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回復と食材


「ポンピカ!遅いじゃないか!さっきの大きな音はなんだ?何か有ったのか?」


隠してても仕方ない。

それにウルグズの死体も持ってきている。

早めに処理しないとイケないし、

何より血抜きだけでもしないとや利用できない。


「ああ、ちょっとな。ウルグズと決闘した。」

「・・・はぁ?こんな時にか?」


「ああ、恐らくウルグズはタイミングを見計らっていたんだ。今回がちょうどその時だっただけだよ。」

「・・・なるほど。それで?勝ったんだよな?ここにいるんだし。」


「ああ。勝ったよ。ウルグズを殺した。」

「・・・そうか・・・決着がついたのか・・・辛かったな。」


「そうでもないさ。まぁいい。取り敢えずやることが多い。それにちょうど獲物も手に入った。血をギギリカに与えよう。力が付く。」

「・・・ああ、わかった。手伝う。」


こうして、パパムイと僕で、岩場の高い所を利用する形で、ウルグズの血を木の器に貯める形で、血抜き作業を行う。


それと同時に小屋の中にいるギギリカの様子を見た。

随分衰弱している。

パパムイが大慌てで呼びに来た時は、熱が随分出ていたが急速に冷たく成り始めている。

呼吸も小さい。暖めなければならない。


「パパムイ。火を起こすぞ」

「火!?何でだ?火は危険だ!」


「火が無いとギギリカを温めることが出来ない。火を起こすぞ」

「ああ、わかった。なにが必要だ?」


「乾いた木の板があれば取り敢えず火を起こせる。刃物はウルグズの石斧を使っていい。」

「わかった。準備する。」


パパムイに火を起こす準備をしてもらう間に僕は手近な乾いた葉をギギリカの体にこすりつける。

摩擦を利用して、温めるためだ。

もし、今の状態で血を与えると、消化できずに帰って害になってしまう。

ここは、温めた水に甘い果物の汁を入れた物を与えて行くしか無い。


見るからにギギリカの身体から水分が出てしまっている。

僕らスキクは鱗で皮膚のほとんどを覆われている。でもつなぎ目などに幹線が集中しているため、汗を纏めてそこから出す修正が有る。


ギギリカは血の滲むような汗を脇の下や股、口の周りなどから垂れ流していた。


こう見ると、たしかにたかが風邪とは言えない思いだ。

だけど、幸い僕やパパムイ、ギギリカは若い。

体力もそこそこ有る。


今を踏ん張れば、なんとか持ち越すだろう。

取り敢えずエネルギー補給を急がせて、失った体温を戻すしか無い。


薬が無い状態だからな。あまり楽観は出来ないな。


「ポンピカ!準備ができた!」

「よし、じゃぁ、パパムイもこっちに来て。」


パパムイを呼び、乾いた板に火起こし道具を使い火を起こす。

只の摩擦での原始的な火種作りのやつだけど、

乾いた木くずと乾いた板のお陰で、難なく火がついた。


火を炊いた時、パパムイは険しい顔をしているように見えた。

どうやら火が危険なものだという事は認識をしているように見える。


「パパムイ。もう一つお願いが有る。いいかな?」

「いいぞ。なんでも言ってくれ」


「乾いた木がもっと必要だ。今夜が山場だろう。少しでも熱を奪われないようにしないといけない。まる一日火をたく必要が有る。」

「わかった。待ってろ。」


パパムイは本当に良い雄だ。

なんと言うか、頼りがいが有る。

親スキクに成ればきっと面倒見の良い親になるだろう。


しかし、こんだけ面倒見が良くて、

雄気も有るパパムイが集落の雌にモテないのか不思議だ。


パパムイは自分は頭が足りないからあまり良く思われていないとしきりに言う。

でも頭がいいだけの僕と比べればずっと、良いスキクだとは思うんだ。


そんな事を考えていた。


決闘で、随分と時間を使ってしまったのも有るが、いつの間にか日が落ちている。

いくら熱帯だと言っても、夜間のスコール間際は冷える。

あまり、冷えすぎるのはいただけない。


パパムイは、休み無く、燃料に成る乾いた木を運んでくる。

大気に湿度が無くなっている。

そろそろ、スコールが来るかもしれない。


「パパムイ。今日はこれぐらいでいい。朝までなんとかしよう。」

「俺はまだ動けるぞ」


「そうじゃない。空の匂いを嗅いでみろ」

スンスン「・・・雨か・・・」


「ああ、だから木をこっちの雨よけの方に詰め込んでくれると助かる。」

「ああ、わかった。」


すぐさま動き始めるパパムイ。

僕は、ギギリカの肌に手をおいて、その後、顔を近づけ鼻で、体温を測る。

温度や湿度を鼻の出入り口の辺に備わったピット器官で感じ取れるのだ。


爬虫類特有の機能なのかもしれない。

前世では蛇についている器官だときいた。


スキクはこれのお陰で天気を知ることが出来た。


「それから、ウルグズの血を持ってきてくれ、ギギリカの体温が少し戻ってきてる。そろそろ食べ物を与えて力を付けなければ成らない」

「おう!任せろ!」


何故かパパムイは、元気な返事を返した。


もしかして少し希望が見えてきたと思ったのか?

