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息をするように、誰かを

作者: 笠原圭子

時間を巻き戻したいと思うことばかり起こしてしまう。

そんな自分が大嫌いで大嫌いで大嫌いで大嫌いで。

話すことをやめよう。と、いつもいつも暗い気持ちが自分を支配する。

言葉は人を傷つけてしまう。

言葉を使うのが怖い。

話すことも、ーーーー書くことも。

傷つけたことがある私も、傷つきやすい私も惨めだ。

「情けない」

でも、生きなくちゃいけない。生まれた限り。死にたくない。いつ死ぬかわからないから。

うぅっと心臓が止まるかも、これを書いている瞬間にも。

どかんと揺れるかも、この温かい空間を守る家も。

だから残したいーーーー言葉を。

なぜ、私は話したいのだろう。なぜ、私は書きたいのだろう。

どちらもとびきり苦手なのに。失敗ばかりの自分が大嫌いで許せないのに。過去に囚われることになるのに結局は、結局は。

上手くなりたいんだ、話すのも、書くことも。

そしたら、そうーーーー上手く生きていけるような気がするから

。上手く生きたいんだ。

トゲだらけじゃなくて、丸い丸い言葉って、どうやって産み出せばいい?

「あの時に戻りたい」

そう思わせたい。そう思いたい。

私の言葉で。

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