あらすじー
この世界には幾多の生物がいる
主な生き物としてあげられるのは純白の翼と真っ白な肌を持つ天使と呼ばれる種族。同類の突然変異としてエルフなどの存在も挙げられている。ちなみにエルフの肌は何色にもなり得る。翼は少し白みがかった半透明。天使のように羽根はついていない。
真黒な翼に黒か白かの極端な肌色をした悪魔と呼ばれる生物。翼は羽根があったりなかったり、様々だ。天使との違いは翼と肌と魔法だけだったりする。
白、黒、黄色と、様々な肌色をしているが、それ以外は特にこれといった特徴もないのが人間。良く言えばオールマイティに何でもできる。悪く言えば平均的でつまらない。
獣人は肉食系獣人、草食系獣人は分類訳はされているけれど大体獣人と一括にまとめられる。大体は頭に角があったり、さらにはケモ耳や尻尾、異常に背が高い、見た目はそうでもないのに体重が死ぬほど重いなど、モチーフとなっているとなっている動物の特徴を存分に備えている。好きな食べ物とてそれは違わない。
他には妖怪属、妖精属がいるが、これはどちらかと言うと使い魔として関わられる。妖精は上位、中位、下位と分かれており、上に行くほど知性と力が上がり、使い主を見る目が高くなってゆく。体が小さく、エルフの亜種ではないかとも言われているほどに姿がそっくりだ。但し、翼の色は完璧な透明である。妖怪属はまぁ、割と何でもありである。但し、人型になれる妖怪以外は体術以外は全くできない。人型になれれば人間と同等、もしくはそれ以下とはいえ少しくらいなら使える。
得意魔法としては天使は光が得意で闇は一切使えない。
悪魔は闇が得意で光は一切使えない。
人間はオールマイティ。苦手なものもないが、得意なものもない。
獣人は基本的に身体能力アップの魔法しか使うことができない。しかし、彼らの身体能力は戦闘系妖怪に勝るとも劣らない。それだけで十分なのだ。
妖精は戦闘能力はもう0に近いというか0なのだが、魔法に関しては他の追随を許さないほどに最強。
妖怪属は前述した通り、人型に慣れる妖怪だけがほんの少しだけ使うことができるだけだ。戦闘系妖怪以外の妖怪はそれぞれが元々持ち合わせていた能力で戦闘するしかないのだ。サトリならば一手、二手先の行動を読む、座敷童ならば赤い服を着て不幸を呼び寄せる、など元々の力でしか戦えない。故に、支援系妖怪は使い魔としてはマイナーであった。
こんな何でもありきな世界を、この話の主人公はマイペースに生きていた。
「ま、何とかなるさ」精神で生きていた。