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鎌かけと試合


ギクッ!

正直、バレるとは思っていなかった。

どうしてバレた?


「・・・どうしてそう思うの?」

「って事は、そうなんだな?」


カマをかけられたか。

困った。どう答えようか。


「ギュギュパニは、どうして戦の事について知ってるの?」

「・・・あたしは、ザウスだろ、ザウスってのは、スキクに生まれても、一度はザウスの”ト”へいかなきゃいけないんだよ・・・まぁ、わずかな時間だけどね」


へー。そうなの?で?それがどうしたんだろうか?


「ザウスは守護なんだ。だから、スキクに生まれたザウスは、生まれたスキクの集落を守る兵としての訓練を受けてるんだよ。」


こりゃまいった。

専門家がいたよ。

そうか、そうかもしれない。

ギュギュパニほどの能力持ちなのに狩りの専門じゃないってだけで、

何かの専門家にならないはずないんだ。


なるほど、だから戦について厳しい見方をするのか。面白い。


「ふーん。じゃぁ、どんな訓練したの?」

「そんな事は話せやしない。だけど、ポンピカの戦の術がスキクに伝わると厄介なことに成るよ」


どうしてだろう?


「スキクってのは、基本労働や、守るべき”ミン”としての役割があるんだ。つまり、それが戦を起こせるとなれば、プンタが許さない。つまりはそういうことなんだよ。」


”ミン”とは恐らく民のことだ。

初めて、日本語と似た発音でビックリしたけど。


あれま、こりゃ困ったね。

武装放棄が基本なのか。

まいったねこりゃ。


「じゃぁ、黙っててほしいな」

「・・・そうはいかないだろう・・・でも、事実問題としては、こんな寂れた集落にザウスが訪れるようなことはないだろうけどね。万が一見つかれば、どうなるか・・・プンタへの反逆と取られると、集落全部が灰になっちまう。だから、あまり戦に関しては触れないでほしいんだよ」


う〜ん。でも始めちゃったしなぁ〜。

あまり、ウウダギにアレやこれヤとコロコロ変えるのは、やなんだよね。

しょうがない。押し通すか。

まぁ、ギュギュパニの言い分もわかる。

だけど、恐らくは・・・。


「別に戦をするわけじゃないし、こんなので戦なんか出来ないでしょ。だって、体操だよ?体動かすだけだよ?」

「・・・それで、相手が納得するとは思えなくてねぇ・・・」


「でも、やっぱり途中でやめるのは良くないよ」

「・・・随分強情だねぇ・・・あんたもしかして、戦をしようとしてるんじゃないかい?」


なるほど・・・ギュギュパニはこんな性格なのか。

意外にガチファイターかと思いきや、騎士っぽい感じがする。

兵と言ってたけど、恐らくウソだろう。


「どうだろうね?ぶっちゃけ、防衛準備はしないとダメだろうとは思ってるよ。」

「はんっ!こりゃまいったね!あんたらスキクがどんだけ出来るって言うんだい?」


まぁ、こうなるよね。

ギュギュパニはきっと見たいんだろう。

その上で、自分で判断したいんだ。


まぁ、仕方ないか。


「ん〜。じゃぁ試してみる?」

「あたし相手にかい?狩りのウルグズとは違うんだよ?本物の兵だからねぇ・・・あんた本気かい?」


もう確定だ。

だって、ニヤけてるしね。

結構、好戦的なところもあるね。

意外に強いって事を心情にしてるってところかもね。


「まぁ、言っても信じて貰えないしね。それに少なくなったとは言え、少しでも自衛策が無いと、どんな動物が押し寄せて来るかわからないだろぅ?そう思わないかい?ザウスのギュギュパニ」

「っ!・・・いうねぇ。いいよ。いっちょもんでやる。ついてきなっ!」


ギュギュパニが歯をむき出して笑っている。

そして僕を誘うように広いスペースへと招く。

流石に広い避難所とは言え、中央には柱があるんだしね。

あまり派手には動けないだろう。


招かれた僕は、仕方なくっていう体制を整えようかな。

まぁ後腐れないようにね。


そう思ってるとウウダギがチョコチョコついてきて僕の側にきて見上げるんだ。


「ポンピカ。決闘ダメ。ギュギュパニ強い」

「ウウダギは心配してくれてるの?」


うん。と言っている。

凄く心配そうだ。もし僕が負けると僕の元から去らなきゃいけないわけだからね。

ウウダギには心配ばかりかけてるなぁ。ごめんね。


そう思って、ウウダギをゆっくり撫でる。


僕が立っている場所から5mくらいだろうか?

