お出かけ
評価2ptとブックマーク一件に感謝を込めて投稿致します
「マイ、ロードとの……お出かけ!」
自分の部屋で珍しく嬉しそうにぴょんぴょん跳ねて喜ぶ少女
「ですが、しっかり約束を守らないといけませんマイ、ロードではなくトレセさん……とお呼びしないとあと忠誠の儀もしないこと……くっ……くう……」
ようするに普通に接してくれというだけなのだが少女は愛しのマイ、ロードに対して普通に接っするのは出来なくはないが少し違和感があるというところか
「この服装は気に入ってますが機能性はイマイチですね」
彼女の服装はいつものメイド服ではなく黒を基調とした特に装飾などはない一般的な洋服である
嫌いではないが好きでもないというところか
「こっちの方が好みでしたが……何故か物凄く惹かれます」
と言ってトレセ青年に女の子にそれはなあと言われた職人の作業服を軽く手にとるがまあいいでしょうと丁寧に畳んでしまい部屋をでてトレセ青年と玄関で合流する
「似合っているよ」
「ありがとうございますマイ……うん、ううんトレセさん」
玄関を出る前であるが既に怪しいが2人の格好は特徴が無い無難な洋服ではある
「君は僕の」
「こ……恋人です」
他人に関係性を聞かれた時の返しの確認だけではあるが少女は身体の様々な物が昂ってしまっている
少女からしたら愛しのマイ、ロードと……
話が長くなるので省くが冷静ではいられていない
そんなこんなで街への道をあるいている2人ではあるが木々は健やかな緑色で茂り心地良い風が2人の間を抜けてゆく
「なんと穏やかな時間なのでしょうか……」
「そうだね、このあたりは平和そのものだよ魔王軍とそのモンスターや盗賊なんかも居ないし」
穏やかな時の流れを感じながら他愛のない会話をしながら歩みつづけていると
「着いたよ、ここがミークロジャム」
「ミークロジャム……活気がありますね」
消して大きくは無いが人々は活気に溢れている街が広がる
「トレセ君だね、そちらは」
「と……トレセさんの、こ、恋人のユキです」
「すみません、ミリシャムさん彼女は人見知りで」
やるなあトレセ君こんな可愛い恋人なんてなどと軽く雑談しながらも手続きをするミリシャム門番
「トレセ君の恋人さん、ミークロジャムを楽しむんだよ」
「は…はい!」
「困った事があったら警備隊にすぐ頼ること、いいね」
「重ね重ねありがとうございます」
少女は丁寧な礼をミリシャム門番に返しトレセ青年に続き街に入っていった
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