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【次回予告】
異世界から強制送還されたが、異界の姫シェーラを救うために懸命にダイエットを続ける晴彦。だが、そんな彼に立ちはだかる様々な困難に思うように減量計画は進まない。そんな中で彼は初心に立ち返ることにした。
次回
『異世界召還されたが強制送還された俺は仕方なく痩せることにした。』
第10話
『痩せない豚はただの豚だ』
異世界に見放された豚の戦いが幕を開ける!
〈NEW!!〉【きょうのステータス確認と今後の展望】
藤堂晴彦
肥満体質【103/58】
年齢:32
Lv.35
種族:人間(?)
職業:ドッグブリーダー
恐怖の豚王
恐怖を知る豚
優しさを知る豚
異界の姫の豚騎士
称号:電撃豚王
公園の怪人『豚男』
強制送還者
体力: 341/341
魔力:4994/4994
筋力: 272
耐久: 246
器用: 217
敏捷: 273
智慧: 118
精神: 258
魔法耐性: 258
ユニークスキル
〈ステータス確認〉
〈瞬眠〉
〈鑑定〉Lv.∞
〈アイテムボックス〉Lv.0
スキル
名状しがたい罵声
金切声
全魔法の才能
運動神経の欠落【58070/65000】
人に嫌われる才能【119020/120000】
〈アダルトサイト探知〉Lv.10
【無詠唱】
【精霊王の加護】
【努力家】
【魔力集中】
【魔力限界突破】
【限界突破】
【インフィニティ魔法作成】
【電撃吸収】
【神速】
【二回行動】
【思考加速】
【地形効果無視】
【オーバードライブ】
【クロックアップ】
【孤狼流剣術:初級】
【物理吸収】
【暴飲暴食】
【倍返し】
【魔剣召喚】
【帝王の晩餐】
【美食家】
【味覚分析】
【オーバーリアクション】
【魔力感知】
【ルーン魔術作成】
【グングニル召喚】
【空間魔力制御】
【快適空間作成】
【千手観音】
【高速飛行※】
‹インフィニティ魔法›
魔法障壁:絶
Dボム作成
回復薬【最上質】作成
司馬「司馬ちゃんでーす」
クリス「クリス君でーす」
司馬&クリス「二人合わせてシマクリでーす」
司馬「…自分で言っててなんだか馬鹿みたいだな。今回から本編が始まるまでの繋ぎでこのコーナーをまかされることになったが、まさかこいつとやることにあるとはな」
クリス「あれあれ、なんだか機嫌が悪そうだね、司馬ちゃん」
司馬「こないだの支払い金額を見せたんだから察しろよ。飲食で86万の支払いってあり得ないだろ、車買うんじゃねえんだぞ、バカ野郎!!」
クリス「耳元で大きな声で怒鳴らないでよ。大丈夫だって、司馬ちゃんが晴彦君と出会った頃に手数料で持ち去ったエリクサーを売り払えば軽々と支払える額なのは知ってるんだから。詳しくは第四話-8を見たまえ」
司馬「お前…。どこでその情報を」
クリス「僕の情報網を甘く見ないことだ。確か資産価値にして1000万くらいになるんだったかな、地球の相場だと」
司馬「ち…分かったよ。でも晴彦には言うんじゃねえぞ。あいつは自分がどれだけとてつもないものを内包しているのか気づいてないからな」
クリス「他でもない司馬ちゃんの頼みだ。ハンバーガー100個で手を打とう。まあ、金銭感覚が壊れてしまった晴彦君を見るのも面白そうだが」
(司馬、黙って冷たい目でクリスを見る)
クリス「分かった分かった。晴彦君には内緒にしておくよ。しかしそろそろ晴彦君のステータス紹介をしなくていいのかい」
司馬「そうだな。ちょっと眺めてみるか」
(司馬、クリス、暫く巨大なモニターに映し出された晴彦のステータスを眺める)
司馬&クリス「自重できていない化け物だっ!!」
司馬「物理攻撃と電気吸収持ってる時点で討伐対象だろ。あいつ、しかも魔王になる可能性をまだ捨ててないじゃねえか。何だと、大気圏突入までしやがったのか!どこまで行く気だ、あの野郎…」
クリス「あははははっ、晴彦君も僕と同等、いや、それ以上に自重していない奴だよ。これあかん奴ですよ、ははは、お腹がよじれる―っ」
(司馬、クリス共に暫く解説不能な状況になった後でスタッフからそろそろ終わるように指示を受ける)
司馬「…はあ…まあ、そんなわけだ。能力は鍛えていたものの全く体重が減っていない晴彦がようやくバトル展開から目を覚ましてダイエットを頑張る話が始まるぜ」
クリス「期待しててね!」