可愛いと思ったから
初めまして。この度は私の小説を読む気になっていただきありがとうございます。
十月の中頃、もう秋も中盤に差し掛かろうという今日。俺は一人学校へと向かい歩いていた。
僕は東雲春雪。都立の進学校に通う高校一年生である。顔はそれなりに整っているほうだと自覚している。
実際顔を誉めらえることは幼少のころから多々あった。そのおかげか、クラスの中でもイケてるとされるグループに属している。
同じ中学からこの高校に進学してきたものは少なく知り合いは幼稚園のころから仲良くしていたいわゆる幼馴染の男子一人だけで、その幼馴染も別のクラスに配属されてしまったためクラスで馴染めるか心配していたところ声をかけられて仲良くなった。
もともと僕は自分の意思というものを主張することがあまり得意ではなく、流されやすい性格のため誰かといないと何かをする気になれない。適当に気の合う仲間たちと駄弁ってるくらいが丁度よく、今までの人生をただ漠然と過ごしてきた。
顔のこともあってか、昔からそれなりに告白はされてきた。しかし、こんな性格だし女の子をきちんと好きになってあげられないかもしれない、もしかしたら傷つけてしまうかもしれないと思い断り続けてきた。
だがしかし、そんな僕だが今絶賛恋をしている。人生で最初の恋…いわゆる初恋である。相手は同じクラスの葉月栞さん。
クラスの端っこのほうで一人本を読んでいる、おとなしい女の子である。髪型はボブくらいの長さの黒髪で身長は低め、体型は痩せ型というかなんというか…起伏の少ない体つきである。
顔は前髪が長めなのであまりわからないが地味なほうで、男子たちの「あの子可愛い」とか「あの子が気になる」という会話に挙がってるのを聞いたことはない。
男子はおろか女子とも会話しているのを見たことがないのでクラスメイトのみんながちゃんと名前を憶えているかも怪しい。
じゃあなぜ僕がそんな子に惚れたのか…これを説明するには少し過去を振り返ってみる必要がある。
あれは一週間前、九月も中盤に入り少し開いた窓から金木犀の香りが風と共に入ってくる…そんな日の昼休みのことだった。
「ハルユキ~購買に飯買いに行こうぜ~」
四時間目の授業の教材をロッカーにしまいに行こうとしたとき、一人の男子生徒が話しかけてきた。
彼の名は斎藤友大。金髪で前髪をヘアピンで留めており、ピアスも開いているので見た目がとにかくチャラい。
しかし中身はとてもやさしく誰にでも分け隔てなく接するタイプで学校の中でも好かれいているタイプの人間だ。
成績はそれほど良くなく見た目もチャラついてるため先生たちは好ましく思っていないのではと思っていたのだが、その人柄からか先生たちからも好印象のようだった。
まあ、成績が良くないといっても授業はさぼることなく真面目に受けているためそういう点も評価につながっているのだろう。
「購買か~、僕弁当なんだけどなぁ。」
大体いつもは友大も弁当のはずだが…
「そこを何とか!今日母さんが寝坊しちまってお弁当ないんだよ~一人で購買行くのも寂しいだろ?一緒に行こうぜ?」
ここまで頼み込まれては、こちらも断りづらい。しょうがないのでついて行くことにする。
「分かったよ、行くよ。でもこれロッカーにおいてきてからな?」
「まじでありがとう!やっぱお前親友だわ!」
まったく、調子のいいやつだな…と思いながらも嫌な気はしない。僕は少し機嫌よさげに廊下にあるロッカーへと向かう。
「寒い…この時期は廊下に出るのがつらいな。」
秋の肌寒さを憂いながらロッカーに教材をしまい教室で待つ友大の元へと向かおうとするとそこへ、一人の女子生徒が廊下に出てきた。
「春雪~授業疲れたよ~!四時間目の数学なんて、先生私を三回も当てるんだもん!」
この子は妃冬姫。俺や友大らと仲良くしているメンツの一人である。
髪は青みがかったアッシュブルーのような色で、ショートカット。顔はかなり可愛くクラスの中でも人気が高い。
性格も非常によく、人類みな平等がモットーで誰にでも優しく接するため聖人君主だと思われている。
しかしながら、勉強のほうが少し苦手でしゃべり方も若干…ほんの少しだがアホの子が入っているため先生方には目をつけられていてたびたび授業では指名を受けている。
「まあ、災難だったな。三回とも僕が教えてあげたからよかったものの。」
僕たちは席が隣どうしで、こうしてたびたび先生に指名された冬姫を助けてあげているのだ。
「ホントにありがとね!春雪がいなかったら大変なことになってたよ~このままずっと隣がいいんだけどなぁ」
