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第7話 意外

ある研究施設にゼウス将軍と大統領がいた。


「将軍、これらはいつ稼働できますか?」


「いつでも稼働できます」


とゼウス将軍が言うと部屋の電気が付いた。そこには、クローン人間の大群が整列していた。


「お言葉ですが、兵の数が足りないからといってクローン人間を使うのは、どうかと思いますが…」


「元老議会で決まったことだ。利用できるものは何でも利用する。そうでないと敵に勝てないよ将軍」


そう言うと大統領は、研究所を出ていった。


「面倒くさいことになりそうですね!」


白衣を来た女が研究室に入ってきた。


ゼウス将軍は面倒くさそうに彼女と話始めた。ゼウス将軍は、ある計画を彼女に話した。


「意外だね、将軍って頭がカチコチの人だと思ってだけど、見直したよ!おもしろそうだから協力してあげる」


「そうか。だったら今から言うことを早急にやってくれ」


そう言うと、彼女にいろいろな指示を出した。


― ― ― ― ― ― ― ― ― ―


基地本部に向かい部屋に入るとみんな真剣な表情で座っていた。不思議に思い、俺はナタに理由を聞いた。すると意外な答えが帰ってきた。


「ジェノサイドのタナトスがここに来るからだよ」


俺には仲間が来るのに警戒する理由がわからなかった。俺はなぜかと聞いた。


タナトスの能力は呪術で、クリスタルを発動すると自分が触れたものはすべて支配できる。触れたものを思うがままに操れる。一度触れられると解除されるまで支配されたまま。またタナトスが攻撃を受けても、支配しているものを身代わりにすることができるのでタナトスが死ぬことはない。タナトスは戦いのとき、敵味方関係なく触れるのでINDEPENDENT内でとても恐れられている。が、1回ゼウス将軍に怒られたらしいのでもうやっていないとか…。


という理由があった。


するとタナトスが基地に着いたという通信が入った。


「一応配置について」とカミエル様が返答した。


そして俺たちは、迎えに行った。


「よう!カミエル、元気か?」


タナトスが側近と一緒にやってきた。卒業式で一度見たことがあったが、やはりただならぬオーラを感じる。


「あなたに心配される義理はないけど」


「人が心配してるのにそんな態度を取るなよ〜。あと、こいつらどうにかしてくんないかな〜。視線が怖いよ」


「うるさい。あなたが何をするからわかんないからでしょ」


「俺は反省したし、何もしないって!」


周りを見ると上の階や物影からタナトスを狙って銃を構えている人たちがいた。タナトスを警戒しながら俺たちは会議室に入っていった。


タナトスが来た理由は方舟計画についてだった。俺たちの頭にはハテナがいっぱいだった。するとカミエル様が何も知らない俺たちに説明してくれた。


【方舟計画】


現在INDEPENDENTの制空権はほとんどなく、戦闘機を飛ばしてもすぐに迎撃されてしまう。また、第一世界にはほとんど基地がなく戦闘機が着陸するところがないに等しい状態。これを打開する策としたのが方舟計画である。元々海上で使われていた空母や戦艦、巡洋艦、駆逐艦を空に浮かし、いつでも移動できる基地にするというもの。こういう船は魚雷や砲撃に備えて頑丈に作られており、迎撃ミサイルを受けても簡単には破壊されないという利点がある。さらに、技術を進歩によりシールドも搭載されているらしい。これを使って地上を奪還するという計画。


タナトスによると、ジェノサイドにも敵の第2基地みたいなのが出来て、今までより敵の数が増えているそうだ。そしてその基地を潰すために方舟計画の船の何隻かをジェノサイドにも使わせて欲しいとの事だった。


会議はなんだかんだで合意までいった。


タナトスが帰る際、俺と目があった。するとこっちに近づいてきた。


「君が、例の新人君?」


「一応新人ですけど…」


「君の噂はいろいろ聞いてるよ。関わることが多くなると思うから、これからよろしく」


と言って、握手をせまられた。


俺は握手しそうになったが、ナタが言ってたことを思い出し死を回避した。


タナトスは握手できずしょんぼりしながら帰っていった。


タナトスは意外といい奴なのかなと思った。


午後はカミエル様に稽古をつけてもらうことにした。カミエル様にお願いしたら、心良く受けてくれた。


前の戦いで俺の弱さを知った。また、そのせいでマークを危険にさらしてしまった。


訓練場に行くともうカミエル様がいた。


「すみません、遅くなってしまって。こっちからお願いしたのに…」


「別に気にしてないよ。少し体をならしておきたかったから」


少し会話して、すぐに稽古を始めた。


まずは剣術の稽古をつけてもらった。


俺は、訓練兵時代剣術の基礎しか覚えなかった。基礎だけで隙が出てくることがある。そこは独自の剣術で補っていた。


カミエル様も独自の剣術で、訓練兵に教えるべきではないかと議論されていて、俺とは比べ物にはならないほど素晴らしい剣術だ。  


カミエル様に一通り見てもらって、意見をもらった。


「ルシファー君は、基礎ができてない…というより基礎があってないのかもしれない」


嘘〜。基礎があってないって、剣は使わないほうが良いってことだろ!


「俺は…もう…剣をふらないほうがいいですか」


「そんなことはないよ。私の剣術は絶対に使えるから。私も基礎が合わなかったから…」


意外な言葉を聞いた。カミエル様も基礎が合わなかったのか。それでも四天王になるなんて、やっぱりすごい人だ。


このあと、みっちり剣術を叩き込まれた。


剣術の他にも教えてもらおうと思っていたが、もう体力が残っていなかった。


「そろそろ終わりにしよっか」


こうして、稽古は終わった。


この日から毎日練習をした。これで少しは強くなったのかな?


今度は、足を引っ張らないようにしよう…そう強く思った。

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