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18宿命

見てくださってありがとうございます。

ビルとの出会いを経て翌日。

(ビル……ビル……)

エレノアの頭の中は未だビルのことでいっぱいだった。

経験したことのない胸の高鳴りが熱を生み、エレノアを夢見心地にさせる。

現在は執務室で書類仕事をしている最中なのだが、あまり手がつかないでいる。 そこへ、


「団長!」


「っ!?」


ノックも無しに突如として現れた部下がエレノアを現実に引きずり戻した。


「どうした?」


「アーフロ大森林のゲーロン湖にて魔族の集団を発見しました。その数、およそ50」


「……確認までの経緯は?」


「街の者からの通報です。通報者がゲーロン湖へ釣りに出かけた際に魔族の集団を発見し、通報があったのが本日の朝の11時。隊員の偵察で裏が取れ、報告があったのがつい10分前」


エレノアは手元の時計で時刻を確認。12時である。


「中には巨大な牛の魔族も確認できたとのこと」


「……!元魔王軍幹部……ミノ・モンターギュ……」


「可能性は十分にあるかと」


「急ぎ、騎士達を屯所に集めよ!これより討伐隊を結成し、現場へ向かう!すでに屯所にいる者は装備の用意を!」


「はっ!」


部下は敬礼をすると、走るように去っていく。


「さて……」


仕事の時間だ。それも、血生臭くなりそうな仕事だ。 エレノアの頭に昨日出会った無垢な少年の笑顔がよぎる。


「ふっ……」


エレノアは自嘲的に笑って、少年の姿を頭からかき消した。

血塗られた道を行く自分と、あの少年とでは住んでいる世界が違いすぎる。 関わるべきではない。

そんなエレノアの決意を、宿命は決して許さない。二人の運命の歯車はすでに噛み合ってしまったのだった。

少しずつ不穏な感じになってきました。続きもお願いします。

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