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説得と拷問


さてさて。


取り敢えず一番突っかかってきた奴から話そうか。

轡を外すといきなり噛みつかんとするようにまくし立て始めたので、

サッと轡を付けて放置した。


うるさい。

何言ってるかわからない。


まぁいいや。

次、適当に右横で端っこに座ってるやつ。

コイツも轡を外すと吠えるかな?

やなんだけど・・・。


仕方ない。

轡を外す。


・・・吠えない!


「随分冷静だね?名前もらえる?」

「名を捧げるということか?それなら俺はすでにオルガクルガ様にささげているが?」


面倒くさそうだ。


「ふーん。じゃぁ、僕がつけよう。クズって名前はどうかな?煽るのもいい加減にしろよ?クズちゃん」

「!・・・」


すごく睨んでくる。

んもー。

そんなに恨まなくてもいいじゃん。

僕はそんな恨まれるような事して・・・ます。

そうだね。してますね。

う〜ん。


望み薄いかな?


「まぁいいや、クズちゃん。お前ってさ、決闘の掟とかしらないのか?」

「クズではない!」


「話しそらすなよ。クズッ!」


ボクッ!


取り敢えず横っ面に一発痛いのをカマしておいた。

歯茎から血がでて、薄い唇を這っている。

歯が一本逝ったかな?


「で?もう一度聞くよ?掟はしってるね?」

「くっ!ああ、知っている・・・」


「じゃぁ、戦利品としてのお前らの処遇を僕がどうするかは僕の一存だと分かるよね?」

「ならさっさと殺せ!」


「おお!威勢がいいねぇw嫌いじゃないよ。忠誠でしょ?」

「俺は、オルガクルガ様に育ててもらったんだ!今更掟だとしてもお前の様な卑怯者についたりはしない!」


あれま、卑怯な事したのがここに響いちゃった。

困ったなぁ〜。

ウウダギがいるんだ。

あまり酷いことは出来ないのになぁ。


「そっかー。でもオルガクルガは、なんで負けたんだと思う?それに結果的に死んでしまったね?どうしてだと思う?」

「そんなもの分かるか!お前が卑怯な手で何かしたんだろう!大方、毒でも仕込んだんじゃないのか?」


「毒かぁ・・・。いいね!それ!今度、使えるようにしとくよ。」

「くそっ!バカにしやがって!」


「まぁでも、毒だろうがなんだろうが結果負けたのはオルガクルガに隙が有ったからだよ。もちろん僕は毒なんて便利なもの使わなかったしね。それに準備する時間なかったんだ。残念。」

「なにが残念だ!クソっ!」


「ふ〜。まぁあまり長く族長を煩わすような事はしたくないからさ。さっさと性根入れ替えてくんないかな?」

「ふん!。」


じゃぁ、仕方ないか・・・。

殺っちまうか。


僕が手を動かそうとしたらウウダギが小さな声で「ダメ」っていうんだ。

やっぱダメかなぁ〜?


