『吸血鬼たちが襲撃してきたらヤキニクヤを探せ!!!!』
空が燃えていた。
オレンジの夕焼けは、グラファルドの炭鉱都市に壮大な影を落としていた。巨大な煙突から黒煙が立ち上り、その煙は夕日に染まって赤く輝いていた。石造りの家々はドワーフたちの精緻な技術で彫られ、街全体が堅牢な要塞のようであった。
「兄さん、本当にここでいいの?」
アリサは兄のタクマに小声で尋ねた。
タクマは妹の肩に手を置き、微笑んだ。
「大丈夫。村長はヤキニクヤを探せって言ったんだ。そしてドワーフの街なら何か知ってるはずだよ」
二人は三日前、故郷の村が吸血鬼の集団に襲われたところを逃げ出してきた。村は一夜にして灰燼と化し、生き残りはこの兄妹だけだった。最後に村長は血だらけの唇で「ヤキニクヤを探すんだ」と言い残し、息を引き取った。
冷たい風が吹き抜ける石畳の通りを歩きながら、彼らは冒険者ギルドを探した。グラファルドの街はドワーフたちの鉱山技術と鍛冶の技で栄え、いたるところで金属の音が響いていた。
「すいません、クエストを受注したいんです」
ギルドの受付にいた茶色い髪の女エルフは、二人を怪訝な目で見た。
「クエストを受けたいなら、まずはギルドに登録してからです」
タクマは深呼吸をした。
「実は…そんな余裕がないんです」
アリサが一歩前に出た。
「私たちの村が吸血鬼たちに襲撃されて…」
彼女の声は震えていた。
「全滅しました。私たちだけが生き残りました」
受付のエルフの表情が硬くなった。
「吸血鬼…だと?!」
タクマは頷いた。
「村長の最期の言葉で『ヤキニクヤを探せ』と言われました。ヤキニクヤというのはこの街にいるのでしょうか?」
一瞬、ギルド内の喧騒が止まったように感じた。受付のエルフは顔色を失い、周囲の冒険者たちも静まり返った。のっぴきならない雰囲気が場を支配した。
「すいません…ヤキニクヤというのはわからないです」
受付のエルフは明らかに動揺していた。
その時、背後から低く重い声が響いた。
「ヤキニクヤが必要だって?」
振り返ると、そこには一人のドワーフが立っていた。鉄のように硬い顔に赤茶色の髭を蓄え、両腕には戦いの傷が無数に刻まれていた。肩にはギルドマスターの刻印が入った肩当てをつけている。
「はい」
タクマは緊張しながら答えた。
「村長の最後の言葉でした」
ギルドマスターは煙草に火をつけ、深く煙を吸い込んだ。
「村の場所と、襲った吸血鬼について詳しく話せ」
兄妹は旅の出発点から今日までの出来事を詳細に話した。灰色の月が出た夜、突然村を襲った黒装束の集団。赤い目をした男たちは異常な速さで村人たちを切り刻み、血を啜っていった。二人は納屋に隠れていたため助かったが、朝になって出てみると村は血の海と化していた。
「そうか…」
ギルドマスターはゆっくりと煙を吐き出した。
「『魔王軍の残党』だな」
「魔王軍?」
アリサは震える声で尋ねた。
「でも魔王は百年前に・・・」
「百年前に倒されたはずだが、その軍隊の残りはまだ各地に点在している」
ギルドマスターは重々しく言った。
「特に吸血鬼部隊は不死身に近いから厄介だ」
ギルドマスターは立ち上がり、扉の方へ歩き始めた。
「付いてきな」
二人は言われるがままに従い、ギルドを出た。グラファルドの街は夜になり、鍛冶屋の炉火だけが赤く街を照らしていた。
彼らは街の外れ、工業地帯の更に奥へと進んでいった。そこには巨大な倉庫のような建物があり、重厚な鉄の扉が立ちはだかっていた。
