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シシブブ姉さんとお説教


「ねぇポンピカ」

「ん?」


「ド・ミヌ・デは大きかった?」

「どうだろう?5,6メートルくらいかな?」


「?それって、どのくらい?」

「そーだな。彼処の木からここまで位」


「へー!」

「どうしたの?なんでそんな事聞くのかな?」


「この時期ド・ミヌ・デは、産卵の時期なんだよ。だからもしそれが雌なら卵産むはずだよ」


なんでそんな事しってんの?

もしかして、観察とか随分したのかな?


・・・意外にシシブブの知識は使えるかもしれないぞ?

ちょっといろいろ聞いてみたいなぁ。


「ねぇ?シシブブ」

「なに?」


「シャ・ギグは?」

「?なにが?」


「いや、シャ・ギグについては知らない?」

「あたしは、集落の周りのしか知らないよ。あんな遠くの動物は見たことないからさー」


そりゃそうだ。


「じゃぁ、クウォンについては?」

「何が聞きたい?」


「産卵時期とか生息場所とか」

「んっとね。生息場所は水、特に川の近くが多いよ。意外に鼻が効くの。それに目はほとんど見えないわ、あとは、産卵時期は大体乾季の手前で水辺に作った巣に産むわよ」


すげー。

なんで知ってんだろう?


「え?なんでそんな事知ってるの?」

「え?だって、あたし何時も観察してるもん。ポンピカが狩ったあのクウォンは雄で、集落の周りの川の一番強いヤツだよ。」


まさか・・・もしかして?

アレが居た場所も知ってるの?

ってか知ってる個体なのか・・・。

いつどこで見つけて、どうやって観察してるんだろう?

凄く不思議。


そうだっ!ケルケオについても聞こう。


「ケルケオが集落から少し離れた川の近くの斜面に巣を作ってるかもしれないんだけど」

「へー。彼処は、ずっとクウォンが居たからね。いまはもう居ないはず。ポンピカが狩ったクウォンのコドモだからね。多分他の川に流れていったかもしれないね。ずっと親のクウォンの目があって、川を下って行けなかったんだよ。可愛そうだけどね。」


そんなことも知ってるの?

正直凄くないか?

あれ?

ケルケオの情報が少ない。


「戻って来ると思う?」

「多分戻ると思うよ。あそこはケルケオの巣にもってこいなのよ。」


「そうなの?」

「うん、だって、綺麗な水が近くにあって、斜面の土も掘り返しやすい。それにあそこの斜面って、日中とても日差しが強いの。卵を温めるのにはいいんだと思うよ」


正直ビックリしちゃった。

そこまで良く知ってるなぁ。

っていうか、観察しすぎじゃないか?

そんだけ観察してたら、飼育も出来るかもしれないぞ?


「ねぇねぇ。シシブブ」

「なに?」


「もしだけど、ケルケオを集落で飼うとしたらシシブブはどうする?」

「ん〜。餌やりとかならするけど?ずっと見てたいしね」


「そうか。じゃぁ、多分そうなると思うからそんときはお願いね。ちなみに運が良ければアンキロも面倒見てね」

「アンキロってポンピカがド・ミヌ・デを呼ぶ時の言葉だよね?」


「そうそう。そっちのがいいやすいから」

「ふーん。じゃぁあたしもアンキロっていおーっと」


其のへんは適当にどうぞ。

でもすごい収穫があったな。

まぁ、実際に飼い始めてからじゃないと何も出来ないけどね。


しかし、会話の間中ずーっとウウダギが僕の胸に抱きついて離れない。

歩きにく行ったらありゃしないけど、なんか必死っぽいから、解くに解けないんだよねぇ。


なんだろう?

少し様子が変だよね?


「ウウダギ?さっきからどうしたの?ずっとひっついちゃってるけど」

「ん?わかんない」


そっかー。わかんないかー。

じゃぁ仕方ない。

可愛いからこのままでもいいかな。


そんなこんなで、昨日アンキロが居た場所までたどり着く。

やっぱり半日位かかるわけだ。

朝はやくに出発して現在はすでに午後3時は回った頃かな?

その間シシブブには色々と驚かされた。

色んな動物の事を良く知ってるんだもん。


目的地に付いて驚いた。

アンキロが昨日と同じ位置で鎮座しているのだ。

どうやら体調もよくなさそうだ。


「ねぇ・・・あのアンキロだけど」

「ん?」


「多分、近いうちに産卵するわ」

「えっ?マジで?」


突然シシブブから衝撃の発言が飛び出した。

どうやらこのアンキロ、雌で、卵を産むらしい。

なんでそんなことがわかるんだろう?