じゃぁ、仕方ない。


「ふぅ〜。まぁウウダギがお前を殺すのを止めてくれたから穏便に済まさざる負えないよ。仕方ない。ちょっと痛い思いするけど、ごめんね。」

「!何をする!痛い思いだと!?そんなもんで屈するものか!」


背中に背負っているテルビューチェを引き抜く。

そしてウウダギに「少し、あっち向いてて」って言っておいた。

素直に僕に背を向ける。


「さて、これはね、僕が作った武器だよ。見た目かっこ悪いだろ?はははw」

「・・・武器を作れるだと!?ザウスでもないのにか?」


「うん。作れるよ。そして使えもするんだ。こうやってね。」


僕は返事をまたず。

クズの尻尾の中腹をテルビューチェで削り始める。


瞬間に悲鳴が轟く。


後ろでウウダギが耳を塞いでうずくまっちゃった。

イイオオはしかめっ面をしている。


「ぐがあああああああ!」

「さて、此のへんかな?もう一度聞くよ?名前はなに?」


「言うものかぁあああああ!」

「残念。不正解ですよ。」


また尻尾を削る。

再び、叫び声が轟く。

流石にウウダギが走ってぞ帰って、

きていたギギリカの所に行っちゃった。

イイオオは更にしかめっ面というか痛そうな顔をする。


「イイオオ。これシシブブの仇だからね?分かってる?」

「わ、分かってるさ!だからここに居るんだろ!」


分かってるっぽい。

ならいいか。


「さて、もう一度聞くね?お前はなんて名前ですか?」

「うぅぅ。い、言えない・・・言えるもんか・・・」


泣いちゃった。

でも、不正解です。


「はい。不正解ですよ〜。」


もう一度テルビューチェで尻尾を削る。

すると骨らしき物に当たる感触がある。

骨までいってるね。

いたそうだあ。


「もう一回聞くよ?それと次はもう少し強くやるからね?骨に当たったからさっ」

「!くそぉおおお!う、うう・・・オ、オルギュス・・・オルギュスだ・・・ぁ」


やっと名前言ったね。


「そうか。クズじゃなかったんだね。良かったよ。ちゃんと名前言ってくれてありがとう。」

「くそっ!痛みが酷い!一思いに殺してくれ!」


「なんで?ウウダギが殺すなって言ってくれたんだよ?族長もお前らを集落に迎え入れるようにしてくれてるんだ。いい事ずくめなのになんで拒否するのかなぁ?」

「卑怯な手で決闘を汚すような奴が居る集落なんぞ。滅んでしまえばいい!」


「それって僕の事?どんな卑怯な手を使ったかわからないのに卑怯だという。自分の知恵の無さに幻滅しないかい?」

「そんな事はない!オルガクルガ様はお前になんか殺されない!強いのだ!誰よりも!」


「ふーん。それ言ったらただ単にオルガクルガが弱かっただけだと思うけどね?正直真っ向勝負しても勝てたよ?体だけで頭が足りなそうだったしねwまるでギュギュパニやパパムイみたいにさw」

「くそっ!ギュギュパニは弱い!だからお前なんかにやられたんだ!」


「そーかなー?イイオオ。ギュギュパニって強いよね?」

「・・・なんで俺にふるんだ?そんな事聞かなくても分かるだろ。」


「いや。僕じゃなくてオルギュスが聞いてるんだけど?」

「強いぞ。ポンピカを覗けばこの集落の者が束に成っても勝てない。それにお前らが10匹居ても多分勝つだろう。負傷はするがな・・・」


「だってさ?強いと思わない?」

「はんっ!そんなのは、わからないだろ!」


「まぁ言い合いしてても仕方ないね。取り敢えずさ?お前は掟を無視するし、死んでしまったオルガクルガの負けを認めない。じゃぁどうするかだね?どうしたらいいと思う?」

「俺に聞くな!」


「うん。僕もそう思うんだ。だから分かるように痛みで記憶してもらうよ。」

「!」


ということで、嫌だけど、仕方ない。

僕はこんな事はそもそもしたくないんだ。

なんで作るだけの生活が出来ないんだろう・・・。

面倒くさいなぁ。


テルビューチェを抜き、反対側へ回る。そしてまだ無傷な中腹より上を削り始める。

今回は、問いただしているわけじゃない。

だからゆっくりと、分かるまでだ。


時間が経つにつれ、次第に悲鳴が小さく成る。

最終的には、悲鳴さえあげなく成った。

その代わり、嗚咽と痛みにもがく様がひどくなった。


「そろそろ分かってくれたよね?掟は守ろうよ。ね?」

「う、う、う・・・」


「返事が違うんだけどなぁ。仕方ないね。もうちょっと、痛い所を削るけどいいかな?ただ困ったことに尻尾は再生するけど、他の部分は再生しないんだよねぇ。どうする?」

「う、うう・・・従います。お願いですから・・・」


「わぁ!よかったぁ〜!理解してもらったんだね!いい子だよ。偉いね!さすがギュギュパニの兄弟だね!」

「う、うぅ・・・。」


「ねぇ。オルギュス。縄を解くけど、暴れないでね?これからは僕達仲間に成るんだ。何時でも痛みを与えることが出来るからね?」

「は、はぃ・・・うぅ」


オルギュスの拘束を解く。

すると、前のめりで倒れてしまった。

尻尾が痛々しい。


ちょっとやりすぎちゃったかもしれない。

でも此のまま放置したら感染症とかで持たないかもしれないなぁ。

仕方ないか。

気付け代わりだ。

どうせならちゃんと治そうね。


バツンッ!


テルビューチェでオルギュスの尻尾の根本、

シシブブがやられた位の位置を切断した。


テルビューチェの刃は歯で出来ている。

刺すのには特化してるけど切ることは出来ない。

だけどノコギリ状に歯を並べているので、

切断する瞬間に思いっきり引く事でノコギリの刃としての役目となる。

結構使い方次第では万能な武器なんだよねぇ。


まぁ、鈍器で切るより、少しでも刃のような歯を使ってれば出来ることだけどね。

・・・手刀よりは簡単だった。


ただ、尻尾を切断した瞬間物凄く背筋を刺激されたのかエビ反りして、

気絶しちゃった。


まぁ、起きたら族長の元に行かせればいいかな。

取り敢えず治療を・・・。


残り三匹いるんだけどねぇ。

一度お開きにするか。


そう思って残ってる三匹に目を向けると、

目が溢れるんじゃないかと思うほど、驚愕の表情をして居る。


ん〜?

あれ?この調子でいけちゃうのかな?

