありがとう」

「それにしても桃奈(ももな)は、今日もぼっちで机に向かって勉強してる。本当にガリ勉だねww」

「そんなことないと思うけどな〜」

「そうだよ!ガリ勉といえば、愛美前の小テストどうだった?」

「あ〜15点」

「え〜あれ50点満点でしょwまぁ愛美可愛いし将来は、そっちの道進めばいいしねw」

「まぁね」

「なんでそんなに点数取れないの」

「時間ないから?かな」

「なんで途中が疑問系ww」

「いや〜時間作ろうと思えば、作れる気がして」

「じゃあ作ればいいじゃんw」

「…」

***

真美まみ氏、おはようです!」

「あっ、おはよう!」

「真美氏、この子やばくないですか。」

「確かにやばー」

「あっ結成(ゆいな)氏またみんなに話しかけられてますね。結成氏優しくていい子ですもんな〜」

「そうだね!結成ちゃんいい子だよね!」

「真美氏とは、真逆の性格ですよね。あっおはよ〇〇氏こないだの、、、」

「あーあれいいっすよね。真美は、どう思ったすか?」

「…」

「真美?」

「あっごめん何?聞いてなかった」

「ちょっとちゃんと聞いといて下さいっすよ」

「ごめんごめん。で、何?」

「こないだのドラマのやつ、、、」

「あー私はあれあんま好きじゃなかった」

「あ〜そうすっかー」

「…」

***

「結成、これやっといて!」

「あっ先生、了解です!」

「結成〜これ手伝って」

「あっ今先生に頼まらたのやって、、、」

「ん?」

「あ〜わかった!やろ」

「ありがとう」

「うんん、全然大丈夫」

「結成ちょっと職員室来て」

「あっはい!」

〜職員室〜

「結成、嘘ついたらしいじゃん」

「へ?」

「〜嘘ついて、物事から逃げたら何も始まらないよ。今後嘘つかないようにね!」

「はい、、、」

「真美みたいに正直に物事を言いなさいね!嘘ついて逃げようとしない!約束!話はこれで終わりだから教室帰っていいよ」

「…」

***

「桃奈!なんであんたはこんな点数しか取れないの!」

「ご、ごめんなさい」

「自分で今回の点数言ってみなさい!」

「50点満点中45点です…」

「なんであんたは、こんなにダメダメなの」

「ご、ごめんなさい」

「何に謝ってんの!」

「こんな点数しか取れなかったことなです…」

「今後どうするを言いなさいよ。こっちはそんなどうでもいい事聞いてんじゃないの」

「…」

「なんか言いなさいよ!お母さんだってね、怒りたくて怒ってんじゃないのよ!あんたを愛してるから、言ってあげてんの。わかる」

「はい…」

「じゃあ点数で示しなさいよ。今回の反省を活かして、今日からどんなお勉強をするの?」

「ケアレスミスや、覚えきれてないところがないように、問題をたくさん解きます」

「じゃあ今すぐやりなさい。それと、あんたの部屋から化粧水出てきたけどどういうこと!」

「そ、それは、、、」

「あんたは、化粧なんていらないの。クラス写真に載ってた愛美とかいう子みたいな奴に惑わされたのならやめなさい!あんなの勉強出来ない子の象徴だから」

「はい…」

「わかったらさっさと勉強しなさい」

「…」

***

愛美)「可愛くないと、みんなが話しかけてくれない。みんなとの関係を壊さないために、『美』を磨いてたら勉強する時間がない」

真美)「本当のことを言うと、嫌な空気が流れる。私は、私が思ったことを『正直』に言ってるだけなのに、気まずい空気にしてしまう」

結成)「みんなの期待に応えるために『嘘』を付いてる。それなのに、嘘つくなって言われても無理だよ。みんなの期待に応えないといけないのに」

桃奈)「お母さんの愛を受け取らないと。『愛』を受け取るために、勉強をしてる。でも私だって綺麗になりたい。でもお母さんの愛に応えないと」


愛美)「桃奈みたいに、周りに囚われずに勉強をしたい!」

真美)「結成みたいに、周りの空気を壊さず仲良くしたい!」

結成)「真美みたいに、周りに囚われない正直者になりたい!」

桃奈)「愛美みたいに、周りに囚われず綺麗になりたい!」



あの子になりたい!

この話は、全員周りによって自分を苦しめています。自分を守れるのは自分だけ、私はこの考え方が好きなどで、こう書きましたが、人それぞれ、違います。

人それぞれ、違いがあるからこそ美しい。私はそう思います。


ルリタラアザミ…傷つく心

(一人一人違う)傷つく心を持つ少女達

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