そこに長い棒を持ったギュギュパニが居る。


そして、族長はと言うと、ギュギュパニの方でなにやら話しているようだ。


「おい。ポンピカ?どうしたんだよ?なんでギュギュパニと向かい合ってるんだ?」

「ん?これから、僕はお相手しなきゃいけないんだよ」


おっと、パパムイの事忘れてた。

まぁ親と親友が戦うってんだからそりゃビックリするわな。


「はぁ?どうして?なんでギュギュパニなんだ?なんか言われたのか?」

「どうだろうね。とりあえず本音は僕の実力を見たいってところかな」


「ポンピカの実力って・・・相手はザウスだぞ?勝てるわけ無いだろ力が全然違うんだ」

「そうだね。パパムイ。”力”は全然違うよね。ははは」


確かに”力”は全然違う全く勝てないだろうね。

むしろ、一撃でも喰らえばお陀仏ってところかな?


「笑い事じゃねーんだよ!」

「パパムイ。今は見てようよ。」


ギギリカがパパムイをなだめた。

助かるよ。ついでにウウダギもつれてって。


「ギギリカ・・・なんでだ?ポンピカがやられちまうだろ」

「それでもだよ。」


ふむ。どうやら、ギギリカは僕とギュギュパニのやり取りで気がついたんだろう。

なるほどね。理解してくれる仲間が居るのは助かる。

だからウウダギも連れてって欲しい。


「・・・ギギリカ・・・」

「ポンピカ。本気出していいからね。ダメだと思ったらなりふり構わずでいいからね!」


「うん。任せてよ。それとウウダギも・・・」

「そうね。ウウダギ大丈夫だからこっちにいらっしゃい。ポンピカの邪魔しちゃダメよ。」


ウウダギは僕とギギリカを交互に見ながらうるうるした目で見ている。

可愛いったりゃありゃしない。


「ウウダギ。お願いだよ。ギギリカの所で見ててくれる?」

「ポンピカ!」


「おとなしく見てられる?」

「うん。」


ウウダギにしては結構粘った方じゃないかな?

でも結局素直にギギリカの横でじっと僕を見ている。


さてっと。僕は獲物何使おうかな?

相手が棒だしなぁー。

恐らく素早く振ってくるだろう。だってギュギュパニだからね。

ウルグズとは違う。


じゃぁ、とりあえず。僕は短刀位の短い棒で行こうかな?