「ああ、そうだな。…あ、そういえば。ちょっと友大に頼まれて購買について行くことになったから、お昼食べるの少し待っててくれない?あ、あと残り二人にも伝えといてくれる?」
昼休みは大抵いつもつるんでるメンツで昼食をとる。もちろんその中に冬姫も含まれているため、僕と友大が少し遅れることを伝えておく。
「分かった、じゃあ待ってるね!…でも春雪君が行くなら私もついて行こうかな?」
一度は了承するも、やはり自分もついて行こうかと悩む冬姫。
「いや、あいつらと居てやってくれない?あいつら二人だけだと間が持たなそうだから…」
しかし僕はそれをやんわりとやめさせる。僕たちは基本いつも五人で行動していてみんな仲が良いのだが、なかにも合わない組み合わせというものは存在する。その筆頭が今回残された二人なのだ。
「あはは…確かにあの二人を二人っきりにしとくのはよくないかも。じゃあやっぱり待ってるね!」
冬姫もあの二人を残していくのは思うところがあったのか教室で待つことにしてくれた。
「頼むわ。じゃあ僕はさっさと購買に行ってくるかな。」
僕はすぐにでも用を済まして教室に戻ってきたかったので友大を探す。すると購買のあるもう一つの校舎へとつながる渡り廊下のほうから俺を呼ぶ声が聞こえた。
「おーい、春雪!何してんだよ早く行こうぜ!」
声のほうを向くと友大がずっと待ってるんですけどみたいな顔をして立っていた。
「お前な、僕はついて行ってやるんだからな?そんな態度だと俺はついて行かないぞ。」
僕が謎にエラそうな態度を咎めると
「ごめんごめん!冗談だって。」
…と弁明してきた。まったく調子のいいやつだ。
「はあ、まあいいや。ほら行くぞ。」
高校生らしいくだらないやり取りを終えて、僕たちは購買へと向かう。
僕たちの学校は中高一貫校で、中等部と高等部の校舎が渡り廊下でつながっている。購買は中等部の校舎のほうにあるので、高等部生はこの渡り廊下を渡らないと購買へ行けないのだ。
そのせいもあってか高等部生はお弁当を持参する人の割合が多い。それなりに距離があるからさもありなんという感じだ。
「しっかし面倒くさいな。僕が弁当忘れたらもう昼飯はあきらめるくらいには面倒くさい。」
「だよな~中等部なんてアウェイな感じがするし一人じゃ行きづらいし。」
友大の気持ちも分からんではない。だからわざわざついてきてあげてるのだ。
「ったく。感謝の気持ちがあるならなんかおごれよ?」
しかし無償のやさしさなど存在しない。頂くものはきっちり頂かないと。
「分かってるって。」
そこらへんはきっちり弁えているようだ。…しかし普段購買に行かない上にここの中等部出身でもないからこちら側の校舎へはなかなか足を踏み入れないためなんだか新鮮な気持ちになるな。
ここの高等部の生徒のうち半分は俺と同じく外部受験であるため、僕と同じような気持ちを抱いているのだろう。ちなみに友大も外部受験…というかスポーツ推薦でこの学校に入学してきたのでこちらの校舎には慣れていない。冬姫は中学からこの学校に通っており、エレベーター式に高等部に上がってきた。…というかそうでもない限り進学校であるここに入学するのは無理なんじゃないかと思う。
そんなことを思いながら購買へと向かって歩いていると、ある一人の生徒が話かけてきた。
「春雪先輩、お疲れ様です。」
高等部の制服は男女ともにブレザーであるが、話しかけてきたのはセーラータイプの制服の生徒、ましてや一年の僕を先輩と呼ぶこと、何よりこちらが中等部側の校舎であること、そのすべてを鑑みると今話しかけてきたのは中等部の生徒であることが分かる。
「おお、水月、お疲れ~。」
話しかけてきたのは、赤星水月。中等部の二年生で、軽音楽同好会に所属している。僕も軽音楽同好会に所属しており、水月とは先輩後輩の関係に当たる。
ここの学校の部活は珍しいことに中高合同で行っている。僕がこの学校に入学してきてすぐの時、高等部の校舎の授業では使われてない少し狭めの部屋からギターを弾く音が聞こえたので、興味本位で入ってみたところ水月が一人でギターを弾いていた。
なんでも水月が入学したときにはこの同好会は無かったらしい。しかしどうしても軽音楽をやりたかった水月は先生に頼み込んでもともと軽音部が使ってた空き部屋を使う許可をもらったのだとか。
その後部屋中を掃除し、すべての楽器、備品を一人でメンテナンスして活動を始めたらしい。中学生にしてなんという行動力だろうか。
そして一年たってもともと中学の時から軽音楽部でドラムをやっていた僕が入部した。念願の部員ということもあってか大歓迎され、今ではすごく懐かれている。
「購買に行かれるんですか?」