まだ安心出来ないんだ。

糠喜びさせる形に成るとやだなぁ。

だけど、パパムイを見てるとそれも言えない。


僕は焚き火の中に石ころを投げ込んでいた。

熱々にした石を木の器に入れた水に突っ込むことで、お湯を作るつもり。


成功だ。

つづいて、パパムイが持ってきた血をお湯にいれて、加熱。

塊が多くなっているが、大丈夫だろう。


それを小さな器に小分けして、ギギリカへと与える。


僕らスキクは鼻と口が一緒に前へと飛び出している。

しかも頬肉が無い。

なので、水を飲むのが下手だ。

だけど、経験則で分かっているのだろう、大抵の器は水差しに似た形をしている。

直接喉へと流し込めるように、直接舌の裏側に届くようにだ。

スキクの文明レベルはまだ、石までしか使えない。

だけど石の加工には石を使う。

そうすると、やはり作り手や生産者が非常に絞られてしまう。

なので、ウルグズの持っていた石の斧は貴重なものだ。


それと同時に日常で使う物の殆どが、木製である。

なので、お湯を作るにしても直接火に掛けるわけには行かなかった。

同時に僕らの手元に有るものは木製の物ばかりに成る。

貴重な石の製品は貸し与えられないためだ。


血をお湯に溶かし、甘い汁を混ぜた物をギギリカへと飲ませる。


「パパムイ。しばらく寝ておけ。僕も寝るけど交代でギギリカを見なきゃ成らない。」

「なんだよ。ポンピカが先に寝たほうがいい。イザという時、役に立たないと困るからな」


パパムイも疲れているだろうに・・・

しかしここで、押し問答している暇はない。


「わかった。スコールがやんだら起こしてくれ。それと水をちょくちょく飲ませてやってくれ」

「ああ、わかった。それまでは、ちょくちょくこの水飲ませればいいんだな?」


「ああ、そうだ。それと、ギギリカの様子がおかしくなったら起こしてくれ。」

「ああ、分かってる。」


パパムイはそう言って、ギギリカをじっと見つめていた。

そういう事なんだ。


こうして僕はその場で横になる。



夜中、雨の音がし始めた。

寝ているんだけど、熟睡は出来ない。

心配なんだ。


外はかなりの風が吹いている。

小屋が物凄い悲鳴を上げながら耐えている状態だ。

流石にうるさくて仕方ない。


これで、熟睡出来る奴がいたらそいつは大したもんだ。


しばらくすると、風と雨がピタッとやんだ。

すると、僕は揺さぶられる。


パパムイが起こしに来たんだ。


「ポンピカ、起きろ。」

「ん?ああ、おはよう。ギギリカは?」


パパムイは随分と潤んだ目をしている。

一瞬ヤバイ事に成ったのか思ったが、そうではなかった様だ。


「熱が上がったり下ったりしていたが、今は変化が少なくなった。呼吸も随分楽になっている。」

「そうか・・・。山場は抜けたな。パパムイ交代だ、寝てくれ。」


パパムイは辛抱強く看病していたんだな。

