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《 真白き心 》



     出逢った その殿方に

     魅せられ

     惹かれていると気づくのは

     真白き心でいたいと思う時



     重ねてきた経験の

     一つ一つで 殿方を

     測ろうとしたり 探ろうとしたり

     その様な思いは微塵も湧かず

     心の中に散乱しているものを

     綺麗に片付けて

     真白き心でいたいのです



     心 魅せられた殿方と

     初めて 共に見る空

     初めて 共に見る海

     初めて語り合う 命の尊さ



     汚れた場所を

     潜り抜けて来た私だからこそ

     染み一つ無い 真白き心で

     心 惹かれた殿方と

     初めて手を繋ぎたいのです



     いつ一瞬で 命消えるか知れぬ

     今を生きているから



     真白き心の私でいたいのです






         《 桃紅色の心 》



     魅せられ 惹かれた殿方に

     純白の心でありたいと

     それは真の思いでありながら

     魅せられ惹かれた殿方を

     想う度 純白は

     濃紅色と淡桃色の

     まるで

     生々しい肉の色に

     染まり始めるのも 真の事



     殿方を想うだけで

     体の温度が上がり 湿度も上がるのです




     ゆっくりと目を閉じる表情


     軽く開いた唇から覗く舌


     なだらかに隆起した肩の線


     呼吸に合わせて張り緩む胸


     大きく小さく揺れる腰




     桃紅の肉色の心は 濃く淡く

     その様な姿を想い描いて

     殿方の 全てを包み込み

     私の奥深くに閉じ込めたい



     魅せられ 惹かれる以上の感情が

     とろとろ湧き出て 溢れ続けて

     滴らせるのは 愛の液なのです



     殿方に溺れて

     私に溺れて欲しくて

     共に沈みたい



     この桃紅色の心が在る限り

     私は生きています



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