「ああ、そうなんだよ。こいつの付き添いで仕方なく。」
僕が中等部側の校舎にいるのが珍しいのか、その理由を問うてきたので「こいつのせいで」みたいな顔をして答える。
「なんでそんないやそうな顔すんだよ、俺が嫌な奴みたいじゃんか!」
俺の反応が不服だったのか、強めのツッコミが飛んできた。
「あの、先輩…そちらの方は?」
水月にとっては初めて見る先輩で、そのうえチャラそうな見た目をした奴なので当然と言えば当然だが、少し引き気味に聞いてきた。
「俺は友大、春雪の大親友だよ。君はうわさの春雪の後輩ちゃんだね?こいつ根はいい奴なんだ、仲良くしてやってよ。」
俺が紹介する前に食い気味で自己紹介をしてきた。
「おい。それじゃあ僕がパッと見嫌な奴みたいじゃないか。」
「さっきのお返しだ」
案外根に持つ奴なんだなこいつ…
「友大さんですね、よろしくお願いします。あの、購買に行くなら私もいっしょに行ってもいいですか?」
水月は友大への挨拶を済ませると自分も購買に行きたいと頼んできた。
「ああ、水月は弁当持ってこない派なんだっけか。いいよ一緒に行こう。」
僕は水月の同行を許可すると三人でまた歩き出した。
「ねえ、後輩ちゃん。春雪って部活の時はどんな感じなの?」
「おい余計なこと聞くなって」
「先輩はほとんどの時間はだらけてますよ。ボーっと私の演奏を聴いてます。ドラムはたまに叩いてますが、ほんとにたまにですね。ちゃんとやればすごく上手いのにもったいないです。」
友大が自分の知らない僕のことを聞き出そうと水月に質問すると、残念そうな顔をして答えた。確かに僕は基本的に面倒くさがりなのであまり練習をするほうではない。
「いいのいいの。僕は自分で演奏するよりも水月が演奏しているのを見てるほうが好きなんだから。」
「なっ…、ま、まあ先輩がそこまで言うのなら見るのを許可します。特別に。」
水月はいきなり顔を赤くしてまくしたてるように早口でそう言い放った。
「この天然たらしめ。」
僕と水月のやり取りを見ていた友大はあきれたような顔でボソッとつぶやいた。
そんなこんなで話しながら歩いているとやがて人だかりが見えてきた。
「うげ、やっぱ混んでんな~」
友大がいやそうな顔で言う。
「お前が来るっていったんだろ…だから嫌なんだよな購買。早起きして弁当作るほうがマシ。」
僕が軽口をたたくと
「え、先輩ってお弁当自分で作ってるんですか?」
水月がおどろき表情を浮かべて尋ねてくる。
「うん、そうだよ。」
僕が答えると
「こいつの家、ケーキ屋で朝から仕込みがあって弁当作る暇ないんだってよ。」
友大が補足するように話し出す。
「そうだったんですか!?じゃあたまに家の手伝いでって部活休むのも…?」
「そうそう。家族経営だから人手が足りなくて、ケーキつくるのを手伝ったり接客だったりを中学生の時からたまにやってるんだよ。」
「こいつのうちのケーキすごく美味いんだよ。たまに商品にはできない少し形の崩れたやつとか持ってきてくれるんだ。」
やはりそれなりの数のケーキを作ってると、いくつかは失敗することもある。訳アリ品として安く売ったり家で食べたりすることもあるんだが、一度学校に持ってきて友大たちにあげたときすごく喜んでくれたのでそれからたまに持ってくるようにしているのだ。
「羨ましいです!私も甘いものは大好きなので今度お店に伺ってもいいですか?先輩の親御さんにもお世話になってるって挨拶したいですし…」
やはり女子。甘いものには目がないようだ。
「うん、今度おいで。場所はあと教えるから。でもうちの親はちょっと…人に会わせるのは…」
お客さんは誰であろうと大歓迎なのだが…
「親御さんがどうしたんですか?」
僕が親に合わせるのを渋ったため不思議に思ったのか水月は頭にはてなマークを浮かべて聞いてきた。
「いや、ちょっと変わってるってだけ。少し人に会わせるのは恥ずかしいんだよね…って、こんな話してる暇ないだろ。やっぱ俺はなんもいらないから友大も水月も買って来いよ。俺ここで待ってるから。」
僕たちが駄弁ってる間にも冬姫たちが待っているんだった。ついついそのことを失念して話し込んでしまった。
「そうだな、じゃあ買ってくるわ。」
「すぐ戻ってきますね~」
そう言って二人は購買の人込みに入っていった。
さすがにあの人込みには入りたくはない。つくづく弁当を持っててよかったと思う。
そんなこんなで5分くらいたったころ、ふと人込みを見ると一人の女子生徒が目に入った。確かあれは葉月栞さん…同じクラスの子だ。
葉月さんは人込みに入れずにおろおろしていた。もともと気が弱いタイプなのだろうか、自分からぐいぐいと入っていくことができないのだろう。
