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23)こえど やきいも
したつづみあつくもあまきいものあじ
舌鼓 熱くも甘き 芋の味
【小江戸 焼き芋】
九里四里美味い 十三里
川越甘藷 焼き芋の
蒸気湧く涎 堪らねば
齧り付いては 味わう夜
くりよりうまい じゅうさんり
かわごえかんしょ やきいもの
むきわくよだれ たまらねば
かぶりついては あじわうよ
紅立縒り優摩慰 汁散漓
可愛声歓翔 妬気妹の
睦熹匂躯悦垂れ 太魔羅根張
苛振り突いては 熱汁沸射余
【恋悦蘯 妬気妹】
慕艶漬味 荒突く猛汗交憙 色燃の甘舌
したつづみあつくもあまきいものあじ
※「小江戸」、「くりよりうまいじゅうさんり」
江戸幕府、徳川将軍家とも縁深く川越藩の城下町であった現・川越市は「小江戸」と呼ばれていました。また、江戸中期以降サツマイモ(甘藷 かんしょ)の生産が盛んとなり、江戸から約十三里(約42Km)の距離にあった事から川越甘藷は「九里四里うまい十三里(栗よりうまい川越甘藷)」との売り文句で売られていたそうです。




