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第10話 定期連絡 マニラ・ガレオン
フィリピンのマニラとメキシコのアカプルコをガレオン船で結ぶ定期連絡船の航路の呼び名。別名アカプルコ・ガレオン。16世紀から18世紀まで続きました。主に東南アジアの香辛料、陶磁器、象牙などを運び、莫大な富をヨーロッパにもたらしました。
その航路は横に長い楕円形で、太平洋の貿易風が輪を描き、メキシコの太平洋岸の海流『ボルタ・ド・マール』と繋がっていることを利用した航路でした。
伊達政宗のサン・ファン・バウティスタ号もこの海流に乗ってメキシコまで航海したと考えられています。




