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事情と一緒にいよう


「なぁ、ウウダギ。」

「ん?」


「ウルグズはどんな食べ物くれたの?」

「う〜ん。貰ってない。」


「えっ!?それ本当なの?ウウダギ!」

「ホントかよ!?えっ?貰ってないって・・・」


僕が驚くより先にギギリカとパパムイが驚きを表した。

やはりご飯あげてなかったんじゃないか。


「なぁ、ポンピカ」

「ん?」


「この際だから言うが、ウウダギはウルグズに養われてなかったんじゃないか?」


パパムイ。それ当のスキクの前で言うことじゃなくないか?

まぁ、僕も聞きたかったんだけど。


「ねぇ、ウウダギ。どうして、貰えなかったのかしら?」

「んっと。ウルグズは狩りをするんだ。だから自分でも狩りが出来ないと食べないんだ」


ちょっと・・・それはないだろう。

僕も狩りを教えて貰った相手からは暫く施しを受けたぞ?

何でも、子供へ施しが出来ない親はダメなんだそうだ。

このダメっていうのはどういう意味かわからないけど。

言いたいことは分かる。確かにダメだろう。


「なぁ?ウウダギ聞いていいか?」

「なに?」


「ウウダギは狩りを教えて貰ったのか?」

「ううん。教えてもらってない。見てれば出来るだろうって言われたから見てた。」


まてよー!

それはダメだろ!


「それホントなのか?狩りの道具は?」

「ないよ」


道具なしでどうやって覚えろと言うんだよ・・・

頭が足りないどころじゃない。

完全な育児放棄だろう。


「・・・う〜ん。酷いな」


パパムイの気持ちも分かる。

ウウダギに比べれば僕らは随分と恵まれている。


「なぁ?ウウダギ。食べないと生きていけないだろ?どうやって飢えを凌いでたんだ?」

「んっと、木の根っ子とかウルグズが捨てた骨とかをかじってた。少し肉が残ってるから大丈夫。」


だめだよ?


・・・そうか、酷い状態だったな。


「この際だ、ウウダギ全部話せ!俺はウルグズとなにも関わりがないが、ウウダギみたいなのは見捨てて置けないぞ!」


パパムイはホントいいやつだ。


「そうよ!全部ゲロっちゃいなよ!」


雌が言う言葉じゃないなぁ。


「え?・・・でも・・・」

「ウウダギ。もうウルグズは居ないから大丈夫だ。全部聞かないとウウダギにどうやっていいかわからないんだ。話しづらいかもしれないけど、話して欲しいんだ。」


僕がウウダギの目を見て、真剣に考えてるんだ。

ということを伝えると。


ウウダギも理解してくれたようで、ポツポツと話しをし始めた。


あらましはこうだ。

集落に着いてから各親へと子供が振り分けられる。

ウウダギの場合はウルグズだった。


名付け親はウルグズなのだが、引き取られた次の日から放置がはじまったらしい。


最初の頃は話すことも出来なくて、動きもぎこちない。

その中でヒモジイ思いをしながら耐えていたら、数日後には動けるように成っていた。


そこから、ウルグズの食べ残しというかゴミを漁る様に成ったらしい。

本来一ヶ月の間は、養われながら言葉の教育が行われるのが通常なのだ。

パパムイもその頃言葉を覚えた。


ウウダギは自力で聞いて覚えたらしい。

正直驚いた。

その後も放置は続き、言葉を喋れると分かると、狩りに連れ出されるように成ったのだ。


普通は、体がある程度成長する一ヶ月を過ぎた辺りから少しずつ訓練が始まる物なのだが、ウウダギは生後2週間でそれが始まったらしい。

考えてみるとついこの間だ。


酷いものだ。

それで、狩りに失敗すると、ウウダギにアタッたらしい。

これはもう許せる状況じゃない。


僕が殺さなくても誰かが殺していたかもしれないな。

雌の中には、おせっかいな性格のスキクも多いしな。


そうかぁ・・・二週間からって言うと、僕が”問題”の件で集落を出た頃か。

気づかなかったとは言え、キツイ話だ。


・・・話は変わるけど、僕は例の”問題”の下準備の為に戻ったんだっけ?

