掃除
本日もなんとか描き上がりました
お目汚しですがご確認ください
「さあ、ピカピカに磨きあげますよ」
少女は愛しのマイ、ロードに街に野菜を卸す間に家の掃除を頼まれていた
本当は連れて行って欲しかったがマイ、ロードの頼みなので全力で遂行しようと意気込んでいた
「いつもありがとうございます」
マイ、ロードことトレセ青年は順調に商売をしていた、トレセ青年の野菜は品質がよくかなり人気になっていた
「連れてきてもいいんだけど、外でもマイ、ロードはなあ」
取り引きが終わり、ふとこぼす、謎の高すぎる忠誠度からのマイ、ロード呼びや跪いての忠義を外で見られたら面倒になりそうなのでどうしたものかと思案する
「マイ、ロードのお野菜はとても美味しいですから、きっと大人気でしょうね
マイ、ロードの魔法で育てた野菜は本当にすくすく育っていて美味しいですからね」
掃除をしながらマイ、ロードに思いをはせる少女
トレセ青年はかなりの魔法の使い手であり野菜を育てる以外にも様々な有用な魔法を納めている
本人は荒事は嫌いなようだがいざとなればそれなりに自衛力はありそうだ
魔法を抜きにしても日頃の畑仕事や両親の教育の一貫などで身体もしっかり作られているのである
「ヨシ!我ながら完璧ですね!」
少女が掃除を終えると家の中は新居のように至る所が非の打ち所なく清掃の手が入っていた
「マイ、ロードにお褒め頂けると良いのですが、後は帰ってくる前に、夕飯の支度をしないと」
自分の仕事の出来栄えにひとしきり胸を張ったあとは淀みない手つきで夕飯の準備に取り掛かる
「え……なにこれ……えぇ……」
トレセ青年は帰宅しまずは入る前に驚く事になる
いつもの家なのに光り輝いてみえた
「おかえりなさいませ、マイ、ロードさあ中へ
お気に召しましたでしょうか?」
いつものように跪いて迎える少女
「ア、ウン、スバラシイヨ」
中も外と同じように光り輝いてみえる
この綺麗さにトレセ青年は驚き過ぎてカタコトになってしまったいた
「さあ、お疲れでしょうから夕飯にいたしましょうマイ、ロード」
夕飯も特別な素材など使っていないのにやはり絶品であった
トレセ青年はこの少女に絶対に給料を出そうと誓ったのである
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