ギルドマスターは三回ノックし、合図のように扉が開いた。
中に入ると、そこには驚くべき光景が広がっていた。
様々な大きさの砲身、奇妙な形をした金属の筒、そして見たこともない機械が並んでいた。壁には図面が貼られ、作業台には不思議な粉が袋詰めされていた。そして何より驚いたのは、そこで働く筋骨隆々としたドワーフたちだった。
「お前らの村長は正しいことを言った」
ギルドマスターは言った。
「ここがヤキニクヤだ」
一人のドワーフが近づいてきた。腰に巻いた革のベルトには奇妙な金属の棒と、小さな袋がいくつも下がっていた。
「いつもの客か?」
ドワーフは訝しげに二人を見た。
「違う」
ギルドマスターは首を振った。
「ヤキニクヤの客。吸血鬼退治だ」
その言葉を聞いた途端、ドワーフの目が輝いた。
「吸血鬼か!ようやく出番が来たな!」
ドワーフは、仲間たちに声をかけた。
「おい!みんな!吸血鬼退治だ!」
工場内にいた十数人のドワーフたちが一斉に作業を止め、兄妹の方を見た。彼らの顔には獰猛な笑みが浮かんでいた。
「ヤキニクヤ」というのは、火薬と重火器を使う特殊な戦闘集団だった。彼らは通常の武器では対処できない敵を相手にするギルドの秘密兵器だったのだ。
リーダーらしきドワーフが前に出てきた。彼の髭は炎で焦げた跡があり、額には火薬の黒い痕が残っていた。
「俺はガンドルフ・バクダン。ヤキニクヤの棟梁だ」
彼は胸を叩いて言った。
「吸血鬼なら任せろ。奴らは火が大の苦手だからな」
タクマとアリサは目を丸くした。ガンドルフは笑いながら、壁に掛けられた奇妙な筒状の武器を取った。
「これが俺たちの秘密兵器だ。火を噴き、敵を焼き尽くす。ドワーフ特製の『フレイムスロワー』だ」
アリサは怯えながらも、その武器に目を輝かせた。
「本当に吸血鬼を倒せるんですか?」
「倒すどころか焼き尽くすさ」ガンドルフは豪快に笑った。
「吸血鬼は再生能力が高いからな。普通の武器じゃ倒しきれない。だが火で焼けば灰になる。灰からは再生できねぇよ」
タクマは震える声で言った。
「私たちの仇を取ってください。村を全滅させた魔王軍の残党を」
ガンドルフは真剣な顔になり、重く頷いた。
「任せろ。だが、お前らも手伝ってもらうぞ」
「わ、私たちが?」アリサは驚いた。
「ああ。吸血鬼の巣を見つけるには、お前らの記憶が必要なんだ」
ガンドルフは言った。
「それに、復讐は自分の手でつかむもんだ」
ギルドマスターが咳払いをした。
「計画はどうする?」
ガンドルフは作戦図が描かれた机に兄妹を招いた。
「まずは情報収集だ。吸血鬼の巣はどこにあるか、何匹いるか、リーダーは誰か、それらを突き止める」
彼は続けた。
「そして、準備が整ったら、夜ではなく昼間に襲撃する。奴らは日光に弱い。そこで俺たちの火器の出番だ」
タクマは決意の表情で頷いた。
「協力します」
「よし、それじゃあ準備だ」
ガンドルフは部下たちに指示を出し始めた。
「火薬の準備、銃器の掃除、装甲馬車の整備、全部今夜中に終わらせろ!」
ドワーフたちは機敏に動き出し、倉庫内は活気に満ちていた。
タクマはアリサの手を取り、小さく微笑んだ。
「見つけたね、ヤキニクヤを」
アリサは兄の肩に頭をのせ、小さく頷いた。
「ああ。村長、見ていてくれるかな」
グラファルドの夜空に浮かぶ月は赤く、まるで血に染まったように見えた。吸血鬼討伐の夜明けはもうすぐそこに迫っていた。