これなら受けくらいはできそうだしね。


そして、短い棒を手にギュギュパニへと向き直る。


「いい度胸だね。まぁ、決闘ってほどの事じゃないから殺しゃーしないよ。ただ、痛い目は見るだろーがね。」

「そうだね。痛い目はいやだなぁ〜できればこんな事、したくなかったんだけどなぁ〜。」


「ふん。よく言うよ。分かってて誘っただろう?」

「ははは。そうだね。」


「・・・本当にそんな棒っきれでいいのかい?」

「う〜ん。ギュギュパニは力も強そう出しね。・・・これくらいで良いと思うんだ。」


「本気なんだね・・・」

「うん。構わずかかってきていいよ。」


「ああ、わかったよ。族長、合図をくれ」

「・・・わかった。双方死ぬなよ・・・。では、始めっ!」


族長の開始と同時にギュギュパニが長い棒を横薙ぎにしてきた。

そんなのは届きませんってなもんで、半歩後ろへ下がる。

目の前をブウォンという風が通っていく。


まともに食らうと骨折じゃ済まなそうだけどね。

勘弁して欲しい。

どんだけ本気なんだよ。

まぁ、わかるけど・・・。


それにまだまともに構えもしてないじゃないか。

まぁ実践ではそんな事言えないってじいちゃん言ってたっけな。


「どうしたぃ?近づけないのかい?」

「そうだね。長いからねw」


とりあえずお話タイムだ。

今の内に構えておこう。

右半身を前に構える。右手には棒。


「ふん。次のは躱せないよ。」


そういって、今度は突きの体勢を取る。

ありゃ本気だわ。マズイね。


素早く突きがだされたので、半身をひねり短い棒を当てて逸らす。

一発目の早い突きがいなされた事で、ギュギュパニの顔色が変わった気がする。


「どうしたの?これだけ?」


一応、挑発を織り交ぜよう。


「はん。やるじゃないか。凄いもんだね・・・でも次の本気はそんな事できないからね・・・」


大きい体躯をしならせて、縮める。

尻尾がいつもより地面を掴んでいる様に長く伸びる。


次は早くて重いのが来るのか・・・って事は好都合だね。


様子を見ていると、ジリジリと距離を縮め始めたので、ぼくは逆に距離を取ることにした。

すり足で、地面を掴むようにして、体重移動はスムーズに淀みなくだっけか。

じいちゃんは歩法から始まって歩法で終わるみたいな事を言ってたっけ。


じいちゃんの古武術は打撃技というか攻撃スタイルがあまりないんだ。

どっちかと言えば護身術に近い。

殆どが受け身のようなもので、相手の力をすべて外へと逃して、

相手の懐へ入り重い一撃を与える。

そういう物だった。

なので、上級の戦術のなかには口頭による挑発や、相手の心理を突いた不意打ちまであった。

要は、相手に最大の一撃を与えるためには手段を選ばないと言う選択なんだ。


実に卑怯で実に姑息。

じいちゃんに習ってる時はそんな事思わなかったけど、空手とかキックボクシングなんかを見てると、

どうしても強いようには思えなかった。だけど、実際じいちゃんが、プロの格闘家と、どんな経緯かしらないけど、試合した時は見事に格闘家が撃沈してたっけ。


困ったことにやられた事が理解できない様子の格闘家だったけど、録画した動画をみて頭を下げてた。


じいちゃんは「ああ、試合での事はこれで終わりだ。今日は家で飯でも食ってきなさい」といってにこやかに格闘家をもてなしたっけなぁ。


なんか器が違うなと小さいながらに思ったもんだ。


・・・イケナイ。イケナイ。考えすぎるのは僕の悪い所だ。


さて、焦れてきたかな?

届く範囲に押し込みたいんでしょ?


手の内は分かってるよ。

その体勢からじゃ、上段も横薙ぎもできないよね。


選択肢は中段突きだけだよ。

選択ミスったのかな?

それともそんなに自信があるのかな?


まぁいいや。

どっちにしても膠着状態じゃ面白くない。

誘ってみるかな・・・。


僕はそのままギュギュパニがジリジリと寄ってくるのを利用して、

ちょっとずつ距離を縮めていく。

ギュギュパニも後もう少しで射程に入るという焦りが出ているだろう。


やけに僕への視線が強い。


もう少し、もう少し・・・ここだっ!

射程に入ったと捉えたのだろう。

ギュギュパニは歯をむき出して、喜ぶように中段突きを繰り出した。


だけど、それは僕が誘ったからだ。

惜しむべきは頭の弱さだろうか?


焦れるのに耐えれなかったのかもしれないな。

まぁ、仕方ないか。

ギュギュパニの練度を見るにザウスの武器を扱う上手さは、

それほどじゃないとわかった。


凄い素早く重そうな一撃が飛んでくる。

だけど、僕は右手の棒を螺旋を描く動きで、捌く。

そして突かれた力を殺さずにそのまま力の方向を変えて僕の足元へと導いた。


ズシャッ!


