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4話目:自分のサービスとお金の真理

朝の光が部屋に差し込み、亮平はゆっくりと目を開ける。窓の外には雄大な富士山が聳え立っており、その雪を頂いた美しい姿が彼を驚かせる。静かな風が窓を通り抜けてきて、清々しい空気を運んでくる。


亮平は部屋を出て、温泉に向かう。長い廊下を歩きながら、足元には素足が感じる自然の木のぬくもりが広がっている。そして、あたたかな温泉の香りが鼻をくすぐる。外の空気はまだ冷たく、温泉の湯気が白く舞っている。


良平は足を湯に滑らせ、その瞬間、彼の体は熱い湯に包まれる。湯船から見上げると、富士山がそびえ立ち、雲がその山肌をさらに美しく見せている。静かな自然の音、風のささやき、遠くで聞こえる鳥の鳴き声。それらが全て合わさり、亮平は完全にリラックスして、自然と一体になったような感覚を味わう。


「これが天国か・・・」


早朝の露天風呂で良平はつぶやいた。彼は休日に富士山が見える温泉に泊まりにいっていた。


目を閉じ、自分自身を温泉に浸し、深い呼吸を取る。富士山の壮大さと、温泉の心地よさが彼の心を満たす。ここにいると、彼は日常のストレスや悩みを忘れ、ただその瞬間を心から楽しむことができる。


日がゆっくりと昇り、その光が湯面に反射してキラキラと輝く。この平和な一日が始まる。一日をやり直す能力があるかどうかは関係なく、亮平はこの瞬間を大切にしたいと思う。


お金を使うようなサービスを使った日に引き戻しを行うことで良平は生活費15万ほどでも十分幸せだった。たまに高いホテルに泊まれば家賃が少なくても全く気にならない。

むしろ感動が薄れてしまうまで感じた。

クライアントワークの仕事が安定して、良平は次は自分のサービスを作ろうと思った。


良平がフリーランスとして様々なスキルを磨いてきた経験から、良平は一人でも多くの人々が自分らしく働くことができる環境を提供したいと考えるようになった。その結果、良平は「SkillCycle」というサービスを開発した。


「SkillCycle」は、個々のスキルを持つフリーランサーと、そのスキルを必要とする人々や企業をマッチングさせるプラットフォームだ。

今までは案件が公開されてきたが、フリーランスを公開して、企業が選んでもらうサービスになる。


「SkillCycle」は、それぞれのフリーランサーが自分のスキルをプロフィールに登録し、そのスキルを探している人々がそれを見つけて直接依頼できるようなシステムになっている。

さらに、このプラットフォームはフリーランスの仕事の検索だけでなく、フリーランスとして生活するための各種リソース(例えば、税務に関する情報、契約書のサンプル、ネットワーキングの機会など)も提供している。


このサービスは大当たりこそはしなかったが一定の結果は出た。なんせ市場規模が大きい世界だ。

日本のSESの市場規模は13兆を超えている。

パイの0.1%でも取れたら130億の売上が入ってくる。


このサービスで良平はお金のために働く必要がなくなった。


今まで順序が逆だったんだなと思った。

良平はお金がないときは人生の悩みすべてをお金以外で解決しようとしていた。

だから疲弊したのだ。

個人の問題はお金で8割は解決する

お金で解決するなら先にお金で解決してそのあとで人生の大事な問題に当たればいい。

お金がない状態で生きがいとか人生の目的とかを悩んでも仕方がないのだ。


さらに時間が十分にあって知識を無料で取り込める良平はお金の勉強を色々していった。

特に腑に落ちたのはレバレッジをかける教訓だ。


毎月3000円、NISAやiDecoで年利5%の商品を10年間積み立てても46.5万円にしかならない。


しかし、先に年利1%ほどで300万借りてしまう。こうして毎月利子3000円を返済していって、年利5%で10年積み立てると10年後には500万になる。元手のお金をすべて返済しても200万残る。


個人の支払としては同じ毎月3000円だ。なのに結果は5倍くらい変わる。

さらに返済の信用がついて次は大きく借りれるのだ。


良平は複利の話は知っていたがレバレッジは意識していなかった。

これを知っていれば、すぐに法人設立して何か事業なりをして銀行から融資をもらっていたのに。。


大会社は大体この方式を取っていてまずは不動産なりで配当を得て固定費の分をまかなう。

そのあとで事業の利益が乗っかるからかなり盤石な体制なのだ。













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