---
夜が明けるのを待たずして、ヤキニクヤの拠点は既に活気に満ちていた。
「よし、これが最後の荷物だ!」
ガンドルフは巨大な樽を装甲馬車に積み込みながら叫んだ。その樽には「超高濃度火薬・取扱注意」と赤字で書かれていた。
タクマは目を丸くした。
「これ、全部使うんですか?」
「当たり前だ!」
ガンドルフは髭を撫でながら笑った。
「我々ヤキニクヤのモットーは『過剰な火力こそ最大の安全保障』だ!」
アリサは不安そうな顔で装甲馬車を見つめていた。それは普通の馬車とは似ても似つかない代物だった。全体が鉄板で覆われ、前面には槍のような突起が取り付けられ、両側には奇妙な筒状の武器が何本も備え付けられていた。
「こんな馬車、見たことないです...」
「ああ、これが我らの誇り、移動要塞『焔龍号』だ!」
ガンドルフは胸を張った。
「通常の馬ではなく、特殊な蒸気機関で動く。速度は馬の三倍、装甲は鋼鉄の如し!そして—」
彼はレバーを引くと、馬車の側面から複数の銃身が飛び出した。
「—火力は軍隊の十倍だ!」
ギルドマスターが地図を広げた。
「情報によれば、吸血鬼たちは君たちの村から北東30キロの廃城に潜んでいるようだ」
「そうです」
タクマは頷いた。
「子供の頃、その廃城は呪われていると言われて近づかないよう言われていました」
「呪われているんじゃない。単に住人が最悪なだけだ」
ガンドルフは短く言い放った。
「さあ、出発だ!」
---
廃城の中央広間では、十数名の吸血鬼たちが円卓を囲んでいた。
「次の襲撃は明日の夜、エルムの村だ」
赤い瞳の吸血鬼が言った。彼の名はブラッド・ナイトフォール、かつての魔王軍第七師団の隊長だった。
「あの村は防衛が弱く、血の質も良い。特に若い娘たちの血は絶品だ」
側近の吸血鬼が不安そうに尋ねた。
「隊長、先日襲った村から逃げた人間がいると聞きましたが...」
ブラッドは冷たく笑った。
「気にするな。ただの人間が我々に何ができる?ただの剣や弓では我々を傷つけることさえできん。何百年も生きてきた我々に対抗できる者などいない」
「しかし...」
側近は言葉を選びながら続けた。
「ヤキニクヤについて噂を...」
「ヤキニクヤ?」
ブラッドは一瞬眉をひそめたが、すぐに高笑いを上げた。
「あの伝説の部隊か?ただの迷信だ。魔物や我々吸血鬼を火で焼き尽くすなどと、荒唐無稽な話だ」
円卓に座る吸血鬼たちも笑い始めた。
「我々は不死身。再生能力を持つ。普通の武器では倒せない。人間どもの作り話に怯える必要などない」ブラッドは高慢に言った。
まさにその時、廃城の外から轟音が響いた。
「何だ!?」
---
「うおおおーーーっ!火を噴け、焔龍号!」
ガンドルフの号令と共に、装甲馬車から炎が吹き出し、廃城の正門が爆発音と共に粉々になった。
「進め!」
装甲馬車は猛スピードで廃城の中庭に突入した。驚いた吸血鬼たちが次々と飛び出してくる。
「なんだこれは!?」
吸血鬼の一人が叫んだ。
「お届け物だーっ!」
ガンドルフが馬車の上から叫び、レバーを引いた。
装甲馬車の側面から一斉に炎が噴き出し、中庭にいた吸血鬼たちを焼き尽くした。悲鳴が上がり、彼らは灰となって風に舞った。
「すごい...」
アリサは馬車の小さな窓から覗きながら呟いた。
タクマは決意に満ちた表情で拳を握りしめた。
「村の仇だ...」
