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ありそうな勇者のお話  作者: 万年厨二病
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二つ目の町での出会い1

「ああは言ったけど実際どうはしようかな。」

 リリア達と離れて数分間歩いて思った。自分はこの土地の住人でないからここでのお金の集め方なんて知らない。

「昨日冒険者さんがいたってことはどこかに掲示板があるのかな」

 野蛮な人たちが集まってそうなところを探して。歩いていると少しゴツめの人が多いところを見つけた。奥には掲示板がありたくさんの広告のようなものが記されていた。

「うう、見えない。」

 前には大柄な人が多くぴょんぴょんと跳ねないと見えなかった。跳ねていると横を気にしていなくて見に来た人にぶつかり転んでしまった。

「ああ、悪い悪い。大丈夫。」

「いえ、こっちも周り見ていなかったので。」

「うん?お前昨日の小僧か。」

 顔を見ると昨日リリアの腕を掴んでいた男であった。

「何しに来たんだよ。ここはお前のような世間知らずが来るような場所でもねえぞ。」

 高圧的な言動でイラッときたがぶつかったのは自分のほうだと思い、

「申し訳ございません。」

 謝ったのだが相手はそれで腹の虫が治ってはいなかった。

「謝れば許されるとでも思ってんのか、こっちはあの時ことでまだイラついてんだよ。」

 髪を引っ張られた。

「痛い、痛い。やめてください。」

「てめえのせいで帰って恥かいちまったんだから。」

「それはそっちの都合で、」

言おうとしたら、鼻を殴られて鼻血ががでてそれと同時に髪をはなされた。。

「まあ、お詫びの要因として俺の気が晴れるまでやらせてもらおっかな。」

他の人に助けを求めようかと掲示板に集まってる人を見ると。ああ、かわいそうになと言う顔でこちらに目を向けていて誰も助けようとしているような顔はなかった。離れるために逆方向へと匍匐前進してみるがそれを見逃す日でもなくまた髪を引っ張り僕を立たせた。

「おいおい、またやってるの。」

 暴れていると自分と来た方向から逆方向から昨日リリアを助けてくれた人がいた。

「なにまたいじめてんのさ、いい大人がみっともない。」

「昨日はよくもやってくれたな。今日はちゃんとした装備できたから負けねえぞ。」

「ちゃんとした装備をつけてても雑魚は雑魚でしょ。」

 その発言にさらに切れたか剣を抜いて助けてくれた人に切りかかった。助けてくれた人は何この攻撃と言わんばかりに右に一歩づれた。勢い任せの剣はそのまま地面をはね持ち主を転げさせた。それがありえないと切ろうとした男は寝転がってワナワナと震えていた。

「大丈夫?」

「あ、はい。」

 助けてくれた人はぼくに近づいてきた。

「あの子たちはどうしたの。」

「別れて。」

「どうして別れたの。ここら辺は一人でいると危ないよ。」

「村に戻りました。」

「じゃあ君も帰りな。」

「帰れません。」

「どうして?」

「それは、、」

 喋ればこの人は見方ではなくなってしまう気がして喋ろうとしなかった。

「ここにいたら危ないから酒場行こうか。」

 そういうとぼくの腕を引っ張って酒場の方に連れて行った。連れられてる途中で殴ろうとした男が「おい逃げんな。」と大声で叫んでいたが。それを無視して行ってしまった。 

 ガバッと酒場の中に入ったため酒場の人が皆こちらを見る。助けてくれた人は顔見知りが多いのか少し魔を置いてから。「おう、スレーク何しにきたんだ。」「そこにいるちんちくりんはなんだ。」と声が飛び交った。助けてくれた人は「こいつを助けてた。」「掲示板の前であのおかしな野郎に連まれてた。」と聞こえてきた分だけに答えて空いている席に座り相席にぼくを座らせた。そうやって初めてぼくは助けてくれた人をまじまじと見た。