ずっと不安だったろうに。


「ああ、そうさせてもらう。・・・ポンピカ・・・」

「ん?」


「ありがとうな。」


妙に落ち着いた声でそう言われた。

しかし、まだお礼は早すぎる。

治ったとはまだ言えないんだし。


「どうした?まだ治りきってないだろ?」

「そういうんじゃないんだ。ギギリカの為にここまでしてくれるのはポンピカだけだから・・・」


そんなことないだろ?

僕だけじゃない。

パパムイだって、やったじゃないか。


そんなことより早く休め。

お前はかなり動き詰めで疲れてるんだから


「?・・・そう?まぁ、いいじゃないか。それよりずっと動き詰めな上に長時間起きてるんだ、ちゃんと体力戻さないとパパムイも”ジン”に成るぞ?」


すると、焚き火に照らされていた顔が明るく成ったように見える。

明るい顔をこちらに向けて、歯をむき出して、いたずらっぽく笑った。


「へへっwそん時はポンピカとギギリカに面倒見てもらうさっw」

「ははw確かになwでも患うよりいいだろ?さぁ、寝とけよ。」


心の支えでも有ったのかもしれない。

どうやらそれが取れて安心したんだな。

いつものパパムイに思える。


「ああ。おやすみ」

「はい。おやすみ」


パパムイが寝付き、僕はギギリカの様子を見る。

すると、随分と熱が下っている。だけど、体温が下っていない。

安定している。


此のまま風邪がよくなれば、良いな。

取り敢えず栄養補給ってことで、調合した水を与えよう。


族長に頼んで譲ってもらった薬草類は使わなかったけど、

結果オーライってやつだな。


僕は、まだ、意識の無いギギリカの口へ水差しで少しずつ栄養液を流しこむ。

無意識だろうが、ギギリカの舌が栄養液を舐めては、

飲み込んでいく様子に取り敢えず安心した。


順調なら朝には意識が戻るだろう。

そう思った。


しかし、昨日と今日でいろいろな事が一遍に起きたよなぁ〜。

ギギリカが心配でそれどころじゃなかったけど。


あの決闘、一歩間違ってたら僕がやられてる場合も有ったんだ。

本当に縄の綱渡りだったなぁ。

今後の為に色々と準備し始めないとイケないよな。


雨もやんだし。取り敢えず外で雨ざらしに成っているウルグズでも解体始めよう。

血抜きをしたし、このスコールで随分洗われただろう。

綺麗な内に解体したほうがいい。


そう思い、小屋をでて、ウルグズを小屋の中へと引き込む。

スキクの皮膚というか鱗と皮はとても斬りにくい。

それこそ、金属製の刃物でもなければ容易には出来ないだろうと思う。

正直僕が持っているナイフだと欠けてしまう。

僕のナイフも石出で来ているんだけどなぁ。

やっぱり金属ほしいな。


前世では、川から砂鉄を取ったなんて話を聞いたことも有る。

ならば、川の上流とかを探せば、山や川から鉄を採取出来るんじゃないか?