「ホント?僕ではわからないけど、どこで区別付けてるの?」

「何を?」


「いや、雌とか雄とかだよ」

「見ればわかるじゃない」


「いや・・・わからないんだ。」

「アンキロの顔見てご覧。あそこの鼻と額の間が広いでしょ?あれは雄より広いのあれが雌の証拠」


正直言うと、額の広さとか区別付かないだろ。

だって、アンキロ見たのこれがはじめてなんだし・・・。


「僕、雄なんて見たことないから」

「それだけじゃないよ。匂いもそうだよ。」


匂い?確かパパムイも匂いで雄雌を嗅ぎ分けてたよね?

あれ?もしかして・・・僕だけ匂いが嗅ぎ分けれないのかな?


ちょっと鼻に集中してみよう。


スンスン


・・・特になに変わった匂いはしない。

わからない。


匂いでするのは獣臭と僕にひっついたままのウウダギの匂いくらいだ。

ここからじゃ隣のシシブブの匂いさえわからないぞ?


「ちょ・・・僕匂いで雄雌を区別できないんだよ。」

「なんで?ポンピカはスキクでしょ?なんで匂いがわからないの?」


そう言われると困るんだ。

嗅ぎ分けれないのは仕方ないだろ?


「あー。なるほど。ウウダギ。ポンピカから離れなさい」

「ヤダ!」


「ウウダギが近くに居るとポンピカが匂い嗅げないでしょ?」

「ヤダ!」


ウウダギが随分とはっきり、拒否を示しているぞ?

やめたげてほしい。

もう匂いどうでもいいからさ?


「シシブブ。ウウダギが嫌がってるからいいよ。匂いなんて」

「ポンピカそんなだと、雄と雌の区別が付かないわよ?」


「でも、ウウダギが・・・」

「ウウダギが可愛いのはわかるけど、あまりくっつきっぱなしも良くないよ?」


ぐっ!

言われてみるとそうなんだけど・・・。

でもウウダギだしなぁ・・・。

甘やかしちゃダメなのは分かってるけど・・・。


そう思いウウダギに目を向けると必死で僕にしがみついてる。

「テコでも外れないぞ!」とでもいいたげだ。

ってか、それにしても朝から変だよね?ウウダギ。


なんかシシブブを敵認定してないか?

同じ集落の仲間だよ?


僕は撫でながらウウダギを見つめる。

ウウダギが僕の方へと顔を向ける。


可愛い。

まぁいいかな。


「ごめん。やっぱりウウダギが嫌がってるから今度で」

「・・・そう?それならいいけど」


「で?アンキロがいつ頃、産みそうかわかる?」

「ちょっと触んないとわかんないわ」


「このアンキロは警戒心は強いけど暴れたりしないよ。触ってみたら?」

「そうさせてもらうね。」


そういってシシブブがアンキロに近づく。

アンキロも顔をあげてシシブブを品定めし始めている。

暫く距離が縮まらない。


次第にアンキロの警戒心が和らいだのか、顔をまた下ろし、居眠りをし始めた。


「どうやら受け入れてくれたみたいね。ちょっと失礼するわね」


そういって、アンキロのお腹の辺へと手を突っ込んだ。

そして、ササッとさわってから大きく頷いた。


「ポンピカ。この子、近い内には、1個産むわよ。」


急展開続きで仰天しまくりだ。


「ど、どうしよう・・・産まれる・・・なんか出来ないのか?僕に」

「産むのはアンキロでしょ?この子もちゃんと産卵用の巣も作ったみたいだし、大丈夫だと思うわよ?」


「で、でも・・・」

「それにこの子、随分栄養が行き渡ってるわ。草を沢山食べたみたい。偉い子ね」


おー!すれはいい。

もしかしたら僕とウウダギが一生懸命積み上げた草のおかげかな?

そう言えば積み上げた草はすでに山事無くなってるしね。

全部食べたんだろう。


「そ、そうか・・・。なんか産まれる所に立ち会うのはじめてでさ。ちょっと緊張しちゃうんだ」

「はははw雄なんて皆そうよ。あたしはアンキロの産卵はまだ見たことないけど、他の動物のは見たから大丈夫。ちゃんと付き添えるわよ」


すげー。

このシシブブお産婆さんじゃんか!


「そ、そうか・・・じゃぁ、御願いしちゃおうかな?ね?ウウダギ」

「うん!アンキロ!」


ウウダギは、アンキロが大好きだからねぇ〜。

なでクリ回そう。

可愛いから。


ウリウリ


「・・・ポンピカ。あんたきっと、他の小さいスキクを渡されないわよ?」


何の話?


