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パンが食べたい

作者: よしお

僕は、クロワッサンが好き。


下の子はメロンパン。


妻は、何が好きなんだろ。


上の子は、パンは食べない。


パン屋って憧れる。


でも、パン屋は朝早いっていうよね。毎日大変だろうなあ。


いや、美味しそうな焼き立てのパンがオーブンから、ワーっ、と出てきた瞬間は言いようのない喜びだろう。


焼き立て、と言えば、食パンだろう。食べたいなあ。焼き立ての食パン。


うちのマンションの近くの路地に、訪問販売のパン屋が来る。何やらスピーカーで、美味しいパンやが来ましたよー、見たいな宣伝が流れる。夜、結構遅くですよ。会社の帰りにやってることは少ない。けれど、今日は開いてる時間だった。


なんか。買うかな。


いらっしゃい。


マンツーマン


買うしかないじゃないか!


いや、買ってもいい。


さて。何があるのか不明だ。

パンがある程度並んでいた。


おすすめは何ですか?


売れてるのはアンパンですかね。


じゃあそれで。


まいどー。


一個。80円。


少し楽しみだなあ。

マンションのエレベーターでもニヤニヤ。


ただいま。


妻に、パン買っちゃった、と言った。


いいじゃない。私のもあるのかしら?


あっ。忘れてた。。


これ食べるかい?


あなたのでしょ。いいわよ。


半分にしようよ。


半分に割った。。


。。。


。。。


クリームが出てきた。。。


あれっ。間違ったね。


これクリームパンだった。


そもそも、クロワッサンにするべきだが。


コーヒーを用意しよう。


お皿にクリームパンを乗せた。半分ずつ。


いただきます。


うん、普通だ。焼き立てな訳でもない。


妻も、感想も無かったようだ。


おいしかったね、とは言ったものの、また買おうね、とは、2人とも口にしなかった。まずくは無いんだ。ほんとに。


終わり

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