あれ?違ったっけ?タイミングはちょうどいい感じがする。


まぁいい。

結局ウウダギは、一週間ほどの訓練をつまされたくらいから雨季に入ったらしい。

そうなると、当然、集会場へと集まることに成る。


いくらスキクが他に無関心な部分が多いとしてもやはり放置は良くないと言える。

だけどウルグズは放置が発覚するのを恐れて、執拗にウウダギに「静かにしていろ!」「何か有ったら殺すぞ」と脅しまでかけていたようだ。


そんな中で、日頃から僕の活躍に憤慨していたウルグズは雨季の間、隙きを見て僕を公開処刑に掛けようと企んでいたらしい。

だけど僕は集会場にはいなかった。

そうなると折角計画していた事が実行出来ないということで、日頃のイライラもあってか、毎日を悶々と過ごしていたらしい。


そんな中、僕が雨季の最中にひょっこり帰ってきたのだ。

しかも”船”という手土産まで持ってだ。


流石に凄い憤慨したらしい。

そして、自分が患って、自力で解決した”ジン”を治すとまで言ってのけたわけだ。

ウルグズが集落である程度実力が有ると認知されていた根本は、”ジン”の克服にあった。

恐らく相当プライドが傷ついたのだ。


そして、もう憤慨を通り越してなりふりかまっていられなく成った。

怒りを抑えられなく成ったのだ。


で、結局決闘になって、

負けた。


ということで、ウウダギは解放されたわけだけど、

ウウダギはあのウルグズを倒した相手は、

恐らくウルグズよりもより凶暴で、

たちの悪いスキクに違いないと疑ったらしい。


そう、僕はたちが悪いスキクと見られていたのだ。

日頃から、僕がどんなに汚く卑怯なスキクかを滾々と語っていたらしい。

なのでウウダギは僕に疑念を持っていた。

そういう話をしてくれた。


「ウウダギ良く話してくれたね。怖い思いをさせたようで済まないね。」

「いいんだ。ウルグズが足りないだけ。」


ウウダギは自力で言葉を学習したが、それはやはり中途半端なものだ。

だから補強していかなければならない。

まぁ、この時期のスキクはすぐに覚えるから苦労はなさそうだけど。


今後のウウダギの教育などを色々と考えていると、ギギリカが話しかけてきた。


「ねぇ?ポンピカ?」

「なに?」


「なんで、ウルグズはポンピカが憎かったの?今の話だとその部分がわからないわ」

「ああ、たしかにな。それは俺も思ったぜ!なんでポンピカが恨まれなきゃならねーんだ?」


ふむ、これは僕の予想だけど、

族長が僕に出す”問題”が絡んでいると思う。


「確証はないけどさ、恐らく族長が出す”問題”が原因だと思うよ」


三匹は首をひねった。

さっぱり言っている事がわかりません。

と顔に書いてある。


「そうだなぁ〜。僕に出される”問題”ってのは結構緊急のものばかりなんだ。知ってるだろ?期限付きだったり、失敗したスキクの尻拭いだったりだったんだよ。」


「へぇ〜。そーなのか?俺はてっきり族長はポンピカを買っていたんだと思ってた」

「パパムイほどじゃないけど、あたしも集落の”問題”が多すぎるなーとは思ってたよ?」


なんとなく二匹は分かってたみたい。

ウウダギは二匹の話しを良く聞いている様子だ。


「二匹が言ってる事も、あながちウソじゃないんだ。多分だけどね。」


「ふーん。で?どうしてポンピカなんだ?他にも出来るやつはいただろ?狩りなら俺だって出来たし」

「そうよね。頭使うのだったらあたしでも出来たわよ?」


二匹は今でこそそこそこ出来るスキクだけど、当時はまだ、ひよっこだったのだ。


「まぁ、そうなんだけど、ちゃんと言葉を理解して相手が言いたいことを汲み取るってことが出来るのが三ヶ月のスキクのなかじゃ僕だけだったんだよ。」


僕がそう言うと、二匹は「あ〜。なるほど」といっていた。


そりゃそうだ、生まれてからずっと前世の知識が役に立ってきているんだ。

そもそも、生きてる年数を考えれば全然違うわけで・・・

まぁいい。


取り敢えず、二匹はなんとなく理解したみたいだ。

そんな中、ウウダギは、自分がわからないと思ったのだろう。

疑問を口にした。


「ねぇ。ポンピカ?どうして、族長はポンピカばかりに”問題”をだした?」


さっきから、色々ウウダギの喋り方が気に成っていたけど、

恐らくウルグズの喋り方を一生懸命見様見真似で学んだんだろう。

変な喋り方なんだ。


もっと違うと思うんだけどな。


「ウウダギ。僕は皆が解決出来なかった”問題”をやっていたんだよ。」

「どうして、ウルグズ怒った?」


「それはね。ウルグズが解決出来なかった”問題”がほとんどだったからだよ。」

「・・・」


「それにね。はじめの内は族長も試しに僕を使ってみただけだと思うんだ。だけど、全て解決しちゃったから味をしめてね。そのうちウルグズが失敗するくらいならはじめから僕に”問題”を寄越すようになったんだ。そっちのほうが成功するからね。」