「なんの話し?」

「あんたみたいな変わったスキクにはウウダギ位しか合わないわ。」


「そ、そうかなぁ?へへ〜w」

「褒めてないのよ。あのね。ちゃんと親として育てれないと、族長も預けるのに躊躇するのよ。」


ん?どういう事?


「いい?ちゃんと躾けるところは躾けないと、立派なスキクにならないって事よ。」

「それって、ウウダギに僕が厳しくないから言ってるの?」


「そうよ。このままだと、一匹で生きていけないスキクができちゃうじゃない」


なるほど。でもそれでもいいじゃないか。

ダメなのかな?


そう思ってウウダギを見る。

ちょっと目がウルウルしてる。

ん?もしかして、ウウダギにそんな話してた?


「シシブブは其の話、ウウダギにもしてる?」

「もちろんでしょ。そうしないと何時まで経っても一匹で生きていけないから」


なるほど。

つまり、ウウダギは厳しい事を言うスキク。

つまりシシブブが苦手なんだね。

なるほど、それでへそ曲げてるのか。


「シシブブ。大丈夫だよ。ウウダギは賢い。ちゃんと言えばわかる子だからね。ね?ウウダギ」

「うん」


「ほら」

「・・・ならいいんだけど・・・」


半信半疑だね。

まぁ、大きく成るのは後半年以上かかるんだ。

気長に行こうよ。


シシブブは、なんだかんだいいながらアンキロの体をくまなく探りながら注意深く見ている。


「シシブブ?なんか変わった所でもあった?」

「この子には変わったところはないんだけど・・・やっぱり番が居ないみたいね」


「番?もしかして、番とペアで行動するの?アンキロ」

「そうよ。たいてい産卵の時期は敵に襲われやすいからね。雄が周りにいるのが普通なの」


「でも、僕が見つけてから他のアンキロは見てないよ?」

「やっぱりかぁ。じゃぁこの子は一匹で産んで育てないと行けないのねぇ。」


「それって重労働なんじゃ?」

「そりゃそうよ。普通は孵った子が成体に成るまでは皆で行動するの。だけど、この子は全部それを一匹でやんなきゃいけないのよ。」


「ふーん。良くそんなこと知ってるね。」

「あたしの親も動物が好きなスキクでね。色々教えてもらったからね」


なるほど。それは貴重な情報源だね。

知らない動物のこともどこかで先祖が触れていればしっかりと知識が繋がれていくのか。

ふむ、ここはやっぱりシシブブに頼むしかないな。


「ねぇねぇ。」

「なによ?」


「アンキロは集落で暮らせるかな?」

「えっ?どうやって?」


「そんだけの知識があれば、飼う事もできそうだけど」

「育てるってことよね?」


「そうそう。」

「う〜ん。無理があると思うわよ?なにより食べ物を集めるのが大変だわ」


なるほどね。

食べ物が揃えば何とか成るかな?


「食べ物が揃えば何とか成る?」

「そうねぇ・・・あとはこの子達が安心できる場所が確保出来ないとダメね」


なるほど。

わかった。それはシシブブの知識から引き出そう。


「アンキロが安心出来る条件って何?」

「条件?どういう事?」


「例えば木々に囲まれていないとダメとか、地面は土じゃなきゃダメとか暖かくなきゃ無理とかだよ。」

「う〜ん。そうねぇ。ある程度の穴を掘れる程度の土とか落ち葉がたくさんないと寝床にはならないわね。それから日差しがキツイのもダメね。あと湿り気はそんなに必要じゃないけど、ないとダメ。逆に有りすぎるのもダメね。」


なるほどね。

確かにここは葉っぱだらけだし、

作った巣のしたには沢山柔らかそうな落ち葉が積まれている。


湿度も鼻に水が付くほどじゃないし、

温度もそこそこ高く感じるのに日差しが少ない。

なるほどね。


「じゃぁ、そこら辺の条件を集落で満たせれば飼えそう?」

「そうね。出来なくはないと思うわ・・・」


なんか歯切れが悪い。


「なんか懸念事項はあるの?」

「一番の困り事は、言うことを聞いてくれるかどうかよ」


そりゃそうだ。

こんなのが暴れたらそれだけで集落が壊滅しかねない。


「そこは、根気よく話しながら気持ちを伝えていくしかないんじゃないかな?」

「話しながら?動物よ?スキクの言葉なんかわかるはずないでしょ?」


「そうかな?このアンキロは随分と頭良さそうだよ?それに言葉だけじゃなく態度もそうだよ。さっき、シシブブがやっていたように信頼を勝ち取ることが出来るかどうかじゃないかな?」