詳しくはないが、鉄っていうのは高温に焼けば溶けるんだと思うんだ。


旨く見つけれるようにしよう。


ウルグズが持っていた石斧の刃部分を利用して、ウルグズを解体し始める。

これは、僕の仕事だ。

殺した責任と言えば聞こえはいいけど、パパムイやギギリカにはさせたくない。

同族でしかも昨日まで隣に居たスキクを解体したと成れば心に傷が付くはず。


まぁ、ギギリカに血を飲ませた時点で申し訳無さがあるのだけどね。


でも、こうでもしないと栄養補給が出来ない。

栄養補給が出来ないとギギリカは大変な事に成っていたかもしれない。

それにウルグズはギギリカを見捨てたんだ、恨み言を言える立場にない。


・・・こう考えて、作業を進めないと、流石に僕も参ってしまうな。


まぁいい・・・解体は順調だ。ギギリカの様子を見ながらだけど。

作業は続く、ギギリカはもう熱が下って安定している。


もう睡眠が足りたら起きるだろう。

でも体力はきっとかなり奪われているだろうから栄養のある物を取らせなきゃいけない。


肉は、だましだまし言えば食べてくれるだろう。

あとは、火を通した物を食べさせて、体の中から温めたりできればいいな。

魚も穫れると助かる。


ここはパパムイにお願いしよう。

集会場に行ってもらって釣り竿一本でも取れれば随分変わる。


「さてと・・・一通り終わったか・・・。ギギリカの様子も見ておこう。」


僕はつぶやき、振り返る。

小屋の中だから、気配とかは分かるはずなんだけど。


振り返った所にギギリカが起き上がってこちらを見ていた。

解体に集中しすぎた。


何を解体しているかバレるとまずいんだけどなぁ。


「や、やぁ。身体の調子はどうだ?」

「ポンピカ・・・それ・・・」


バレてる。

どうしよう。

これから肉を焼いたりしないといけないのに。


でもここまで見られちゃったら仕方ない。

全部説明するしか無いか。


「ああ、これね・・・。言いにくいけどウルグズだ。」

「やっぱり・・・それをどうするの?」


「三匹で食べようと思う。体力は付けなきゃいけないからね。」

「あたしも食べなきゃダメ?」


「う〜ん。できれば食べて欲しい。ただ、此のままだとなんだから火を使って清めてから食べようと思う。」

「そうか・・・。」


「まだ、具合悪いかい?」

「う〜うん。そうでもない。沢山寝ちゃって、頭が重いくらいだよ。」


「体に力は入る?」

「まだ、少し無理かな・・・」


「そうか、じゃぁ、もう少し寝てるといいよ。」

「・・・ねぇ。ポンピカ・・・」


「なんだい?」

「あたし・・・”ジン”だったんだよね?」


「そうだよ。凄い熱がでたり、すごく冷えたりしたんだ。死んでてもおかしくない」

「そう・・・。ポンピカが助けてくれたの?」


「う〜ん。僕が言い出しっぺだけど、実際にほとんど動いてくれたのってパパムイだよ。」

「パパムイが?」


そういって、小屋の端でぐーすか寝ているパパムイに目を向ける。

目が少し潤んでいる様だ。


それを見た僕はなんだか嬉しくて、優しい気持ちに成った。

これで、パパムイも報われるだろう。


「パパムイが起きたらちゃんとお礼いってね。さっきまで、ずっと寝ずに看病してくれれたから」

「・・・そう・・・パパムイがねぇ・・・。うん。わかった。」


病気で弱ったギギリカはまさにしおらしい。

これが人間の女の子だったら僕もほっとかないだろう。


「取り敢えず、無理にでも寝ときな。僕はコレを片付けなきゃいけないから」

「わかったわ。じゃぁおやすみ。」


「はい。おやすみ。」


皮と骨、内蔵と肉を分けた。

食用と成る部分は結構有る。


僕らスキクは基本食べ物は、丸呑みなので特にどの部位がダメとかはないんだけど、

どうせだから食べれる場所は皆で食べて、食べれない骨などは、加工して残すのも供養かもしれない。

全てが残るとなれば、生きてきた意味も有るというものだ。


それにこの量の肉を三匹で食べるにしてもかなりの日にちが必要だ。

となれば保存を考えなきゃいけない。


スキクには、保存の考えが殆ど無い。

だから集会場に蓄える食べ物の殆どが植物からの物である。

先日獲った魚はまさに飢えている中での恵みと言えたのだ。

だから、泥臭くても皆美味い美味いと食べたわけ。


僕は、魚より植物のほうが好きなんだけどね。

肉もあまり食べたいとは思わないんだ。

何でだろう?