 髪はさっぱりとした短髪で顔はあの村の価値観で美形で上は赤で下は緑色の服をしていた。

「で、なんでここにいるの?」

「それはあなたがここに連れてきているからで。」

 助けてくれた人が聞きたいことはどうしてこの街にまだいるのかということ。なのにぼくはこの酒場にいる理由を答えてしまった。あの村では年上の女性といえば幼い頃から位見ている人なのに今目の前にいるのは全く知らな人で緊張してしまった。

「いや、そのことを聞いてるんじゃなくて。」

「あ、すみません。えーと。」

 そんなことはわかっているのにまた緊張してしまい声が裏返って答えてしまった。

「ごめんまだ自己紹介をしてなかったね。私の名前はスレーク。聞いての通りおかしな名前の女剣士さ。」

「えっと、ぼくはリリス、、です。」

 スレークという女性は少し考えてからこういった。

「ねえ、君成人してる?」

「いえ多分まだです。」

「多分って何よ。ねえー、オレンジジュース一つお願い。」

「はいよー。」

 声を張り上げて、奥で店主が冷蔵庫からビンを取り出して小さめのコップに入れて持ってきた。それを一口飲んで心を落ちつけた。

「少しは落ち着いた?」

「はい。」

「じゃあ、もう一度聞くね。君はどうしてここにいるの?」

「村から追い出されて。」

「村っていうと北の村?」

「はい。」

「どうして追い出されたの?」

「それは、、、」

 村に魔物が来たからと言えば「魔物と君とどういう関係があるの?」ときいてきて、この人も村の人のように離れようとするかも知れないと感じてしまった。まだぼくのことをただの人だと思ってくれてる人だその人を失うわけにはいかないと口を閉じてしまった。

「言えない理由?」

 ぼくはコクンと頷いた。それを見てスレークさんはじゃあしょうがないと言うように背もたれに背中を押しつけた。

「ここにきた理由はわかったけど。なんであそこにいたの?」

「こっちに来てばかりなので仕事探そうかなとあそこへ。」

「ふーん、ここで暮らすつもり?」

「はい、そんな感じです。」

「ふーん、何か持ってきてるの?」

 持っている布を机の上に広げる。布を剥ぎ取り出てきたのはやはりまだ炭のようでボロボロな剣と少しのお金である。

 それを見たスレークさんの反応は、

「何これ?もしかして剣のつもり。」

 真っ黒な長いものをみて呆れたような声をだした。

「はい、一応。」

 妄想に浸っている子供を見るようにあきれて剣を手に取ろうとした、

「ダメです!」

 スレークさんが触れようとした瞬間スレークさんの方に向かって強い電流と衝撃破が出た。驚きと剣から出た力によってすレークさんは後ろに転げ落ちてしまった。周りで見ていた人は(何があった?!)という驚きの顔をしていた。スレークさんは目を点にしながら

「何今の?」

「なぜかぼく以外が触れようとすると跳ね返されちゃうみたいなんです。」

「何そのすごい剣。君専用の剣みたいでかっこいいね。」

「そう言ってくれるとありがたいです。」

 スレークさんは椅子を戻して座りなおした。

「君得意なこととかあるの?」

「農作業なら少し。」

 スレークさんはため息をついて呆れた声で言う、

「ここらへんでそういうことしているところはないよ、周りが危険すぎるから。」

「え、あ、、はい。」

 スレークさんは少し考えてから

「明日ここの入口の前で集合しよう。ここで暮らすんだったいろいろと教えてあげる。」

 紙を取り出して何かを書き始めた。

「これ明日までに揃えといてね。大将、お勘定。」

「あ、はい。ていうかお金。」

「別にこの程度お金は問題ないよ。それよりさっさと準備しなよ。」

「あ、はいありがとうございます。」

 そうして二人で酒場を出てそれぞれの道に向かった。

 この時ぼくは知らなかった、外の世界の厳しさを。



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