「ポンピカはズルくない。」


「そう聞こえたならそれでいいと思うよ。」

「・・・」


あまり分かっていないような返事だった。

だけど、実際そうだったのだ。


ウルグズの身に成って考えれば、いままで自分に回された”問題”や、

本来なら自分じゃなきゃ解決できないだろうと思っていた”問題”まで僕に回され始めたんだ。


そうなると、この集落では、自分の地位が脅かされ始める。

自分よりも優秀なスキクが居ると認めたくなかったんだな。


そう、単純な嫉妬だったんだ。


「ウウダギ。でもね?」

「ん?」


「僕は、ウウダギの親に成れてよかったと思うんだ。」

「どうして?」


「僕は、ウウダギみたいに過ごしている小さなスキクを見捨てられないんだ。」

「・・・」


「だから、僕はウウダギに一杯、楽しく過ごしてもらって、立派なスキクに成ってもらえるように努力するよ」

「うん。」


ちょっとくさかったかな・・・でも、可愛い小さなスキクが虐待されている姿は見たくないしね。

親に成ったんだ、がんばって育てたい。


まぁ、少し気分が重くなってしまったけど、切り替えていこう。


「よしっ!ウウダギをどう育てるかの方針はきめた!作業に戻ろうか?」

「ポンピカがいいなら手伝うぜ!」

「あたしも手伝うよ!」

「手伝う」


「ウウダギにはまだ早くないか?」

「手伝う。」


ウウダギには悪いんだがなぁ・・・

まぁいいか。聞きそうにないし。


「わかったよ。じゃぁウウダギも出来る範囲で手伝ってくれ」

「うん!」


ウウダギは元気よく返事をした。

その目は、今まで僕や二匹に向けていた強い疑いの目から少し変わっていた様に思う。



さて、取り敢えず今やんなきゃいけない事はっと・・・

そう言えばソーセージを煮た後そのままにしていたな。

水を切って干すか。

それとも燻製にしてみるか?

燻製のほうが理想だな。


そうしよう。

あとはウルグズの皮の処理をっと・・・

あれ?


僕はこの先の作業の事を頭に描いていると、

なんだか引っかかる所が有る。


ふと、視界にウウダギの姿が入った。

可愛い小さなスキク。

ちょこちょこと歩き。

丸いクリクリとした瞳。

若草の様にみずみずしい黄緑の鱗。

模様も蔓が巻き付き、葉と花を咲かせているようなそんな可愛らしい物だ。


ウウダギって雄?雌?

いや、引っかかったのはそこじゃない。

それも引っかかるが・・・


次に目に入ったのは、岩に張り付けて乾かしているウルグズの皮。

ウルグズ・・・


あっ!

ウウダギ!

どうしよう!


「パ!パパムイ!ギギリカ!大変だっ!」

「お?どうした?急に」

「なによ?ビックリさせないでよ」


「すまん・・・だけど・・・」


そう言って、二匹の注目を目で反らせながら岩場の皮へと誘導する。

すると、二匹とも「あっ!」っていいたげな顔になった。


どうしよう。

パパムイ!こういう場合はどうなるんだ?

ギギリカ!ウウダギにどう説明すればいい?


そんな気持ちを込めた目で二匹を見る。

すると、パパムイが何かを考えて先走る。


「ウウダギ。ウルグズ食べるか?」


お前何言ってんだよ!

ウウダギがキョトンとしてるだろ!


いきなりド直球な言い方はどうかと思うぞ!

ギギリカも「何バカな事、言ってるおよ!」とでもいいたげな目を向けてるぞ!


付け加えるならこうだ「もう少し考えて発言しなさいよ!」だろう。

僕もそう思う。


だけど、そんなウウダギの反応が僕とギギリカの斜め上を行っていた事で、全てが丸く収まった。


「うん!食べる!」


この一言であった。

僕とギギリカは二匹で顔を見合わせた。

流石に違うんじゃないかと思う所はあるけど、ウルグズを殺したの僕だしなぁ・・・

なにも言えないぞ?


「ちょ・・・ウウダギ?いいの?あなたの親だったんでしょ?」

「うん。食べる。可愛そうだ」


すげー。

ウウダギはしっかり理解してるらしい。

もしかして、狩りでそういう事を学んばのか?

その考え方は、たしかに狩りをするスキクの特徴だ。


・・・いいのかなぁ?


「ポンピカ!じゃぁ景気づけに例の奴でどうだ!?」


それお前が食べたいだけじゃないのか?

ギギリカも少し食べたいって顔してるし・・・

ウウダギは何のこと?とでもいいたげに頭をひねる。


この状況で、僕がそれを出さない選択肢が全く無い。

出さないといけない。

でも、肉は全部ソーセージにしちゃったしなぁ・・・


ソーセージで我慢するか。


「例のアレはもう材料がないから作れないけど、ソーセージならつくりたてがあるよ。」

「なんだそれ?うまいのか?」


「どうだろう?美味しいはずだけど」

「じゃぁそれでいい!食おう!」


今さっき食べたばかりじゃなかったっか?

