日常-1
全力投球さぁ逃げろ!
グランドニア大陸西、最大の都市エルファイン。一際目立つ建物、西部魔術連盟支部。重力に逆らった髪形をした少年が筋肉ムッキムキなおっさん(角付き)とのんびり話している。
「暇だなぁ」
「そーだな。」
「仕事なさすぎね?」
「そう思う。」
ぐはぁ~、とよくわからない声を上げて少年が伸びをする。おっさんが手に持っていた本をパタリと閉じて少年を見る。
「まぁ、最近違反もいないしな。暇で当然だろ。」
サラッと言う。
「でもよ、轟焔のおっさん。俺ら有体に言っちまえば失業者だぜ?」
「む・・・。そうだな。ガイア、どうしたらよいのだ?」
二人してむむぅ・・・と考え込む。考えて、
「むぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
考えて
「・・・・・zZzZz」
寝た。ガイアも轟焔も腕組みしたまんま寝た。その様子を後ろから見ていた青年が
「起きろッ!!!!」
ガスッ!
「いっっっっっっったぁあああああああああ!!!!?」
「ムッ・・・・!!」
二人が同時に頭を抑える。叩いたのは
「何すんだよ、リヴァ!てめ俺のこの貴重な脳みそにッ!」
「お前の脳みそよりはこの本の方が重要且つ貴重だな。」
「しかしその貴重な本で俺の頭まで叩く必要性はあるか?」
リヴァイアはうむ、とうなづく。そして
「まぁ、次ふざけていたらジョシアン経典で殴る。」
ジョシアン経典・・・それはグランドニアの宗教の一つで異常に経典が分厚いことで有名だ。
「え゛・・・俺に天国に行けっての?」
「お前は地獄で十分。」
性格がまじめなせいか、異常に毒舌なのだが。
「ってかさぁ、長様まだ帰ってこないの?」
「ん、もう帰ってくると思うが・・・」
「お?伝令長が来たぞ。」
伝令長から伝令を受け取り、読む。
『明日帰る。酒用意しとけ。』
「・・・・・・酷い文章だね。」
「ん、同意する。」
「俺の脳みそじゃ理解できないよ。」
「やっぱり脳みそ、ポンコ○だな。」
「Σ(´д`;)」
そんな、日常。
疲れた・・・もうちょっとがんばる・・・
ガ「俺の扱いが悪い・・・」
轟「俺もな」
作「知るかぁああああああ!!!てめーらSHINE!」
ガ「輝こうか?」
作「体内で核融合起こして輝き死ねッ!」
応援・・・よろしく・・・ね・・・・・・グハァッ・・・