10) さみだれ
五月雨を集めて早し最上川
さみだれをあつめてはやしもがみがわ
──松尾芭蕉 『おくのほそ道』
濡れ濘子美 暮れて五月雨 千々水垂れ
「……カサ、わすれちゃって…………」
「……カギ、落としちゃったみたいで…………」
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さみだれは さみだれぬらし
さみだれを さそうさみだれ
さみだれて およぶさみだれ
さみだれに よがりさみだれ
さつきさみだれ
五月雨は 歳未懦齢濡らし
唆道堕劣を 誘う寂抱憐
酒味弛恋て 及ぶ狭泉兌裂
挿深打連に 搓哦り叫蜜垂攣
灑艶嬉咲乱れ
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サポーターをずらし薄っすら微笑む
「……いたいの……すき……だから…………」
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梅雨潤び 厚雲得たる 夕立の
皐月闇雲 已まず延々
つゆほとび
あつくもえたる
ゆうだちの
さつきやみくも
やまずえんえん
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「もっと!もっと!──」
「ああっ!すごいっ!──」
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覚淫れの 蒐女疾痴る 若芽蜜果割




