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  作者: てんとう虫
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第二話:義妹

まずは、義妹を助けることから始めよう


同じ家に住み同じ学校に行くのだから簡単なことだ。


義妹が入浴中は、リビングにいる。


風呂場に行くには、必ずリビングを通らなければいけない


父が洗面所に行ったら後から僕も行けばいい


洗面所でやる動作なんていくらでもある。


義妹が寝ているときは、何時になろうとも父より早く寝ない早く起きる。


下校時は、仕事中だから大丈夫として、登校時は、義妹より後に出て必ず8mほど間をあけて歩く。




これを毎日ずっと続けている、もちろん今も。


父は、だいぶイラダッている様子だ。


そろそろ、次の準備をしなくては、





「ただいま」


いつもどうり学校から帰って来たが、カギは開いていたのに家があまりにも静かすぎる。


自分の部屋に鞄を投げて、リビングのドアを開けた


「何だ、居たのか」


義妹がソファーに身を沈め何かの ファイルを見ていた


でもよく見れば小刻みに震えている。


「どうした?」


僕は、義妹に近づく


「これ・・・・・ちゃんの・・・?」


「え?」


小声すぎてよく聞き取れない


「これ、お兄ちゃんが撮ったの!!?」


持っていたファイルを大きく開いて僕の突き出す。


それは、父が撮ったと思われる義妹の盗撮写真集だった


多分、僕が常に義妹の後ろにいたり、入浴中いつもリビングにいたから


チャンスがあったのは、僕しかいないと思ったのだろう。


それにしても、よくもまぁこんなにたくさん撮ったものだ、


あきれるを通り越して尊敬にあたいするぞ・・・。


「だったらどうする?」


僕は、義妹の問いにたいしイヤミな笑顔で返した


「!?最低!変態!!」


義妹は、ファイルを僕に投げつけて涙目になりながら自分の部屋に逃げて行った。


「つーーー・・・」


僕は投げつけられたファイルの角で顔を切ってしまった


血は、ほほから下に垂れ口の中に入る


「鉄の味・・・」


僕も父に負けないくらい変態だったみたいだ。




その日から義妹の態度が冷たくなり、口も聞かなった。


でも僕は、そんな事など気にもせず義妹の後を付回す


そのたびに義妹から無言の威嚇で敬遠される。







ある日父は、義妹を食事に誘った


学校の帰り道でたまたま父を発見し見張っていたがそういうことか


始めは、断っていたが何につられたのか、父と一緒に歩き出してしまった


最初は、レストランで食事を楽しんだあとは、ショッピング。


どうやら母は、友達の家に遊びにいったまま泊まることになったと説明し


僕にいたっては、しらないだと。



そろそろ八時、父に飲まされたのか義妹は、顔が真っ赤になりグデングデンだ


気が付けば二人は、ホテル街を歩いている。


酔った中二の女子が、まさか義父にホテル街に連れてこられているなんて思っているわけがない


そのまま「酔いを覚まそうか」と言いながら父は、義妹をラブホに連れ込んだ。


ラッキーなことにそこのラブホには、友人がバイトをしており適当な理由を付けて中に入った。


「義父さんここどこ?」


「うん?楽しいところさ」


父は、義妹の腕をつかみベットを押し倒した


「え!?」


さすがに酔っている場合ではない


「放して!!」


義妹もできる限り抵抗し暴れたが父の方が強いのは、当たり前だ。


足の上に父が馬乗りし、手を押さえつけて義妹の自由を奪い


徐々にYシャツのボタンをはずしていく。


義妹は、目を涙で一杯にして身体を震わせている



「あの写真は、義父さんのだったのね・・・」


全てをあきらめたように言った


「あの写真・・・?」


「!あれを見たのか!?いつ見た!どこで見つけた!!」


困惑した父が義妹を攻め立てる



パシャッパシャッパシャッパシャッ


突然、大量のシャッター音とフラッシュが父と義妹に降りかかる


もちろんその音と光は、僕の手の中にあるインスタントカメラだ


「僕が見せてあげたんだよ・・・、写真」


バカにするように笑ってやった。


「何でお前がここに・・・!?」


父は、唖然として義妹から手を放し、たたずんでいる。


「早く逃げたらどうですか?警察は、もう呼びましたよ」


本気で驚いているようだ。


もう父の頭には、義娘にイタズラをするという本来の目的は、消えうせているのだろう


自分の荷物をわしづかみにして、片手でベルトを直しながら大急ぎで逃げていった


なんて間抜けな格好だろうか、外をよく見れば警察が来てないのもわかるのに。


本当にあの人は、僕の父親か・・・?




「・・・」


気が付けば義妹が僕を激視していた。


「何?」


「全て計算だったの?最初から最後まで・・・」


義妹は、そこまでバカじゃない。


それは、勉強だけじゃなく人間的にも言えることだ


「何のことかな?」


この世の全てをなめっきた用に苦笑した


「ただし、まだ終わって無いけどね」



義妹は、力ずよく「ありがとう」と呟いた。

話は、出来てるのに打つのが遅すぎて

この話書くのに半日かかりました・・・。


『第三話:父』に続く

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