アメリカの片田舎、車の免許も無いティーンエイジャーが火星に移住が決まり一生一度の告白!
いきなり結婚を前提に火星に行こう
告白をしなければならない!
それも一生添い遂げる覚悟でだ。
告白の事を相談する最初の相手の父は高齢であるが、若い頃から女の子にモテていて話にならない。
だが、母への一途さは、家族円満の元で幼い妹の世話は、母より見てる。
父曰く、相手を良く観察する事と、女の子と話し慣れる事だとの事。
女の子と話すのは、隣りの桐ちゃんと良く話しをして慣れたつもりでもただの告白ではなく、火星への家族移住が伴う。科学者と言うか、エコロジストとして招聘された父親に従い家族とそのパートナーの家族のチケットを、偉い人から渡された。
夏休み始まったばかりに言われた。
宇宙に出るのが、ようやく身近になり始めたが、木を育て、動物を育てる事が日課。
ようやく海の釣りを今年は覚えると言う目標を胸に学校から帰宅したら、
『火星への移住が、決定だから、好きな女の子に結婚の約束を告白してこい!
あー、その女の子の家族の面倒は、見れるから、家族の話は、俺に任せろ!』
と父が作業着にタブレット片手に声掛けられた。
火星行きの話は、ロケットの打ち上げに着いて行った時に英語でチラホラ話し出ていた。
木と動物の世話と少しばかり化学の知識がある高齢にかかりつつある父とその家族が、対象になるとは思ってもみなかった。
母は、若いが、元はカナダの農場出の一時モデルをしてたが、都会の暮らしやパパラッチが嫌で、父の渾身のプロポーズと農場の全てを差し出すと言う言葉で、今はタンガリーシャツとジーンズが似合うワイルドな女性として、一年に一回ぐらいファッション誌に出ている。
近所の女の子の憧れであり、シナモンパイの名人だ。最近は、父のコレクションのマッスルカーで、レース参戦しだして、また人の目にとまり始めた。
運転は、トラクターからお手のものであるが、スピードを出すのは、最近まで怖かったとの事である。
だが、農場でバイクやバギーで育った幼少期を思い出し、父がこれでもかとばかりに頑丈に組んだロールゲージに身を委ね、前の車を追い抜く事を月に一回の楽しみにしている。
クラッシックロックの流れるキッチンで、鳥の唐揚げを準備している母に、告白について聞いてみる。
『告白?あー火星行きで、パートナー探すから?うーん相手の目星はあるの?』
Confession? Ah, I'm going to Mars, because I'm looking for a partner? Hmm, do you have the other party's eye?
そんなのあるわけない!
車の免許取る前に、
一生のパートナー見つける事が先だと思わなかった!
もういいと自分のエンデューローバイクに乗り家を出る。
敷地と自然の境が曖昧な家を出て、林檎畑を抜ける道に出る。
緩い空気も誕生日プレゼントにもらったバイクは、少し冷ややかな風を起こす。
乾いた土ぼこりをゴーグルで弾き街道に出る。
誕生日にもらったバイクは、気分晴らしにうってつけだ。
緩い下り坂に差し掛かるとエンジンを切る。
小さいながら馬の牧場があるのだ。
桐ちゃんは多分今も居るだろう。
馬房は牧場に比べると少し規模は小さい。
だが、ダービー馬や現役引退馬など知る人ぞ知る隠れた名牧場である。
隣りの牧場という事で、男なら馬に乗れないとナイトになれん!
訳のわからない両親の勧めから、物心つく頃から馬と桐子ちゃんと仲良くなった。
桐ちゃんは、俺と違い混じりっけ無しの黒髪で、小さな時はおかっぱ頭にしてたが、最近は少し髪を伸ばし、ポニーテールにしている。
今は学校は違うが、エレメンタリースクールでは、一緒のスクールバスで通っていた。
以前学校では、滅多に笑わないが、馬の前では、終始笑顔の娘だ。
ゆっくりバイクを止め、馬房に静かに近づく
ほら桐ちゃんの声だ。
『スターウインド!ご飯食べたでしょ!
そんな、床叩いても駄目だから!
うーんそれとも交換した蹄鉄が合わないのかな?
マイクさんに聞いてみようかなあ?』
Star Wind! You ate, didn't you? Because you can't hit the floor! Hmm, or does the replaced horseshoes not fit? Shall I ask Mike?




