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プロローグ ①

口は災いの元である。

そう僕に教えてくれたのは母だったか。それとも今年から単身赴任で大阪にいる父だったか。

どちらにせよ、数多ある思い出が徐々に色をも褪せて沈澱し、既に厚く厚く層をなしている記憶という泉の中で、突如としてこの言葉だけがふっと浮上してきたのは、あの苦い経験を経たためなのだろう。

誰のために、何のために、その身を奮い立たせ、拳を突き上げたのか。今となっては振り返ることに意味すら見出だせない。


今、僕は、誰にも見つからない深海の窟で静かに眠る。

決して誰も起こしてくれるな。


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