装甲馬車は廃城の中を進み、次々と吸血鬼たちを炎で焼き払っていった。ヤキニクヤのドワーフたちは次々と特製の「火炎銃」を取り出し、逃げ惑う吸血鬼たちに放った。
「ぶはははは!どうだ、不死身の化け物ども!汚物は消毒じゃああああ!」
ガンドルフは豪快に笑った。
「灰になれば再生できんだろう!?」
---
「何事だ!?」
中央広間にいたブラッドは混乱した報告を受けていた。
「ド、ドワーフたちが...炎の武器で...我々の仲間が次々と...!」
「馬鹿な!」
ブラッドは叫んだ。
「ただのドワーフごときが—」
その時、広間の扉が爆発音と共に吹き飛んだ。
煙の中から現れたのは、全身を装甲で固めたガンドルフと、彼の背後に立つタクマとアリサだった。
「お前が首領か」
ガンドルフは低い声で言った。
ブラッドは目を細めた。
「まさか...ヤキニクヤ?」
「そのとおり」
ガンドルフはニヤリと笑った。
「そして、この二人は先日お前らが滅ぼした村の生き残りだ」
ブラッドは冷笑した。
「ただの人間ごときが我々に挑むとは...愚かな」
「どうかな?」
ガンドルフは肩をすくめた。
「これまでお前の部下たちは灰になるのに何の問題もなかったようだが」
ブラッドの表情が険しくなった。彼は一瞬で姿を消し、超高速で動き始めた。
「速い!」
タクマは叫んだ。
「心配するな!」
ガンドルフは特殊な眼鏡を取り出した。
「これで見える!」
眼鏡をかけたガンドルフは、高速で動くブラッドの動きを追い始めた。彼は腰から特殊な銃を取り出し、発射した。
銀色の弾丸がブラッドの足を貫き、彼は悲鳴を上げて転倒した。
「銀の弾丸だ。ちょっとした趣向をこらしてな」
ガンドルフは銃を吹いた。
「お前ら...ただの下等生物ごときが...!」
ブラッドは苦しみながらも立ち上がろうとした。
その時、タクマが前に出た。
「俺は人間です。ただの人間です」彼は静かに言った。
「しかし、俺はあなたに聞きたいことがある」
ブラッドは苦しみながらも高笑いを上げた。
「何だというのだ、人間よ」
「なぜ我々の村を襲ったのですか?」
タクマは真剣な表情で尋ねた。
「何のために罪のない人々を殺したのですか?」
「理由?」
ブラッドは冷たく笑った。
「お前はパンを食う時に『なぜこれを食べるのか』なんてこと考えているのか?我々は血が必要だっただけだ。お前たち人間は我々の食料に過ぎん」
アリサが震える声で言った。
「私たちの両親も...友達も...村の皆も...ただの食料だったというの?」
「そうだ」
ブラッドは残酷に笑った。
「蚊が血を吸うように、我々は人間から血を吸う。それだけのことだ」
「そう...」
タクマはゆっくりと頷いた。彼はガンドルフから小さな装置を受け取った。
「だったら、俺たち『食料』からの贈り物です」
彼はボタンを押した。装置から赤い光が点滅し始めた。
ブラッドの目が恐怖で見開かれた。
「それは...!」
「超高濃度炸裂火炎爆薬だ」
ガンドルフは冷静に言った。
「この城を丸ごと焼き尽くす」
「逃げろ!」
ガンドルフは兄妹の背中を押した。
「タイマーは30秒だ!」
三人は急いで広間を飛び出し、装甲馬車に飛び乗った。馬車はエンジン全開で廃城から飛び出した。
「さようなら、吸血鬼」
タクマは振り返り、小さく呟いた。
巨大な爆発が廃城を包み込んだ。炎は城全体を飲み込み、一瞬にして灼熱の嵐となった。
---
安全な距離まで逃げた彼らは、馬車から降り、燃え盛る廃城を見つめていた。
「これで...終わったの?」
