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負け組奴隷生産職は『武具生成』チートで成り上がる ~無限に生産できる最強装備なら復讐も簡単です~ 作者:八神鏡
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第七話 逃走の手引き

【武具生成スキル・発動】
『形状:ナイフ(3つ)』
『付与属性:火炎』
『特殊効果1:爆発』
『特殊効果2:放射』
『性能1:魔力効率上昇』
『性能2:攻撃力倍化』
『性能3:物理ダメージ増加』
『性能4:攻撃範囲拡大』
『性能5:耐久力上昇』
『性能6:切れ味上昇』


【武具生成スキル・発動】
『形状:ブレストプレート(4つ)』
『付与属性:なし』
『特殊効果1:属性攻撃無効化』
『特殊効果2:身体能力向上』
『特殊効果3:身体能力上昇』
『特殊効果4:身体能力倍加』
『性能1:防御力上昇』
『性能2:防御力上昇』
『性能3:魔法耐性上昇』
『性能4:耐久力上昇』


【武具生成スキル・発動】
『形状:ブーツ(4つ)』
『付与属性:なし』
『特殊効果1:属性攻撃無効化』
『特殊効果2:身体能力向上』
『特殊効果3:身体能力上昇』
『特殊効果4:疲労軽減』
『性能1:移動速度向上』
『性能2:移動速度上昇』
『性能3:魔法耐性上昇』
『性能4:耐久力上昇』


 とりあえず、最初に作ったような武器を、使いやすいようナイフに変えて三つ生成する。これらは魔王以外の面々に渡した。

 そして、防御用のブレストプレート(胸当て)と移動用のブーツ(靴)を四つ、今度は全員に渡す。

「これはすごい。体が軽いよ」

 魔王は装備を確認して満足そうに頷いていた。

「もっと何か生成しておくか? 魔王、必要そうな武具があるなら言え」

「そうだね……逃走であれば、このくらいで十分だよ。もし勇者パーティーを倒せと言うのなら、もっと強力な装備がほしいところだけどね」

「いや、その必要はない。あいつらとは戦う意味がない」

「そうかい。君がそう言うのなら、勇者パーティーとの戦いは避けよう。今の装備でも逃げるだけなら十二分さ。彼らはもうぼくらを捕まえた気でいるみたいだし、不意を突くのも簡単だろう」

 俺の装備を確認して、逃げられることをより一層確信したようだ。
 魔王は自信満々である。

「一応、俺も姿を消して近くで様子を見ておく。何かあれば手を貸すが、なるべくはお前らだけの力で逃げ切れ……」

 俺には今後の人生がある。
 プロエリウム家に復讐した後、絶対に成り上がって見せると決めているのだ。

 ここで勇者パーティーに顔を見られて裏切者扱いされては困る。
 だから目立つことは極力避けたいのだ。

「ああ、構わないさ。これ以上君の手を煩わせるようなことはしないよ」

 俺の言葉に魔王はニッコリと笑って頷く。
 ともあれ、これでようやく逃げる準備が整ったというわけだ。

「で、今から逃走経路について話す。これだけは絶対に、守れ」

 そして、俺は最も重要なことを魔族たちに伝えた。
 彼女たちが逃げるために……そして俺が復讐するために必要なことである。

「まず、お前らを囲んでいる包囲網について。包囲網の中心には当然お前らがいるが、その一番近くには勇者パーティーがいる。あいつらがお前らを捕まえる実働部隊だ」

「ふむふむ、それなら……勇者パーティーには不意打ちで攻撃を加え、相手が混乱している間に反対側に逃走――というのが、定石かな」

「いや、それはダメだ。この包囲網は、お前ら魔族が勇者パーティーから逃げられるということを前提に敷かれている。だから、勇者パーティーの反対側には有力な貴族たちが揃ってるんだ」

 プロエリウム家よりも大きな、大貴族と言っていい連中が包囲網には配置されている。そこに突っ込むのは得策ではないだろう。

 更に言うなら、勇者パーティーは人間の国の反対側に位置しているわけで……その反対側に逃げるとなれば、人間の国に近づくことになる。

 仮に大貴族たちを振り切ったとしても、勇者パーティーに後ろから追い突かれては意味がない。そうなった時、むしろ追い込まれているのは魔族側となるのだから。

「勇者パーティーを突っ切れ。まっすぐに、走り抜けろ……お前らが逃げるのに一番適した経路は、正面突破だ」

 魔族の背後は固められている。でも、前方は手薄になっていると、俺は判断していた。

 人間側が最も信頼している戦力は勇者パーティーである。だからこそ、その背後は最も魔族が来る可能性が低いと思われているのだ。

 そこが、包囲網の穴だろう。

「勇者パーティーさえ振り切れば、その後ろにはあまり強くない貴族がいる。そいつらを撃退するのは簡単だろう……包囲網を突破すれば、あとは簡単だ。人間の国からひたすら離れろ。そうすればお前らの捜索は困難になる」

「なるほど。根拠もあって素晴らしい案だ。君の言う通りにしよう」

 俺の言葉に魔王はあっさりと頷く。
 どうやらこいつは俺のことを信用しているようだ。魔族に信用されたところで嬉しくはないが、動かしやすいのは悪いことではないだろう。

「よし、いける。ぼくたちは、逃げられる……ありがとう、助かったよ」

「感謝は要らない。俺は、俺のためにお前らを逃がしたいだけだからな」

 そう。本当はこいつらの命なんてどうでもいい。
 俺の目的はプロエリウム家への復讐だ。

 どうにか、上手く誘導できたようである。
 今回の包囲網、勇者パーティーの背後には新参の貴族が配置されていた。

 それこそが、プロエリウム家なのである。
 魔族に突っ切れと言った方角でもあった。

 これで、もし魔族が逃げられたら……プロエリウム家の大きな失態となるだろう。

 王は魔王に固執しているようだし、逃がせば俺の期待以上にプロエリウム家は反感を買うかもしれない。

 そう考えると、心が躍った。
 さて、魔族の逃走開始である――
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