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「暗い夢」サイトシリーズ① 「CM」 - 21

最初に、この作品はフィクションです。

創作です。(国家組織のネタも入れて)

実在する個人・企業・団体とは一切関係ありません。

読者の皆さんは影響を受けて犯罪行為などに走ることなく、

正義と平和を愛する一国民として行動してください。

アイテムもサイトも存在していません。

あるラブホテルの一室。

ドアをノックする音がした。


「んー!?うるせーなー・・・・」


男が適当に服を着始める。

枕の下にピルケースを隠した。


再びドアをノックする音がした。


「聞こえてるっつーの!おい、お前も何か着とけよ!」


男はベッドの中に居る女に声をかけた。

女ももそもそと動き、下着をつけずに裸の上から服を着ていく。

下着はベッドの中に放り込んだ。


男が服を着ながらドアスコープまで歩いていき、覗き込む。

黒服の男二人が部屋の前にいた。


男が女に確認する。


「なぁ、開けてもいい?」

「ん・・・。いいよ・・・。」


男がドアを開けて二人に応対する。


「あぁ、警察の方ですか?」

「すいませんが、このあたりに指名手配犯が潜伏しているという情報がありましてね。ちょっと中見させてもらいますよ?

 奥にいる彼女さん?ちょっと部屋の中見させてもらいますよ。いいですね?」

「あ、はーい。」


黒服の捜査員二人がベッドの下、浴室、トイレを探っていく。

最後にベランダも確認し、男女にお礼を言った後捜査員たちは出ていった。


男がベッドに戻る。


「さて、まだ収録まで時間あるし、もう一発やっていくか。お前も服脱げよ。」

「あの、ね・・・・・井出さん・・・・私、もうこういう関係持つの、嫌なの・・・やめたい・・・・」

「そうなのか?お前散々やってきたじゃん。さっきもベッドの上であんなによがって声出して。」

「私ね・・・彼氏ができたの・・・・・」

「ん?どうせしょっぱいパンピー (一般人)だろ?俺と付き合ってた方がスクープにもなるし、名前も売れっぜ?」

「ごめんなさい・・・」

「最近ブレイクし始めたばっかじゃん。うちのプロダクションの社長とも何発かやってんだろ?いいのかよ。」

「社長とも、もうこんなことやらない。」

「ちょっと売れりゃ、天狗かよ。この業界、そんなことじゃすぐほされるぜ。俺がPR活動に協力しても、ランキングTOP10に入れねーぐれーだからなぁ。お前、アイドルのオーラ全然ねぇわ。」

「ごめんなさい・・・」

「この業界じゃアイドルが枕営業することなんてザラだぜ。俺もデビューのときに女社長のとこに枕営業にいったし。ん?あの指輪ってそういう意味?あんな安モン贈るやつがいいのかよ。ふーん。ま、いいか。俺、他にも女いるし。お前人を見る目ねーなぁ。じゃあ、最後にアレをキメてから一発やって別れようぜ。」

「うん・・・ごめんね・・・・・」


そういって、男が枕の下に隠しておいたピルケースを出し、錠剤を一つ飲み、一つを女に渡した。

女も錠剤を飲む。


(私だって、こんなことするの仕事を取るためでしかないもん。ごめんね、佐多君。これが最後だから。)


女は罪悪感を押し殺し、錠剤がもたらす快楽に身を委ねて寝そべる男の上に跨った。


・・・・・


その日の夜、武蔵はネットニュースを見て嗚咽が止まらなかった。


「うそだろ・・・・。きさら・・・・・・嘘だって言ってくれよ・・・・・」


ネットニュースには、ひぐらしきさらと人気ロックバンド「4EYES」のギタリスト、井出俊介がラブホテルから出てきたところを

フラッシュした画像がスクープとして公開されていた。


(なんでだ?なんでこうなった?俺?俺が悪いのか?)


身体に力が入らない。

震える身体。

裏切られていた、そしてそのことを一切自分に話したりしないきさらを完全に信用してしまっていたことが一番ショックだった。

あの娘となら、幸せになれると信じていた自分が、本当に馬鹿に思えて仕方ない。

悔し涙がとめどなく溢れる。

これからも続くはずだった幸せは、脆くも崩れ去った。

何もやる気が出ない。


このニュースを見る前は、いつものようにきさらとメールをやりとりした。

次のデートではどこへいこうとか、最近仕事が順調とか、最後に「おやすみ。(^3^)Chu!」とかわいい顔文字のついた一文が来て、それを見てほっこりしたというのに。そんなことをやりとりした直後だったのに。


(俺の付き合っている相手はひぐらしきさらじゃなくて、廣田亜里沙という全くの別人なんじゃ・・・)


だが、画像のきさらが右手につけていた指輪は、間違いなく自分が廣田亜里沙にプレゼントした、それだった。

きさらの裏切りへの怒りよりも、自分の惨めさに涙が止まらない。

やがて一つの結論に至る。


(俺がきさらを再教育しなきゃ。悪い子にはお仕置きが必要だ。きさらをこの部屋で再教育しなきゃ。明日はきさらの仕事がオフの日だ。両親とも夜遅くまで帰ってこない。時間はたっぷりある。わからせないと・・・・俺のきさらに・・・・・)


次は

「暗い夢」サイトシリーズ① 「CM」 - 22

になります。


連休中なので、この後の続きも続々あげていきます。


文章力などまだまだ勉強が必要ですが、

よろしければ応援よろしくお願いいたします。

基本、土日で更新。

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