ここの地面は随分と硬いはずなんだけどね。

でも凄いのは木の棒なのに30センチ位棒の先が地面へとめり込む。


ギュギュパニがしまった!と言う顔に成ったような気がする。

僕は見逃さず、そのまま埋もれた棒の先へと足をかけ体重をかけた。


若干前のめりのギュギュパニだ。

これを引き戻すならいざ知らず、持ち上げることは、不可能だよ。

流石に幾ら力が強いからと言ってそこまで強くはない。

僕だってそこそこの大きさだからね。


体重をかけていく事で、重みがわかったんだろう。

ギュギュパニは歯ぎしりをして、此方を見る。


「どうしたの?ご自慢の棒は使えなそうだよ?」

「くっ!なんでそんなに力があるんだいっ!」


「僕は力ないよ。ただギュギュパニより頭が良いんだよ。これも頭を使ったことだからね」

「くっ!棒はダメだ!素手で来なっ!」


やっとか・・・棒を持ってる方が勝ち目が有ったんだけどね。

ギュギュパニは意外に沸点が低いのかな?

まぁパパムイの育ての親だってことかもしれないな。


「いいよ。ギュギュパニ。素手だね?」


そう言って、僕は手に持った棒を投げ捨てる。

ギュギュパニは凄く大きな構えをしてまさにクマのようだ。

両手を高くあげていつでも振り抜けるぞと言ってるようである。


対して僕は、右前の構えで、半身しか相手へ見せない。

ただでさえ小さい体のスキクなのに半身になると薄っぺらいだろう?

ふふふ。弱く見えるよね?


「ポンピカ・・・お前そんな構えでいいのか・・・」

「どうぞ。ギュギュパニが気の済むようにやっちゃってください。」


「・・・殺しはしないよ。」


そう言ってガーッて感じで接近してくる。

ほんの数歩ほどの距離から右爪を振りかぶり、

大きく引き裂くような形で僕に向いてきた。


だけど、大振りすぎるよ。

さっきもだけど、大きな力は方向を修正するのにもっと大きな力が必要なんだよ。


残念だね。


ギュギュパニの右腕の振りかぶりに対し、僕はもっと内側へと、懐へと一歩進む。

するとそこには、無防備な腹と胸が露出していた。


右爪で虚空を振り抜いたギュギュパニはハッと成っただろう。

まさか突っ込んでくるとは思わなかったんだ。

体勢を堕したまま左爪を僕の方へと振り抜く。


それを待ってました。

だって、意外に反応速度が早かったのは棒を振ってる時にわかったからね。


振り抜いてきた左爪にそっと両手を置き、

込められている力を消さない様に僕自信を軸とする螺旋の渦へと巻き込んだ。


ついでに足に意識が行っていないのは明白だったので、足払いも掛けておいたんだ。

すると・・・。


ズシャーン。


大きな音と振動が避難所を襲う。

僕の足元へとギュギュパニが倒れこむ。


更に追い打ち。


掴んでいる腕を合気で絡め取って、

そのままうつ伏せへと導く。


最後には、僕を中心とした円を描くように地面をギュギュパニが転がる。

そして、腕が背中へと反る形と成り、絞り上げる。

最後は首筋へと足を立てた。


うまく行ったみたいだね。


「・・・な、なにが起きた?・・・あたしは今どうなった?」

「ギュギュパニは今倒れてるよ。」


「・・・どうなってんだい?・・・どうして・・・」

「ふふふ。仕方ないさ。誰にも言わなかったけど、僕は無手の流派なんだ。わかる?武器が専門じゃないの素手が専門なんだ。ごめんね。あのまま棒を使ってたら勝てる勝算は有ったんだよ。」