お前、随分魚食べたよね?


・・・まぁ要求されちゃったし、仕方ないことだからと思い。

僕はソーセージを水から抜き出し。四匹分切り分ける。

そして切り分けたものを枝に刺し、火に掛ける。


焼けるまで待つ。

すぐにいい匂いが漂い始めた。

ウルグズの油の臭いだ。


なかなか食欲を誘う。

そろそろ焼けそうだな。


僕は、一つの枝を掴み、口にした。


肉汁が口いっぱいに広がって、口の横から溢れてしまうんじゃないかと思うほどだった。

正直、美味い。美味すぎる。


まだ食べたいなと思えるほどにだ。

これを、燻製にして保存食にできれば、

とても良い物と言えると思うんだ。


僕が食べたのを見た三匹はそれぞれにソーセージを手に取り、

じっと見つめる。


最初にかぶりついたのはパパムイだ。

熱いのにお構いなしなんだ。

いつものことだけど、「あちぃ!」っていう。

でも、心なしか最近熱いのに慣れたのか?

「あちぃ」の声のトーンが低くなってる気がする。


パパムイが口に含むと、一瞬ビクンと跳ねる様な仕草をした。

みるみる内にパパムイの目が大きく開いていく。

終いには限界までおっぴらろた。


そして、ゴクンと喉を通った様に思う。

するとこうだ。


「なんだよこれ・・・こんなの食べたら他のもの食べられないじゃないか」


そこまでではない。

まだ沢山美味しい食べ物はあるから大丈夫だ。


その様子を見ていたギギリカが熱いのが分かっているけど、

我慢出来ずにかぶりつく。


こちらもビクンと跳ねる。

口元から油が少し垂れ始めるのが見て取れた。


「なによこれ・・・なんなのよ・・・コレ・・・」


言葉に出来てない。

まぁ、はじめての加工食品だからな。

カルチャーショックだろう。


最後は、ウウダギだけど、

食べるのを躊躇しているのが見て取れる。

先に食べた二匹の様子があまりにも異様に映ったのだろう。


きっと、手に持っている物を食べると、ヤバイ事に成るとでも考えてしまったのか?


だけど、焼けた油の香り、と肉の香ばしさが漂う中、

理性が何処まで持つかどうかわからない。


すでに、ウウダギの口元はよだれでベトベトである。


「ウウダギ。熱いから”ふーふー”してたべなね。」


ふーふーがどんなものかまだわからないウウダギだったが、

取り敢えず頷いたみたいだ。


なにやらじっとソーセージを見ては隣の二匹の呆けている顔を見ては、またソーセージにと繰り返す。


我慢の限界が来たのはすぐだった。

意を決したような目を作ったかと思うと、小さな口でソーセージにかぶりついた。


すると全部を一度に口に入れられないのは分かっていたが、

かぶりついた所から流れるような油が滴る。

肉汁だろう。


ヤバイ量の肉汁が口の中を覆ったようだ。

みるみる。目が輝いていくのがわかった。


「どうだ?美味いか?」


「おう!ヤバイぞこれ!」

「パパムイには聞いてないよ」


僕はウウダギに聞いてるんだけど?

なんでパパムイが答えるの?


「美味しすぎる!」

「ギギリカにも聞いてないの」


ギギリカも少しネジがはずれちゃってるのかもしれない。

僕はウウダギに聞いてるんです。


「ウウダギどう?」


ウウダギは、僕にクリクリの目を向けて、こういった。


「うれしい。味がする。」


恐らく美味しいというのがまだどういう表現なのかわからないのだ。

だから嬉しいと言ったんだろう。


もしくは本当に体が喜んでいるのかもしれない。

確かに表現として、嬉しいというのは殊の外良い響きだ。


僕は頷いてウウダギの頭を優しくなでてやった。

びくッと萎縮するわけでもなく。

黙々とソーセージにかぶり付いている姿は、本当に可愛らしい。


ホント可愛いな。

どうしよう。

僕の中にこんな気持ちが有るなんて知らなかった。

前世では、子供をうざったく感じる事が多かったのに。


僕の子供となると、コレほど可愛いと思えてしまうなんて不思議だな。


まぁ、今回はウウダギの気分が良さそうだから結果は良好としておこう。

ウウダギが食べ終わるまでジッと見つめていた。


ウウダギは食べ終わると、油の残った枝を名残惜しそうに見つめて、

僕に枝を渡してきたのだ。


「ウウダギ。今日からは、ちゃんとご飯食べれるから一緒にいよう?」

「うん。」


素直な答えだ。

僕も嬉しい。


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