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ゆめのせかい  作者: 遊霧/詫
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ぼくのせかい

○月○日

ぼくのおうちには、ちょっとかんがえただけでおえかきができる「きかい」があります。

みんなのおうちにもあって、みんなとおえかきをみせあったりもします。

もじもかけるので、しゅくだいもこの「きかい」でやれます。


○月×日

ぼくのおうちの「きかい」がぴかぴかとひかりました。

とってもきれいでした。

ひかった「きかい」でおえかきをしようとすると、ぼくのかんがえたものがでてきました。

びっくりしました。でも、たのしかったので、たくさんおえかきをして、たくさんだしました。


○月△日

おともだちをおうちによんでみせようとしました。でも、「きかい」はひかってくれませんでした。

ぼくは、ともだちにうそつき、といわれました。かなしかったです。

でも、みんながいなくなると、また「きかい」はひかりました。

ぼくはまた、たくさんおえかきをしました。


○月□日

がっこうで「きかい」をつかうじゅぎょうがありました。

ぼくは、とってもたのしいきもちでがっこうにいきました。

「きかい」がひかってくれれば、ぼくはうそつきじゃないってみんなにおしえられるからです。

でも、がっこうで「きかい」はひかってくれませんでした。

ぼくは、みんなにまたうそつき、といわれました。

ぼくは、みんながきらいになりました。

「きかい」から、「みんなきらい」と、でてきました。

みんなは、ぼくをきらいになりました。


○月◎日

ぼくは、がっこうにいかなくなりました。

「きかい」があれば、さみしくなんてないからです。

せんせいは、がっこうにきなさい、といいます。

でも、ぼくはいきたくありません。

おえかきをしていたほうが、みんなといるよりずうっとたのしいからです。


×月○日

ぼくは、とってもいいことをおもいつきました。

「きかい」をつかっておえかきをすれば、ぼくのかんがえた、たのしいせかいがつくれるとおもいました。

ぼくは、おしろをつくることにしました。

がっこうは、みんながいてきらいなので、がっこうにつくりました。


×月×日

ぼくは、おしろでくらしました。

おうちにあるたべものやふくを、ぜんぶおしろにもってきました。

たりなくなったら、おえかきでつくりました。


×月△日

おしろのそとに、おまわりさんがいっぱいやってきました。

ぼくは、じゃまされるのがいやだったので、おまわりさんがはいってこれないようにしようとおもいました。

でも、おそとがみえないのはいやなので、おそらにうかべることにしました。

とってもかっこいいので、ぼくはこれからおそらのおしろでくらします。


△月○日

おしろはあきたので、もっとおもしろいものがないかな、とおもって、ぼくのだいすきなずかんをもってきました。

ろけっとがすきなので、ろけっとをつくりました。

でも、ぼくはのれなかったので、おそらにとばしました。

しばらくすると、おちてきて、どかん、といってこわれてしまいました。

でも、なんだかそれをみていると、とってもたのしいきもちになりました。

ぼくは、それからたくさんのろけっとをとばしました。


△月□日

おそとに、へりこぷたーがたくさんとぶようになりました。

おしろに、ちいさなろけっとがぶつけられて、おしろがこわれてしまいました。

ぼくは、おこったので、へりこぷたーにろけっとをぶつけました。

へりこぷたーは、いなくなりました。


△月◎日

おそらにおしろがとんでいると、へりこぷたーがとんでくるので、ぼくはいいあいであがないかな、と、だいすきなえほんをよんでみました。

じめんのしたにつくるのが、とってもかっこいいとおもったので、こんどはじめんのしたにつくりました。

でも、おそとがみえないのはいやなので、おそとがみえるとうをたてました。


□月×日

おそとがみえるとうがなくなってしまいました。

でも、ぼくは、つくりなおしました。

また、なくなってしまいました。

つくりなおすのが、めんどくさいので、ぼくはもうつくりなおしませんでした。


□月◎日

ぼくは、いいことをおもいつきました。

みんながよろこんでくれれば、みんなは、ぼくのじゃまをしないとおもいました。

ぼくは、ゆうえんちをつくりました。

おともだちをたくさんよびました。

おともだちがかえりたくないといったので、みんなのためにおうちをつくりました。

みんなよろこびました。


◎月○日

みんなのおとうさんやおかあさんがやってきて、みんなをつれていってしまいました。

また、へりこぷたーやおまわりさんがたくさんやってきました。

また、ろけっとをぶつけて、ぜんぶやっつけました。



こわいひとたちが、ゆうえんちにたくさんやってきました。

へりこぷたーもたくさんとんでいます。

ぼくは、こわかったので、たくさんおしろをつくって、ひとつえらんではいりました。

ろけっとをたくさんとばしました。でもこわいひとたちはいなくなりませんでした。

おしろはぜんぶこわされてしまいました。

こわいひとたちが、ぼくのまえに、たっています。

みんな、じゅうをもっています。

ぼくは、にげました。

こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい

いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい








どうして?








ぼくはただ







たのしくしたかった







だけなのに







なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで







そうだ







このひとたちが







ぼくを







たのしいところに









友達がこういうのを読んでみたいと言ってたので軽く書いたついでに初投稿してみようというものです。

軽い気持ちで読んでなかなかエグい内容かもしれませんが悪しからず。

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