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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

俺は連続殺人鬼ジョン!

作者:

俺は連続殺人鬼ジョン!今日もマグロ包丁振り回して身代金で稼ぐぜ!

「殺すぞー!」

俺は連続殺人鬼ジョン!どこにでもいる普通の殺人鬼だ!

殺人鬼・・・といっても本職ではない。本職はマグロの解体屋だ。

だが最近、世界の異常気象のせいで近隣の漁業でマグロが全く取れない。なので副業の殺人で稼ごうと思う!


とりあえず誘拐からの身代金だ。以前誘拐したときは、片っ端から近隣の子供を誘拐して、身代金でだいぶおまんま食えた。

サクセスストーリーをもう一度!だ

もう何か月も仕事に使ってないマグロ包丁を引っ提げて、近所のマンションに突撃だ!


俺は近所のマンションのエレベーターに乗りながら

「誘拐!誘拐!殺人!殺人!」もう発奮が止まらない!


とりあえずエレベーターから一番近くの部屋のドアを蹴破る。

「ちょりーっす!殺人鬼でーーす!」

「キャーーっ!なんなんですかあなたーっ!」

「ワンワン!ワンワン!」

部屋の中には生き物がワン、ツー、スリー!三体いる

一体目は・・・人妻!恐らく人妻!なぜなら人妻に見えるからだ!

二体目は犬!間違いない・・・顔の骨格の特徴上、猫とは一線を画している・・・犬だ!

三体目は・・・幼女!これはきっと小学生低学年・・・学童というやつだ・・・きっと一体目の娘だ!

俺殺したいのは・・・殺したいのは・・・

あー・・・悩むぅー全員殺したい!全員殺したいけど・・・頭が痛いぃぃぃ

一人しか殺せそうになぃぃぃ


「イヤァァッぁ!!!!」

寄生をあげながら人妻が窓を蹴破りながら窓から逃げ出す

「ゲヘヘェ!こいつ!命が惜しくて犬と娘をおいて去っていったぞ!人として最低だぜぇ」


幼女が犬の前に立ちはだかって言う

「おじちゃん・・・また来てくれたの・・・?」

「ワンワン!ワンワン!」

幼女がかすかに震えている・・・なぜだろう・・・この子を見ていると・・・

「おしっこがとまんねぇぜえぜぜぜぜぜええいやっふぅ!」

俺は幼女の前に、玄関のドアを塞ぐように立ちはだかり、マグロ包丁をふりかぶりながらドヤ顔でそう言った

幼女、答えて曰く

「おじちゃん!目を覚まして!」

頭が・・・頭がやばい・・・!

読者諸君はこう思うだろう。『最初っからこいつの頭はやばかった・・・と・・・』

チ・・・チ・・・ガウ・・・オレホド・・・マットウナ・・・ヒトハ・・・イ・・ナ・・イ

「おじちゃん!あの時のおじちゃんに戻って!」


頭が・・・頭がやばすぎる!

目の前が真っ暗になる。

そして脳裏に様々な映像がよぎる。

手術室らしき場所・・・おそらく私ははりつけにされている。

黒服の男と口論する漁業組合の面々たち。

さっきの人妻のほほを俺ががっちり抑えてこう言っている「次に俺を見かけたときは真っ先に逃げるんだ」。

幼女と人妻を背に、黒服の男たちとマグロ包丁を構えて対峙する自分。自分は恐怖でおしっこが止まらない。おそらく自分は生涯、この母子を見るたびにこのことを思いだしてはおしっこをもらすだろう。


頭が・・・かき氷いっぺんに食べたときみたいだぁぁぁぁ!


途端、背後から怒号が!

「動くな!さもなくば発射する!」

制止を振り切り後ろを振り返ってみると、ロケットランチャーを構えた黒服を着た男が三名立っていた。

黒服曰く

「はーっはっは!政府高官の元ボディガードめ!私が日ごろお世話になってる野党議員は、そこの母子の夫の対立候補よ!

だが、選挙をあれしてなにして棄権せよといったが、異常気象対策の政策をどうしてもひっこめないからうまくいい感じにそこの母子を暗殺しようとして刺客を放ったのだ!

だがそれを阻止しようと・・・」

「話なげぇぇぇぇぇぇえぇ!」

俺は殺人鬼としての本能を思い出して、黒服どもをにいきりたってマグロ包丁で切りかかった!

一人目はけさぎりに

二人目もけさぎりに

三人目もけさぎりに

俺やべぇぇぇっぇぇ!気持ちぃぃぃぃ!

殺人やめらんねぇぇぇぇぇぇぇ!



後日の新聞によるとこの事件はこうまとめられている


政府高官の元SP、またもお手柄!

選挙の対立候補を暗殺未遂!?

先日未明、○○党の◇◇議員宅を、対立候補の△△議員が刺客を・・・

たまたま◇◇議員宅に居合わせた、議員の元SPにより迎撃、殺害・・・

この元SPは、以前にもこの議員宅が襲撃されたときに議員宅の母子を護衛した経歴がある・・・

その時に対立候補に捕まり、目撃情報を消すために強い催眠に・・・

その結果自信を殺人鬼と勘違い・・・

すでに自分が何者かの意識もあいまいで・・・

自分を殺人鬼と勘違い・・・

過去に犯罪履歴もないが、自身に前科があるように錯覚・・・

病院で治療を試みてるが、甲斐もなく・・・




俺は殺人鬼ジョン!謎の施設につかまっちまったぜ!

四肢を固定されてもう動けない!趣味の殺人もできない!薬漬けの毎日だ!

白い服着た謎のやつらは、俺が催眠状態とかほんとは殺人鬼じゃないとかよくわかんねーことを言うぜ!


この拘束具が外れたら、次はこいつらを殺してやるぜ!

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