「・・・なるほど・・・面白いわね?」


どうやら少しやる気に成ってきたかもしれない。


「将来的にはさ?繁殖までやりたいなーと思ってるんだけど」

「繁殖って・・・交尾?」


「そうそう。」

「それは無理かもしれないわね。だって、雄は雌ほど気性が柔らかくないのよ?それに発情期はとても危険だからまず無理よ?」


そうか発情期か・・・確かに荒れそうだ。

そこら辺は追々考えればいいかな?


「わかった。でも一匹とその子供くらいならいいよね?」

「う〜ん。全部うまく行けばね?多分無理だと思うけどね。」


「随分消極的なんだね?」

「それはそうよ。だってアンキロを育てるなんて考えるスキクは居ないのよ?」


なるほど、僕がはじめてか・・・そりゃ手探りだわ。


「そっか、でも手探りでもいいから始めたいんだけど」

「なるほどね。つまりあたしに頼るって話よね?」


随分、話のわかるスキクだったんだね?

最初僕に声をかけてきたのは猫かぶってたな?


「うん。まぁそう思ってくれるといいけど」

「・・・あたしは構わないけど、集落の皆は?」


「それも僕が説得するよ。それに専用の安全な場所も確保する。集落から少し離れるかもだけどね。」

「・・・わかった。でも、餌を採るのは、皆に協力してもらうからね?」


「其の点はンダンダに任せるつもりだよ。ンダンダは植物の事はとても詳しいんだ。」

「そうだったの?」


ん?どういう事だ?


「あれ?知らないの?」

「知るわけないじゃない。他のスキクの事なんかあまり気にしないんだから。気にしてるのってポンピカと族長くらいよ?」


わぉ!そうだったの?


「そ、そうだったのか・・・ん?でもパパムイやギギリカ、それにギュギュパニなんかは、良く相手のこと知ってるけど?」

「それは繋がりを持った事があるからだと思うわよ?」


なるほど、知らないスキクの事は知ろうとしないのかもしれないな。

もっと言うと興味が無いと関わり合いにもならない、

ってか自分の趣味に関係してるのしか知らないんだ。


「そうか・・・繋がりかぁ・・・」

「そういう意味ではあたしとポンピカは今回ちゃんと繋がったわけだけどね。」


「ああ、なるほど。これからもよろしくおねがいします」

「此方こそ」


と言った瞬間に僕の背中にウウダギの尻尾がビシャッ!っとアタッた。

若干ヒリヒリする。


「どうしたんだい?ウウダギ機嫌でも悪いのか?」

「ん?」


何だかよく分かってない顔をしている・・・。

無意識でやったのか?


「ポンピカ。ウウダギはあたしに嫉妬してるのよ。ウウダギ、あたしはポンピカみたいなスキクとは一緒にならないから気にしないでいいわよ。」


すると、ウウダギが頭をかしげる。

だけど尻尾は垂れて、巻きついていたりしなく成った。


ウウダギが嫉妬?


「ウウダギ、それにあたしが番に選ぶ条件は優しさよ。ポンピカみたいに甘やかすだけなのとは違うのよ。」


番?なんの話ししてるんだ?

そもそも僕はスキクとは無理だ。

中身が人間だからね。


「ウウダギ。だから貴方からポンピカを取ったりしないから安心していいわよ。」


ん?ウウダギから僕を取る?

どういう意味だろう?

ん?んん?シシブブが僕の子供になるって話?

違うよね?はぁ?


「それに、雌なら本当に優しい相手を見つけたほうがいいわよ。ポンピカは表面は優しそうだけど、ただ甘やかしてるだけだからね。ウウダギも雌なら相手に甘えているだけじゃなくて、自立出来るようにならなきゃ。それにちゃんと叱ってくれたり、頼ってくれたりするスキクを選ぶべきだわ。」


・・・なるほど、たしかに僕はウウダギを甘やかしてるのかもしれない。

うん。デデンゴの時もそうだ。

結局、あてがわれたけど、気分を害したからと言って、

放棄してしまったウウダギを叱ることもしなかったからなぁ・・・。

親としてはどうなろうな?

ちゃんとしてるんだろうか?


当のウウダギは、口をぱっくり開けて放心してる様子だ。

シシブブの話に感動でもしたかな?


・・・ん?

あれ?

んん?


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