まぁでも、少し時間置いた方が、効果高そうだな。


放置しよう。

ちなみに三匹の轡を解いておいた。


騒いだらこれね。って目をしておいたので、

騒ぐ様子が無い。


静かなのはいいね。


「イイオオ。気絶しちゃった。尻尾の治療しとこう。」

「・・・ポンピカ。流石に酷すぎる。」


「そう?尻尾切られたくらいで、そんなこと言われてもなぁ。それに雌なのにシシブブも切られたろ?仕返しだね。」

「いや、それでもだ・・・。流石に痛みだけを与えるのは・・・どうかと思うぞ?今までに聞いたこと無い」


「えっ?拷問の一つも無いの?」

「その・・・ゴウモンってのは、お前の知識のやつか?」


「うん。まぁそうだけど?ウソついたり、強情だったりして情報や言うこと聞かないとこう言うのやってた時代があったんだ。まぁ、僕の居た所にはなかったけどね。」

「・・・そうか。だが、流石にこれは不味いだろぉ・・・俺も見ていられなかった。ほら、奴等の目見てみろよ。すでに観念してるぞ?」


「わかんないよ〜?してる風を装ってるかもしれないじゃ〜ん。」

「お前じゃないんだ。俺らスキクはウソをつかない。つけないんだ。」


「いやいや。僕はウソつくよ?普通についてるじゃん。」

「・・・お前だけ特別だろ?」


「そーかなー?精霊さんもウソをついちゃうタイプだよ?」

「?こないだからセイレイサンってのが良く出てくるが、なんだそれ?」


「太古の最高の呪術師らしいよ?死んでもヴァンになってそこら辺に漂ってたのと話したんだ。こないだまで一緒だったよ?」

「・・・ポンピカは呪術やるのか?」


「う〜ん。そうだね。やるって言えばやるね?でも僕のは気功と仙道と仙術だからね。少し違うかな?」

「詳しいことはわからないが、それは族長も知ってるのか?」


「知ってるよ。むしろ僕は精霊さんの名前を族長から聞いたからね。」

「・・・ちなみに?」


「精霊さんの名前?」

「ああ」


「ラマナイ・イッツァだったかな?たしかそんな感じ。羽飾りなんか頭につけてるんだよw笑えるよねw」

「・・・本当にはじめての呪術師じゃないか・・・」


「知ってるの?」

「一応。これでも遠い親に呪術師いたんだ・・・もう死んじまったけどな」


「へー、知らなかった。」

「ああ、この集落で、知ってるのは、今話したお前と俺と族長だけだ。」


「ふーん。」

「お前、以前に呪術師に会いたがってたろ?アノ話俺のところに一度きたんだ」


「ああ!確かに!」

「俺の知ってる知識はそれほど専門じゃないけどな。それでもそこそこは有ったんだ。でもお前がジンを治すとか言ってたろ?」


「ああ、うん。」

「今の呪術師には昔の呪術師ほどの力も術も無いんだ。有るのはそういうことが出来るらしいというはなしが聞ける程度だ」


「・・・マジ?」

「本当だ。」


「じゃぁ、今の呪術師ってのは、なんの役にたってるの?」

「以前の俺と大して変わらん。クズだ。」


「おー・・・。しくじるところだったかぁ。」

「だな」


そんな事を悠長に話していると、黙っていた中の一匹が、

ボソっと「早く手当してやってくれねーか」と言い始めた。


ああ!忘れてたよ。

てなもんで、イイオオに協力してもらって、

オルギュスをギギリカとウウダギとギギリカが居る場所へと搬送した。


「コイツも一応この集落の仲間に成るつもりらしいので、手当しておいてほしいんだけど・・・」

「ポンピカ。つもりじゃねぇ。スキクはウソつかないだろ」


「ああ、そっか。仲間だからさっ。お願いできる?」

「あたしはいいけど・・・」


「ウウダギは?ヤダ?」

「ポンピカ。怖い事しない?」


さっきのトラウマか・・・そりゃそうだな。


「う〜ん。しないつもりだけど、必要なときはしなきゃいけないんだ。イヤな役割だけどね。」

「・・・うん。わかったぁ・・・」


「ごめんね。ウウダギ。怖い思いさせちゃって」

「大丈夫。僕は分かってる。」


うん。分かってるんだよね。

賢いからね。

でも流石に心に傷を付けちゃったかな。

親失格かもなぁ。


「ウウダギがいいならやるわよ。」

「そう?じゃぁ御願いします。取り敢えずあと3匹は来るかもしれない。」


「・・・今さっきやらないって言ったんじゃなかった?」

「必要なら仕方ないって話だよ。」


「面倒くさい話ね」

「たしかにね。」


「ポンピカに言ってるのよ?」

「うん。分かってるよ。」


「んもー。」

「ポンピカ。手伝おうか?」


パパムイだ。

あれ?そう言えばギギリカもさっきから居たけどさ?

