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声優・後編

ふ、藤岡です。

声優ってアニメのキャラの声を出してる人だったんですね。

いやぁ〜、放課後に三時間居残って山岸さんに散々説明されましたよ。

山岸さんは説明に疲れて息も絶え絶えです。

「はぁ、はぁ・・・分かった?つまり声優さんは神なのよ‼」

それは分からない。そんな話をしてたっけ?

「それにしてもキャラの口に合わせて声を出して、おまけに演技までしないといけないなんて、凄いんだね声優さん。」

僕がそう言うと、疲れて死んだ魚みたいな目をしていた山岸さんの目が再び活力を取り戻し、キラキラと輝き出しました。

「そんなのよぉ♪それぞれの声優さんがそれぞれのキャラに命を吹き込む様に声を当てていくの♪正に神よね♪」

どうしても山岸さんは声優=神ってことにしたいらしい、それは危ない考えだよ。

僕は諭そうとしたけど、先に山岸さんが語り始めた。

「でもね・・・声優さんだって一人の人間、だから演じているキャラとかのイメージを勝手に当てはめて、この声優さんはこういう人なんだと決めつけるのは良くないわね。更にその自分とのイメージの違いで、その声優さんに幻滅するなんて愚の骨頂。声優さんはあくまでも仕事でキャラを演じているワケだから声優さんとキャラは別で考えないといけないの。分かった?」

前言撤回!!山岸さんはちゃんとした考えをお持ちでした‼

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