パパムイやギギリカは肉が好き。

たぶん魚も好きなはずだ。


族長は僕と同じで木の実とかが好物。

珍しいんだそうだ。


そう言えば族長の年齢知らないや。

かなりの高齢のはず。

まぁスキクは、寿命が短いから20年は生きていないと思うけど。


まぁいいや、骨は工芸品様に獲っておいてっと・・・。

肉は、切り分けてっと。

内蔵は腸の部分が食べれそうにない。


どうしよう・・・腸の中の物を洗い流して置いたけど。


モツ鍋にでもするか?

でも確か、そのままだと臭いって母さんが言ってたな。


母さんか、どうしてるだろう・・・。

僕が死んで、悲しんでるかな?

あの母さんだ、立ち直るのは速いだろう。


・・・なんか前世の思い出を思うとあまり良い気がしないな。


仕方ないかぁ。

転生しちゃったわけだしなぁ。


それより、本当にコレどうするよ?

普通は皆丸呑みしてしまうから腸がどうとか思わないんだよなぁ。


ふぅ〜む。

腸、腸・・・腸詰め?

腸詰めかぁ。

出来るのかな?


確か塩がなければダメだったな・・・。

塩はこの集落にはない。

でも岩塩なら有る。


集落の近くの川に動物が良く集まるんだ。

主に草食系の動物なんだけど、

奴等は其の場所に来ると必死の形相で、

川の小石や、水なんかを口にする。


以前、狩りをしている時に其の様子を観察したことが有るんだ。

その時の動物は、イノシシに似た動物だった。

水に顔の半分まで突っ込んで、息をするのも気にしない形相で必死に小石をかじっていたんだ。


興味が出た僕は、動物が去った後、その場所を調べた。

すると、動物がかじっていた小石だと思っていた物は岩塩の塊だったんだ。


なので、恐らく、塩は手に入る。

塩漬けなんかも出来なくないなぁ。


ただ、スキクは塩があまり好きじゃないんだ。

体がしびれるほど、少量でも塩っぱく感じる。


ふむ・・・保存食、作れないわけじゃないな。

これも課題として族長に提案してみよう。


塩抜きして食べれば、それほど、イヤじゃないだろうと思う。


あとは、皮だなぁ・・・

ナメしたりできれば加工できそうなんだけどなぁ?


前世で小さい時にボーイスカウトに入ってたんだ。

その時キャンプのリーダーから鹿を捌いたことが有るって言う自慢話を聞いた。

その時、皮をナメしたんだそうだ。


何でも、お茶と塩で煮込んだって話なんだけど。

お茶なんて無いぞ?


お茶の葉なんてどう探せばいい?

困ったなぁ。


代わりになるもの無いかな?

何でもお茶のタンニンという成分を利用したらしい。

タンニンかぁ。


どんなものから採れるんだろ?

なんでもいいか。取り敢えずやってみよう。


まずは、肉の加工から始めよう。


まずは、腸を洗おう。

長い部分をひっくり返して内容物を洗い流す。

そんでもってひっくり返したまま、綺麗に成るまで、岩場にこすりつける。


ゴリゴリとこすりつけ、洗ってはこすり付けた。

結果、相当疲れた。

なので水に付けたまま取り敢えず岩塩を取りに行こう。


と、其の前にパパムイを起こしていこう。

万が一があるといけない。


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