ギュギュパニは?


「そう言えばギギリカとパパムイはギュギュパニの所に行ってたんじゃないの?」

「ん?ああ、行ってたぞ。ギュギュパニのやつ引きこもってらーw」


「パパムイ!笑い事じゃないのよ?」

「お?そうなのか?」


「なんのためにあたし達が行ったのよ!」

「んー?呼びに行ったんじゃなかったっけ?」


「んもー。ホント、頭が足りないね?パパムイって」

「おう!そーだぜ!オレは誰もが認める頭が足りないスキクさっ!凄いだろー!」


「だめだこりゃ」

「はははw」


ホント、パパムイらしい。

ここ最近いろんなことがありすぎて、

集落の中が暗かったんだろう。


パパムイは持ち前の明るさで皆を元気づけようとしてるんだ。

・・・きっとそうに違いない。


それか本当に頭が足りないかだ。

こっちのほうが確立が高い気がしないでもない。

どっちだろ?


まぁいいか。


「パパムイ。イイオオと交代する?」

「おう!いいぜw」


「パパムイ。かなり酷いからな?覚悟しろよ?」

「イイオオがそこまで言うなんて・・・もしかしてさっきの叫び声ってコイツ?」


「そうだ。しかもトドメで気絶さっ。幸い言うことを聞いてくれたみたいだからな」

「そうか・・・。まぁコイツもとどめ刺されなかっただけ幸せだ。そうだろポンピカ」


「・・・返答しかねます。」

「へんな口調でごまかすなよwまぁそうでなくちゃなw」


パパムイらしい。

うん。パパムイが相棒って位置にぴったりかもしれない。


パパムイがイイオオとバトンタッチ。


パパムイと僕の2匹で再度三匹の所へ。


纏めて話すか・・・疲れるしね。

テルビューチェを片手にもって、威圧しながら話を始める。


「三匹同時に話すからね。同時に話すってことは、どういう事か分かる?連帯責任だ。」

「ポンピカ。なんだそれ?」


「この三匹の中で一匹でも反抗するヤツがいたら残りの2匹が反抗して無くても罰は全員っていう規則さ」

「えげつないな!」


パパムイの合いの手がヤバイ位しっくりくる。


「さて、口裏合わせてもいいよ?どうする?僕からの要求は掟は守る事だ。少し時間をやるから相談してみな?」

「なんで時間なんか与えるんだ?」


「口裏合わせないと確実に一匹が裏切るからだよ。」

「ダメなのか?」


「聞いてた?連帯責任」

「・・・おお!おー!そうか。なるほど、さらに卑怯だなwポンピカ」


「卑怯とかいうなよー。仕方ないだろ?面倒くさいんだ。今日中に終わらせたいでしょ?」

「う〜ん。別に今日じゃなくても良くねーか?」


「さっさと終わらせないとギュギュパニ迎えに行けないでしょ」

「!おお!そうだな!確かに急ぐぞ。」


「はぁ〜。やっぱりパパムイだw」

「おう!そうだなw」


しばらく2匹で、会話をする。

その間残り三匹が必死に小声で何やら話しているけど、

丸聞こえです。

そんなに遠くないからね?

分かってるよね?


・・・僕を騙そうとするつもりらしいけど、

それ当事者の前で言うことじゃないからね?

ホント、スキクは、ウソがへたで仕方ない。


パパムイとの話もいい具合に無くなってきた。

ソロソロ三匹に話しかけよう。


「パパムイ。ソロソロかな?」

「おう。いいぜ。」


もう暗い。

焚き火の光に照らされて、幾分顔の影が濃く現れる。

三匹共真剣だね。

それ騙す時の顔じゃないよ?

分かってるのかな?


「では、聞きます。三匹共掟は守るよね?」

「「「ああ。守る。」」」


「此の集落で騒ぎ起こさないでね?それ最低条件だから」

「もちろん」

「そうだな」

「ああ・・・」


「そっか。まぁ・・・いっか。一匹ずつ縄解くよ。いいよね?約束したんだからね?」

「さっさと解いてくれ」

「そうだ。解いてくれ」

「解いてくれ」


さてさて、解けば襲ってくるらしいけど。

取り敢えず、パパムイに縄を解いてもらおう。

一匹ずつね。

一匹ずつ。


「パパムイ。拘束を左の一匹解いて欲しい。お願い」

「お?構わねーぞ?ポンピカは?」


「ここで変なことしないか待ってるんだ。」

「・・・用心深いってやつか!面白いなw」


パパムイは用心深くないのか?

それで良く狩りが得意だね?


パパムイが左のスキクの縄を解く。

左のは残り2匹をチラリと見て、

自分の手首や足をさすっては時間を潰そうとし始めた。

なので、しばらくほっておく。


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