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ファンタジーな現代で最強に  作者: たかけい
第一章
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プロローグ

初めての投稿なので暖かい目で見てくれると嬉しいです。

 西暦2215年世界は大きく変わった。とある外国で行われていた実験によりウイルスが世界中に撒き散らされたのだ。


 それにより今まで物語だけの存在とされてきた魔法が突如、世界のあちこちで確認された。

 それと同時に“亜空(あくう)”と呼ばれる空間が発見され、魔族や魔物が出現し、世界は混乱に陥った。


 その変わった世界で1人の少年とその周りで起こる出来事に世界はまた一変する。



〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜



 今日は2278年4月12日。名門高校の国立海雲(かいうん)高等学校、通称「海高(かいこう)」の入学式だ。


 俺は斎間(さいま)海翔(かいと)。これからこの海高に通う1年生だ。当然魔法を使えて、この世界ではごく普通の人間だ。


 あの出来事から数十年が経ち世界の情勢は色々と変わった。まず魔法の教育が始まり、軍にも魔法部隊が編成された。

 だか、それ以上に軍とは別に存在した特別な部隊があった。


対魔(たいま)戦闘部隊】


 その名の通り、新しくこの世界に現れた魔族達に対しての戦闘部隊。世界でもアメリカ、イギリス、中国などの国にしかない部隊だ。 日本もその中のひとつである。

 そして、日本は戦力を強化するため、一部の学校を魔法特化のものにした。


 海高もその一つで、魔法使いの金の卵を育てるための学校という訳だ。


 「ふぁああ〜。やっと俺も高校生か」


 少し気だるげにあくびをしながらそう言った。

 そのまま入学式の会場に向かおうとした。

 だが、その時誰かに声をかけられた。


 「おーい!そこのお前!」


 俺は無視しようか迷った。俺は結構な人見知りであり、コミュ障な部分がある。

 だが、それを避けることは出来なかった。


 「お前どこ中だ?」

 「はい?」


 いきなりすぎて戸惑ってしまった。


 「まず、どちら様で?」

 「ああ、悪い悪い。俺は高宮(たかみや)輝也(てるや)。よろしくな」

 「よろしく」

 「俺結構な情報通なんだがお前についての情報が全然無くてな」


 輝也は悪気は無いのだろうが結構びっくりした。情報をそんなに集めてどうするのかと。しかも、言葉から察するに入学してくる生徒全員のものを調べたような口ぶりだった。

 まあそこら辺の魔法が得意なんだろう。


 「俺は天音(あまね)中だよ」

 「天音か!結構いいとこだな」

 「そうか?」

 「ああ。まあまあな名門だろ。それより、一緒に行こうぜ入学式」


 俺はは最初の友達はもう決まったなと確信した。

 それから一緒に入学式へ行き、長々と式が終わった後クラスの発表があったが、無事(?)同じクラスだった。

 教室に着くと席に座り、自己紹介が始まる。


 「名前は糸羽(いとは)沙羅(さら)です。回復魔法が得意です。よろしくお願いします。」


 回復魔法か珍しいなと思っていると、後ろから話しかけてくる奴がいる。


 「あの子可愛いな」


 輝也だ。確かにと思ったが、いちいち返すのも面倒なので無視をした。後ろから引っ張っているか知ったことではない。

 そして、自分の番が来た。


 「斎間海翔です。よろしくお願いします」


 至って普通に挨拶したが、輝也はつまんねー挨拶すんなぁとボヤいていた。そういう輝也はと言うと


 「うぃーす。高宮輝也って言います。結構腕には自身があるんでよろしくお願いしまーす」


 やはり度胸がある。感心するが、ここは何よりも実力が物を言う。そんなことを初日に言っていいのかと、心配になった。まあ、こいつなら大丈夫だろと深く考えなかった。


 他にも気になる生徒がチラホラいる。流石は名門と言ったところだ。

 今日はそれ以外は何も無いらしく、海翔の隣になったと輝也の隣の金井(かない)千佳(ちか)と談笑していた。

 聞いてみると糸羽と金井は幼なじみらしく、一緒にこの高校に受験したと話した。

 軽く世間話を4人でした後解散した。


 「一日目から結構疲れたな」


 そうこぼしていていた時、近くに何かの気配がある。普通なら警戒するところだか、海翔は何か分かった途端警戒を解いた。


 「お願いします」


 その何かがこう言った。

 無言で頷く。



 その日から物語の歯車が急速に回転していくことはまだ誰も知らない。

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