「・・・くっ!・・・なんで動かないんだい!あたしの体なのに!」

「あまり動くと骨折れるよ。そういう風に出来てるんだ。負けたんだよギュギュパニ。」


「それまでじゃっ!勝ったのは、ポンピカじゃ。」


僕の話しを聞いてたんだ。

族長は、難しい形相で審判を下してくれた。


族長が僕の側へと来る。


「離してやれ、ポンピカよ。お前の勝ちだ・・・」

「うん。知ってる。最初から判ってたんだ。ごめんね。」


族長に言われたので、素直にねじり上げている腕を放した。

ギュギュパニは、未だになんで負けたのか判っていない様子だったけど、

族長が勝敗を決した今では、仕方ないとさえ思っているようだ。


若干うなだれてる。


「ギュギュパニ。ごめんね。本当は、こんな事したくなかったんだ。僕はこんなのが苦手でね。申し訳無い。でも集落は、皆が思うほど安全じゃないし、何より、数が極端に少なくなったんだ。少しでも自分たちの力で自衛出来ないと次、本当に何かが来た時どうにも成らなく成るんだよ。それだけは分かって欲しいんだ。僕はウウダギだけは死なせたくないからね。」


「・・・ああ。判ってるさ・・・あたしだって、本当はこんな事したかなかったんだ・・・」

「そうか・・・なるほど。まぁそれも辛い努めってところかね?」


「はん!そんな所さ・・・お前の勝ちだよ。」

「ありがとう。」


僕は族長をチラっと見た。

すると族長は僕に見られたと気付きそそくさとギュギュパニの介抱についた。


つまりそういう事だ。

今回の騒動の火付け役は族長で、

ギュギュパニが言っていた自衛はプンタに認められないと言う話も族長の意見って事な訳だ。


でもまぁ、この分じゃ、こっちの世界の武器や兵器がどんな物か想像に固くない。

はっきり言って原始的なんだ。

戦いも体力と筋力勝負ってわけである。


技術や練功なんかは、全く無いんだろう。


「ポンピカ!お前!どうなってんだよ?」

「ポンピカ!凄いじゃない!」

「ポンピカ。大丈夫?」


パパムイとギギリカ、そしてウウダギが僕の元へと来てくれた。


「大丈夫だよ。僕はケガもしてない。むしろギュギュパニは関節外れたかもしれない」

「なっ!それ本当か!・・・」


パパムイの親だもんね。

流石に嫌われちゃったかな?


「やるじゃねーか!ポンピカ!すげーな!今度教えてくれよ!はーっはっはっは!これで俺もギュギュパニに勝てるぞ!」


違った。


「ポンピカ。痛くない?」

「大丈夫だよ。ウウダギ。」


ウウダギはいつも天使だ。

可愛いのう。


「ポンピカ、もう少しなんとか成らなかったの?」

「そんな事言ったって、仕方ないだろ?この火付け役は族長なんだし・・・」


「えっ!族長が?どうしてだよ?なにかあったっけか?」

「パパムイ。さっきの話し聞いてなかったの?」

「ん?なんの話しだ?」


「ポンピカが、戦の準備してるかもって話よ。」

「へー。ポンピカは戦がしたいのか?」


「違うっていうの!自衛のための備えだって話なのっ!」

「ふ〜ん。まぁどっちでもいいじゃねーか!俺はギュギュパニを打ちのめせるんだwポンピカに教わるぜ!」


なんだかパパムイには教えちゃダメなような気がしてならない。

そしてギギリカはちゃんと成り行き見てて頼もしい。


「まぁ、決着ついたんだ、とりあえずいいじゃん。」

「まぁ、ポンピカがいいなら良いけど・・・」

「おう!親友!これからもよろしくな!ギギリカ!二匹でギュギュパニを倒すぞ!」

「ポンピカ。一緒に居たい。」


この中で一番素直なのはやっぱりウウダギだな。

僕の天使ちゃん。


でも流石に疲れたし寝よう。ぶっちゃけ動きすぎた。

久しぶりの試合はつかれるね。ホントこんなの好きじゃないんだけどね。

でも、今後も将来的には他のザウスとかと一悶着有ったりするんだろうなぁ。

まぁ、いいか。そん時はそん時だし。


こうして、僕は早めの就寝に着いた。

今日は自分へのご褒美にウウダギを抱っこしての睡眠だ。

ウウダギがぬいぐるみみたいにじっとしてるのが可愛くて仕方ない。

なでなでして、いい子いい子して・・・Zzzzz。


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