アリサは小さく尋ねた。
「ああ」
ガンドルフは頷いた。
「吸血鬼は灰となり、二度と戻ることはない」
タクマは黙って燃える城を見つめていた。彼の目には涙が光っていた。
「村の皆...安らかに眠ってください」
彼は小さく祈った。
アリサは兄の手を握り、一緒に祈った。二人の仇討ちは終わった。
「さあ、グラファルドに戻ろう」
ガンドルフは二人の肩を叩いた。
「これからどうするつもりだ?」
タクマとアリサは顔を見合わせた。
「実は...」
タクマは恥ずかしそうに言った。
「ヤキニクヤに入りたいと思っているんです」
ガンドルフは驚いた表情を見せたが、すぐに大きく笑った。
「そうか!いいだろう!我々には若い力が必要だったんだ!」
彼は二人の肩を叩いた。
「おめでとう、新米ヤキニクヤ隊員!」
アリサは不安そうな顔で尋ねた。
「私も...いいんですか?」
「もちろんだ!」
ガンドルフは髭を撫でながら言った。
「我々には『火薬』と『炎』を扱える者なら誰でも門戸を開いている。性別や種族は関係ない」
タクマとアリサの顔に笑顔が戻った。
「よーし!」
ガンドルフは勢いよく腕を振り上げた。
「帰ったら盛大に祝杯を上げるぞ!ドワーフの酒で!」
装甲馬車は轟音を立てて走り出した。背後では廃城が燃え続け、朝日に照らされて赤く輝いていた。
新しい朝が、新しい未来が、兄妹の前に広がっていた。
---
グラファルドに戻った彼らを、ギルドマスターが出迎えた。
「任務完了の報告を受けた」
彼は頷いた。
「見事だ」
「これも村長のおかげです」タクマは静かに言った。
「『ヤキニクヤを探せ』という最後の言葉がなければ、俺たちは復讐することさえできませんでした」
ギルドマスターは微笑んだ。
「村長は賢明だった。ヤキニクヤの存在を知っていたとはな」
「そういえば...」
アリサは首をかしげた。
「どうして『ヤキニクヤ』って呼ぶんですか?火薬屋とか爆発屋なら分かるけど...」
ガンドルフは大笑いした。
「それはな、我々の創設者が言ったセリフからだ。『吸血鬼を倒すには、奴らを焼き肉にするしかない』ってな!それで『ヤキニクヤ』になったんだよ!」
全員が笑い、その笑い声はグラファルドの空に響き渡った。
タクマとアリサの新しい生活、ヤキニクヤとしての日々が、ここから始まるのだった。
プロンプト
「『吸血鬼たちが襲撃してきたらヤキニクヤを探せ!!!!』。異世界の鋼と炭鉱の街グラファルド。ここはドワーフたちによって建てられた街。そこを訪れた兄妹。「すいません、クエストを受注したいんです」。のっぴきならない雰囲気。「実は村が吸血鬼たちに襲撃されて…」。村は魔王軍の残党の吸血鬼に襲われた。間一髪逃げられた二人は最後に村長から「ヤキニクヤを探すんだ」と言われた。「すいません…ヤキニクヤというのはわからないです」。そう受付が言ったとき、後ろからギルドマスターが現れた。「ヤキニクヤが必要だって?...付いてきな」。それは火薬と重火器を使う無骨な漢たち。このプロットを元にシリアスファンタジーコメディ短編小説を書きましょう。まずは前編はお願いします。」
「後編。ヤキニクヤと兄妹は吸血鬼たちを討伐に向かう。一方、そのころ吸血鬼たちは次の町の襲撃計画を立てる。まさに悪党である。銃や火薬、重火器で奴らを討伐する。ハードアクションコメディです。オチは兄弟たちが敵討ちをします。このプロットを元に物語を締めくくってください。」