なんというか…可愛いな。小動物みたいに見えてきた。え、なにこれ可愛いんですけど。こんなに女の子に対して可愛いと思ったのは初めてかもしれない。助けに行こうかな…
そんなことを思っていると友大と水月が帰ってきた。
「お待たせ、じゃあ戻ろうぜ。」
「お待たせしました先輩。」
どうしようか…まず可愛いうんぬんは置いといても困ってる人を見てみぬふりするのも性に合わない。
「友大、悪いけど先戻っててくれない?先みんなで食べてていいから。」
「え?急にどうしたんだよ。なんかあったのか?」
俺が先に戻るよう言うと友大は不思議そうな顔で聞いてきた。当然の疑問である。」
「ちょっと用事がある。あとで話すわ。水月もまた放課後な。」
俺は有無を言わせず二人に言った。
「まあいいわ。じゃあ先に行ってるぞ。なるべく早く戻って来いよ。」
「じゃあまた部活で、待ってますね先輩。」
二人は何か引っかかるところはありながらもそれぞれ自分の教室に向かっていった。
二人を見送り再び購買に目をやると葉月さんはまだ人込みに入れず困っていた。
「葉月さん、大丈夫?」
僕が声をかけると
「え、あ…えっと、東雲さん?ど、どうしたんですか?急に…」
まさか誰かに話しかけられるとは思ってもいなかったのかおどおどしながら聞いてきた。
「いや、困ってそうに見えたから。何買いたいの?」
「えっと、あの…フ、フルーツサンドを…」
フルーツサンド、チョイスも可愛い。
「分かった。ちょっと待っててね。」
俺がそう言って人込みに入っていくと
「え!?」
葉月さんは驚きの声を上げていた。
さてと、フルーツサンドはどこにあるのかな。人が多くて探しづらいな…
「お、あったあった。ラス1じゃん。危なかった~。すいませーん、これくださーい。」
何とかお目当てのものを変えた僕は人込みを抜け葉月さんのところに向かった。
「はい、これ。フルーツサンド。」
「あ、ありがとうございます…あの、お金…」
フルーツサンドを渡すと葉月さんは困った顔をしながら代金を渡そうとしてきた。
「いいよいいよ、僕のおごりってことで。」
ここはかっこつけさせてもらうことにした。
「いや、でも…」
それでもまだお金を払おうとするので
「いいからいいから、ほら昼休み終わっちゃうよ。戻ろ?」
とりあえず教室に戻ることを提案する。
「…はい。」
何とか納得してくれたみたいだ。
そして僕たちは教室への帰路につく。
「あの、なんで…助けてくれたんですか?」
無言でいるのもつらかったのか葉月さんが聞いてくる。
「なんとなく気になっちゃって、助けたほうがいい気がしたんだよね。」
「ああ、東雲さんは優しいですもんね。きっと誰でも声かけてますよね。自惚れちゃってすいません。」
なぜかすごく自分を卑下する葉月さん。
「そんなことないよ。たしかに困ってる人とかがいたらあんまりほっとけないタイプではあるんだけど…購買で人込みに入れないで困ってるくらいじゃ積極的に助けようとはしないよ。葉月さんだったから助けたんだよ。」
実際、下心半分で助けたところもあるのでやんわりとそれは否定しておく。
「いやでも…じゃあ、なんで私なんか…?」
これだけ言ってもまだ自分を気にかけてくれたということに納得がいってない様子の葉月さん。
「うーん…なんて言うか、目に入ったのはたまたまなんだけど、その時に可愛く思っちゃったんだよね…」
このまま行っても埒が明かないと思った僕はついに本当のことを葉月さんに話した。
「え、あ…か、かわ…」
すると、みるみるうちに葉月さんの顔が赤くなっていく。
「あの!サンドウィッチありがとうございました!じゃ、じゃあ私先戻りますね!」
そして早口でお礼を言うなり走って行ってしまった。
これが一週間前に起きた出来事である。
それからというもの葉月さんのことがだんだん気になっていき、今では好きだと思うまでになっていた。ことあるごとに目で追っているのだが、葉月さんもあれ以来たまにチラッとこっちを気にするようになった。目が合っては逸らされてを繰り返している。
あちらが僕のことをどう思ってくれているかは分からないが少なくとも意識はしてくれるようになったのだから大きな進歩といえよう。
これからどうしていけばいいのかは分からない。こういう時にもっとまじめに恋愛しとけばよかったと後悔する。
だがこの気持ちを隠しておくわけにはいかない。
伝えねばならない。
ただ、まっすぐに「好き」の言葉を
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