詩 走り出した運命とあなた
そっと背中を押された気がした
ここに来るまでに失ったものたちが
背後でささやく また始まるよと
きっと願いは届かない
今度もあがいたって待っているのはバッドエンドだと
そう思って視線をそらしていたら
雨が唐突に降りだした
それは誰かが流した涙だった
(結局その時が来たら君はまた走り出す
だって私達は知っている
あなたはそういう人だって)
走り出せ
誰かを救うために
心に抱えた痛みすら力に変えて
過去にあった悲劇はただの障害
本当の悲劇じゃないと証明してみせて
私達がついている
たとえ記憶の中だとしても
読了ありがとうございます。
ネタバレとかでうっかり自爆するのと、活動できない時間が多いとか、もろもろの事情があるため、感想の返信はできませんが、もらったら全て読ませてもらっています。
ありがとうございます。